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「一生使える保湿アイテムと出会う」~3STEP保湿法で外壁をつくる~

スキンケアの改善で従来の方法に違和感を覚えるとは?

 

スキンケア設計② 外壁を作る「3ステップ保湿法」

「ベビーオイル洗顔」を始めたばかりの方は、ベビーオイル洗顔後は、今使っているスキンケアをそのまま使っていただいて大丈夫です。しかし、ベビーオイル洗顔を継続していくうちに、今まで使っていたスキンケアが少し重たく感じてくるケースがあります。

これは、肌の状態が改善し、自分自身で潤いを生み出せるサイクルに入ってきたサインです。この状態になってきたら、現在のスキンケアを見直していただければと思います。スキンケアの中で最も難しいのは洗顔であると言いましたが、2番目に難しく、とても奥が深いのが「保湿」のスキンケアです。

洗顔が家を建てるときの土台に当たるなら、保湿のスキンケアは家の外壁を作る作業に似ています。スキンケア設計をする上で、この順番を守ることはとても大切です。土台である肌にとって適切な洗浄がしっかりと定まっていないと、適切な保湿ケアを施すのが難しくなってしまいます。

 

ベビーオイル洗顔を始めて少し時間が経ってきて、現在のスキンケアに物足りなさを感じてきたタイミングで、今度は保湿のケアを見直していきましょう。

 

 

ステップ保湿法で自分に足りない保湿成分を見つける

なぜ洗顔の次に保湿が大切なのか?スキンケアでは保湿が大切ということはなんとなくわかっていても、それがなぜなのか実はわからないという方も多いのではないでしょうか。そもそもなぜ肌が乾燥していると良くないのか、学んでいきましょう。肌表面の水分量が低い状態で、一般的な乾燥状態です。

ひどい場合には、肌表面が粉を吹いたような見た目になり、いわゆる「皮むけ」を起こします。肌の水分量が減ると、角層細胞同士を結び付けているタンパク質を分解する酵素の働きが低下することがわかっています。角層細胞は、通常であれば、肌を守る役目を終えた後は、目に見えない大きさまで分解されてから自然に剥がれて落ちていきます。

しかし、肌が乾燥していると酵素の働きが落ちてしまうため、角層細胞が分解されずに塊として脱落してしまう=「皮むけ状態」として目に移るようになるのです。また、乾燥した肌では、肌が生み出す潤い成分NMFのもとになる「フィラグリン」が作られる量も低下することが、培養細胞の実験で分かっています。

「フィラグリン」は、乾燥の構築にも重要な役割を果たすタンパク質の一種なので、乾燥状態がさらなる乾燥状態を呼ぶ悪循環が起こってしまいます。このように乾燥肌を放置しておくと、さらに肌荒れしやすい状態を作ってしまうため、保湿剤によるスキンケアが大切になるのです。

 

3ステップ保湿法とは?

ベビーオイル洗顔と合わせておすすめしているもうひとつの美容法が「3ステップ保湿法」です。私たちの肌が自然に生み出す3つの潤い成分が、「角層細胞間脂質(セラミド類)」「NMF(アミノ酸類)」「皮脂」です。乾燥肌と一口に言っても、この3つの潤い成分の中でどれが不足しがちかについては個人差があると考えています。

3ステップ保湿法は、通常は一緒くたになってしまっている保湿剤に配合されている保湿成分を、あえて要素に分解してスキンケアに取り入れていくことで、自分の肌に不足しがちな保湿成分を知る新しい発想のスキンケア法です。

 

自分に合った保湿剤を見つけるために、「セラミド」、「アミノ酸」、「オイル(油分)」が主体成分として配合された保湿剤をこの順番で足しながら、肌の状態を観察し、自分の肌にしっくりくる保湿材を探すヒントにしていきます。

 

 

3ステップ保湿法のやり方

スキンケア初心者の方は、まず「セラミド」がメインの保湿成分をとして配合された保湿剤を使ってみてください。それでも乾燥肌や肌の不調があるようでしたら、「アミノ酸」系の保湿成分が配合された保湿剤を試してみてください。これでも乾くようでしたら、「オイル(油分)」が配合された保湿剤を試してみましょう。

 

 

セラミド+アミノ酸

セラミド+オイル

アミノ酸+オイル

 

 

3つの成分をまずはそれぞれ1種類ずつ試してから、このように組み合わせを変えて肌の様子を観察してください。自分の肌に不足しがちな保湿成分がだんだん分かってきたら、今度は自分の肌に不足している保湿成分が効率的に配合されたスキンケア用品を探してみましょう。

 

<例>
◇アミノ酸+オイルで調子が良い

 ☞保湿成分としてアミノ酸がフォーカスされている乳液やクリームを購入する。
◇セラミド+オイルで調子が良い

 ☞KOSE「セラミエイド」のようにセラミドが配合されたワセリンを購入する。
◇オイルを足すと調子が悪くなる

 ☞セラミドやアミノ酸が配合された化粧水や、オイルの配合量が少ない水溶性のジェル状保湿剤を購入する。

 

自分の肌にあった保湿材を探すための手がかりを得ることが3ステップ保湿法の目的です。しっくりくる保湿剤を1つ見つけておくと、肌とトラブルが起こった際にもリカバリーしやすくなります特にスキンケア初心者の方は、まず3ステップ保湿法で自分の肌に合った保湿剤を見つけることをスキンケアの最初の目標にしてみてください。

 

次回、「3ステップ保湿法で美肌を手に入れる」~自分の肌に合う保湿法をみつけるには?~

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