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「肌に合わない化粧品の見極め方」~安全・安心といわれる有効成分とは~

化粧品による肌荒れ防止とおすすめ有効成分を紹介

スキンケアの常識 

 

 

肌に合わないを見極める方法とは

◆要チェック:これって好転反応だよね女子

・白い小さなポツポツができた。

・スキンケアをコロコロ変える。

・言うことも主義もコロコロ変える。

 

化粧品チェンジによる肌荒れをなんでも好転反応で済ませるな!

 「痒いと思ったら即アウト!すぐに使用をやめよう。」

①コスメが原因の肌荒れは一過性の場合とそうじゃない場合がある。

 初めて使う化粧品でニキビなどができると「肌に合わないのかも。」と心配ですね。一方で、誰が言ったか好転反応なんて言葉もあり、最初は状態が悪化するけれど、乗り越えると肌がどんどんキレイになっていくという説もあります。化粧品で肌が荒れるのは一時的なケースもありますが、肌に合ってないケースも当然あります。好転反応説を過信していると、取り返しのつかない状態になりかねません。

 

②以前のケアと洗浄力などに差があると肌荒れもあり得る

 肌質はスキンケアで大きく変わります。ただし、化粧品を一新しても肌はすぐに変わらず、徐々に変化します。例えば、洗浄力が強い洗顔料は、皮脂が奪われる分、皮脂分泌が活発です。優しい洗顔料に変えても、当分は皮脂が多いままなので、皮脂が残ってニキビができがちです。このように、以前のケアとの差で最初は肌が乱れることもあるのです。しかし、化粧品を変えてすぐに痒みや刺激を感じたら、成分が合わない可能性が大きいです。

 

 

化粧品の「合う・合わない」を見極める方法

・使ってすぐに赤みを伴う痒み・痛みがあった☞成分が肌に合っていないので即使用中止。

・軽いニキビができた☞痒みや痛みがなければ、一時的なものである可能性が高いので少し様子見よう。

・ニキビが大量or痛みや膿がある☞成分が合わないか、以前のケアと差が激しすぎるならケアの見直しを。

 

<即使用中止すべきケース>

 化粧品を変えてすぐに赤みを伴う痒みや痛みを感じたら、肌に合わない成分が入っている証拠です。皮膚の薄い目元、口元、頬周辺は特に反応しやすいでしょう。1~2回の治療でこのような反応ならば、アレルギー性接触皮膚炎の疑いもあります。敏感肌なら、単純に刺激の強い成分で 接触性皮膚炎を発症することもあります。

 

<ニキビの原因はケースバイケース>

 化粧品を変えてちょっとしたニキビやコメドが できるのは、「皮膚環境」が変化するので、皮脂や皮膚常在菌の増減による一過性の場合もあり、少し様子を見ても良いでしょう。でも、ニキビが大量発生していたり、膿や痛みがあったら要注意で、アレルギーや成分刺激または洗浄力や保湿力などの変化が激しすぎる疑いが考えられます。使用をやめ、商品選びや使用頻度を工夫しましょう。

 

<化粧品トラブルの判断基準>

 あくまでも目安ですが、化粧品を変えて肌が荒れた場合、次のような要因が考えられます。

 

化粧品を使ってすぐに赤みを伴う「痒み・痛み」を感じた

 ☞アレルギー成分、あるいはあなたには刺激の強い成分が入っているため使用中止 に。

 

ニキビが大量発生!または膿や痛みがある!

 ☞アレルギーや刺激系の成分のせい、または以前の化粧品と機能面の差が激しすぎるためスキンケアの見直しを。

 

軽いニキビやコメドができた。
 ☞化粧品チェンジによって皮膚環境が変わったせいかもしれないので、もう少し様子見よう。

 

 

化粧品チェンジでの肌荒れ予防案の対処法まとめ

・基礎化粧品を数種類一気に変えると肌荒れしやすくなるので、1品ずつ慣らしながら変更すべし。

・1品ずつゆっくり変更すれば合わない化粧品がわかるので、刺激を感じたものは即中断!
・一気替えで大きく肌荒れしたときは、以前のスキンケアに一時的に戻して回復を待つ。

 

<化粧品は「一気替え」すべからず>

 基礎化粧品を一気に変えると肌環境が大きく変化し、突発的に大きな肌荒れが起こるリスクが増えます。必ず1品ずつ1週間ほど開けて徐々に肌を慣らしましょう。また一気替えすると肌荒れの犯人がわかりませんが、1品ずつの場合は犯人特定が簡単です。

 

<一気替えで肌荒れが起こったときは>

 一気替えで肌荒れが起こった場合は、一時的にこれまでのスキンケアに戻し、状態が改善するか様子を見ましょう。これで改善した場合は、一気替えでの環境変化か合わない化粧品が あるかのどちらかなので回復した後、徐々に変更&1品ずつ様子を見れば安全に化粧品がチェンジができます。スキンケアはゆっくり慣らすのが大切です。

 

 

スキンケア系の要注意成分まとめ

・語尾に「~硫酸ナトリウム」、「~スルホン酸ナトリウム」とつく成分=洗浄系の界面活性剤。

・「エタノール」、 「ペンチレングリコール」、「DPG」など=敏感肌への刺激が強めの保湿成分。

・「殺菌」、「強力に角質を取る」はNGワード!「酵素」は角質だけではなく肌も分解するので注意。

 

<成分表示の前半に商品の本質がある>

 「成分表示なんて分析できない」と諦めることはありません。医薬部外品の場合は例外もありますが、コスメの成分表示はたいてい配合量の多い順に書かれています。化粧品の真価は、成分表示の1~2行目までに書かれてる成分を見れば大体見極めることができます。

 

<成分表示のチェックポイント>

まずは成分表示の1行目くらいまでに、下記の「刺激の強めの保湿成分」がないかチェックしましょう。これらは成分の後ろの方に微量なら許容範囲です。その他の下記成分は入っていないのがベストです。続いて香料や染料をチェックしますが、「香料」という記載だと、どんな成分が何種類入っているのか不明なので避けるのが無難です。

 

<要注意なスキンケア系成分>

スキンケア製品に高濃度で配合されてる場合、注意したい成分を紹介します。

スキンケア製品とは、化粧水や乳液やクリームなどの洗い流さない(リーブオンタイプ)の化粧品のことです。

収れん剤(毛穴を引き締める収れん化粧水等に配合)

 ☞「ハマメリスエキス」、「ハマメリス水」「タンニン」など。

 

刺激の強めの保湿成分(化粧品の主成分に用いられる保湿基剤)

 ☞「エタノール」、「 ペンチレングリコール」、「DPG」、「ヘキシレングリコール」など。

  ※敏感肌にもおすすめの保湿基剤は、「BG」&「グリセリン」

 

殺菌剤(主にニキビ系の有効成分として配合)

 ☞「サリチル酸」、「硫黄」、「塩化ベンザルコニウム」など。

  ※サリチル酸、硫黄にはピーリング効果もあり。

 

陰イオン界面活性剤(洗浄系の界面活性剤)
 ☞「ラウリル硫酸ナトリウム」、「ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム」など。

 

ピーリング&角質除去系成分

 ☞「グリコール酸」、「パパイン」、「プロテアーゼ」、「尿素」など。

 

陽イオン界面活性剤(柔軟剤の主成分)

 ☞「ステアルトリモニウムクロリド」、「 セトリモニウムプロミド」など。

 

 

旧表示指定成分は避けるべき理由

「旧表示指定成分無添加」と書かれた化粧品を見たことありませんか?旧表示指定成分とは、人によってはアレルギーや刺激の恐れがあるとして、1980年に化粧品への表示が義務付けられた103種類の成分です。しかし、この法律は2001年に改正され、現在の全成分表示が義務付けられました。

 

それまでは103種類以外の成分は内緒にできたんですから恐ろしい話ですね。この103種類の選定基準は非常に曖昧なもので、アレルギーだけでなく刺激性も考慮している割には、この103種類以外にも刺激のある成分はたくさんあるわけです。

逆に配合量によってはそんなに危険でなはい成分や現在の医薬部外品の有効成分もたくさん含まれています。有効成分には副作用もあるからです。 消費者の混乱を招くだけだったので、現在の全成分表示に切り替わったのです。今でも旧表示指定成分無添加にこだわるメーカーは多くありますが、全く意味がありません。ただ消費者受けが良くなるだけです。

化粧品原料としてある程度の安全性が担保された化学物質を、単純に〇か✖かで判断するのは愚かなことです。このような一面的なものの見方ではなく、成分表示や配合量もしっかり見て化粧品を選びましょう。

 

 

おすすめ美容成分リスト

スキンケア成分

・ヘマトコッカスプルビアリス:海藻由来のアスタキサンチン含有エキス。強力な抗酸化成分で鮮やかな赤色の色素。

・アドニスパレスチナ花エキス:植物由来のアスタキサンチン含有エキス。強力な抗酸化成分。

プラセンタエキス:動物の胎盤から得られるエキスで、美白作用や抗炎症作用などの効能を持つ。美白性有効成分にも登録されている。

人型セラミド(セラミド〇〇):人の肌に存在するものと全く同じ構造のセラミドで、最も高い肌バリアや増強効果を持つ。
・グリチルリチン酸ジカリウム:最も利用されてる抗炎症成分。

マカデミアナッツ油:人肌の油分と最も近いと言われる植物油脂。肌の柔軟作用がある。

・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル: 油溶性ビタミンC誘導体。効果を穏やかながら皮膚刺激が小さく、敏感肌向けの抗酸化成分。
・リン酸ーLーアスコルビン酸マグネシウム:リン酸エステル型ビタミンC誘導体。美白有効成分に登録されているビタミンC誘導体の中で最も安全性と効果のバランスが良いとされる。

 

ヘアケア成分

ヘマチン:酸素 授受を助けるタンパク質で酸化還元反応を沈静化する作用がある。残留薬剤を素早く失活させてくれる。

ケラチン、加水分解ケラチン: 毛髪と全く同じタンパク質。酸化によって固まる性質から毛髪のダメージ部位に吸着して固まり、ダメージを補修する。加水分解したタイプの方が髪内部に浸透する。

・ガンマードコサラクトン、メドフォームーラクトン:ラクトン誘導体。加熱により毛髪と結合する性質があるので、加熱耐性のアップと毛髪保護作用を担う特殊な成分。
マカデミアナッツ油: 毛髪の油分と最も近いと言われる植物油脂で、毛髪の柔軟作用がある。

・マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル:マカデミアナッツ油から生成するエモリエント成分。毛髪の柔軟作用がある。

・クオタニウムー33:毛髪の必須脂質「18ーMEA」を主骨格にした毛髪親和型カチオン界面活性剤。

セラミド成分一覧

人型セラミド(セラミド○○と表記される):人型セラミド。人の皮膚上に存在するバリア機能物質で、外部の乾燥や刺激から皮膚を守る働きをしている。アトピー肌、敏感肌、加齢肌にはセラミドが不足しているというデータがあり、外部補給することで肌のバリア機能を補うことが可能。

・疑似セラミド:人間の肌の角質層にあるセラミドを似た働きをする成分。外部から補うことで肌のバリア機能を高めることができる。

・植物セラミド(コメヌカスフィンゴ糖脂質):コメから得られる糖セラミド(グルコシルセラミド)を含むセラミド類似体で、糖セラミドはセラミドの前駆体であり、セラミドに似た働きをする。

・動物セラミド(セレブロシド):馬油から少量得られる糖セラミド(ガラクトシルセラミド)を含むセラミド類似体で、糖セラミドはセラミドの前駆体であり、セラミドに似た働きをする。

 

次回、「大人女子のためのボディケア&ヘアケア」~汗と身体の臭いの正しいケア~

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