「仕上がりを美しくするポイントメイク」~チーク、ハイライト、アイラインの入れ方~
目次
目が大きくなるアイラインの入れ方
残念顔にならない正しいチークの使い方
赤リップが流行ったり、細めから太いナチュラル前にシフトしたりと、シーズン中に目まぐるしく変わるメイクが流行ですが、チークにおいてもそれは同じです。頬の中央に丸く頬に寄せる「まんまるチーク」や鼻の上までチークを入れる「日焼け肌メイク」など、その年ごとの流行のつけ方があります。
こういったトレンドはもちろん意識してるところですが、チークにも似合う似合わないに個人差があるのは、、眉やアイメイクと同じで、顔型によって 入れると効果的な形と位置があり、それを無視して流行を取り入れても、しっくりこないばかりか、顔が大きく見えてしまうなどの残念な結果を生むこともあります。
そのため、自分に似合う基本の形を抑えた上で、流行の要素をプラスしていくのがおすすめです。顔型を大きく丸顔と面長に分けて、それぞれにあったチークの入れ方を説明します。ふんわりとした丸顔型なら、ツヤのある質感のチークカラーをやや縦長に入れるのがコツです。
黒目の下あたりから耳上に向けて色をのせるとスッキリした印象になります。スッキリした面長の方は明るめの色を選び、頬の高い位置に横長にふんわりぼかすように入れましょう。細面の人は大人びた印象を持たれがちですが、頬に視線が集まることで顔の長さが強調されなくなり、可愛らしさも演出できます。
また、ここ数年リップにも使えるクリームチークが人気ですが、パウダーチークとはつけるタイミングが違います。クリームチークは粉ものの後につけるとヨレてしまうので、リキッドファンデーションを使っている方であればその後に、パウダーファンデーションを愛用されている方であればファンデーションの前につけるようにしましょう。
少量を指に取ってポイントを決めて塗ると、広がりすぎず、濃すぎず、ナチュラルな仕上がりになります。
テクニックのいるハイライトを1秒でキレイに入れるには
さっとつけるだけでツヤを出してくれたり、メイクの仕上がりを立体的に見せてくれたり。上手に使えば強い味方になるハイライトですが、その分ほんの少しの差で失敗メイクとも紙一重なので、使い方には注意が必要です。ここでは、短時間で効果的にハイライトを使う方法をお伝えします。
額と鼻筋に「Tの字」を描くようにハイライトを入れるというのが、顔に立体感を出すためのハイライトの基本の使い方です。これは多くの方がご存じだと思いますが、よくやりがちな失敗は、量をつけすぎてTゾーンにTの字がはっきり見えてしまうようなメイクをすることです。
時間をかけて丁寧にメイクをしても、これでは全てが台無しになります。失敗を防ぐためには、つける粉の量が肝心です。ブラシに取ったハイライトを肌にのせる前に、手の甲で余分な粉を落とすのがコツです。ハイライトにあまり慣れていないようなら、付属の小さいブラシではなく、フェイスブラシを自分で用意して使うのも手です。
フェイスブラシはドラッグストアなどで簡単に手に入り、毛先が斜めに整えられているような使いやすいものまであります。こういったブラスに変えさえすれば、一度に広い面積をさっとカバーできるので、たったひとはけで肌から浮かないナチュラルな仕上がりになります。
ただ、鼻筋を際立たせようとブラシを鼻先まで下ろすのは絶対にやめましょう。鼻先までハイライトを入れると、鼻の頭がテカっているように見えるだけで、欲しいメリハリ効果は生まれません。鼻の真ん中あたりでブラシを止めるのがハイライトのベストな使い方です。
もう1つ、よく失敗しがちなのが、パール感の強いパウダーを目の下に乗せることです。パールが目尻の小じわに落ちると、逆にしわが目立ってしまいます。目の下の部分にはパール控えめのパステルカラーのパウダーを乗せましょう。
アイラインこの使い方でもっと目が大きくなる
目力アップに欠かせないアイライナーは、目元だけではなく顔全体の印象まで変えてしまう、メイクの基本とも言えるアイテムです。そんな重要なアイラインですが、上まぶたの際に沿って一本線を引くだけの残念メイクをしてる方もよく見かけます。特に奥二重の方は注意が必要です。
目をはっきり見せようと太目のラインを目の上に引くことで、二重を塗りつぶすような形になり、奥二重が一重のように見えてしまいます。目元強調のためのアイラインで、逆に目が小さく見えてしまうのです。アイラインの目的は、目の輪郭をはっきりさせたり、目の形を変えて見せたりして、 目元に魅力を与えることです。
目の輪郭をはっきりさせる場合には、まつげとまつげの間の隙間を埋めていくことがポイントです。まつ毛の隙間の細かい部分をキレイに埋められるのはペンシルタイプで、特に技術が進歩し繰り出し式になったジェルタイプは、芯がとろけるようになじむので、まつ毛をなぞるように書くだけでキレイにまつ毛とまつ毛の隙間を埋めることができます。
根元をしっかり黒で埋めると、もともとのまつ毛がびっしり生えているような仕上がりになります。ペンシルでまつげの隙間を埋めたら、次はリキッドタイプを使いましょう。まつ毛の根元の際ギリギリにラインを描きます。くっきり見せたい人は黒を、優しい印象にしたければ茶色を選ぶと良いでしょう。
仕上げにラインの上側を綿棒でなぞりなじませると、より自然な仕上がりになるでしょう。こうしてまつ毛の間とまつ毛の際の両方にラインを描くと、目元とラインが一体化して、生まれつきまつ毛が多い人のように自然に印象的な目元に仕上がります。
また、正面から目を見たときに、黒目とまつ毛の間に目の粘膜の白い部分が見えてしまう方は、そこにペンシルでラインを一本プラスするのもおすすめです。ただ、粘膜へのラインはドライアイや目の病気を引き起こす恐れもあるので、注意して行うようにしましょう。
ポイントメイクの「コツ」を伝授!
<顔型別 似合うチークの入れ方>
◇丸顔に近い人は、ツヤのあるチークをやや縦長に入れると顔がスッキリ。
◇面長の人は、頬の高い位置に明るめの色を横長にふんわりぼかすように。
<ハイライトの正しい入れ方>
◇目尻の上から下に向かってこめかみを通り、頬骨にかけてCを描くように入れます。パールが少ないものを使って。
◇眉尻の下辺りと上まぶたの中心に白浮きしないよう透明感がありパール入りのものを。
◇鼻先まで入れず、鼻筋の真ん中辺りまでに。
◇あごの真ん中へ。面長の人は入れないようにして。
◇目の下に逆三角形を描くように、丸側の人は少し縦長に、面長は反対に横長を意識して入れる。
<まつ毛描き足しアイラインの引き方>
①繰り出しジェルタイプのペンシルライナーを使用し、目尻から目頭に向かって、まつ毛の間を埋めるようにラインを引く。まぶたの中央までラインを引いたら、次は中央から目頭まで同様にラインを引く。鏡を下の方に置き、ペンシルを小刻みに動かしながら進めるとキレイな仕上がりになります。
②リキッドタイプのライナーで、まつ毛の生え際に沿い、まつ毛の上側からラインを引きます。まぶたの中央から目尻にかけてラインを引き、まぶたの中央から目頭に向けてラインを引きます。際に札先を当ててゆっくり引いていくのがコツです。
③最後にラインを自然になじませるため、引いたラインの上から綿棒でラインをなぞってください。くっきり感を抑え、ナチュラルで印象的な目元になります。より自然な目元を演出したければ、ペンシルラインで終了してもOKです。その場合、最後に綿棒で目頭から目尻にかけてラインを綺麗になじませてあげましょう。
次回、「ナチュラルメイクを実現するアイメイクのポイント3つ」~やってはいけないアイシャドウ~
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