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「まつエクの危険性」~二重メイクに潜む老化は肌トラブルの原因とは~

アイメイク&クレンジングは低刺激のものを。二重コスメの正しい選び方とは?

まつエク ぱっちり目 可愛く見える二重

 

速さが自慢のマツエクサロンは危険⁉

◆要チェック:まつエクに速さを求める女子

・なんでも速さが大事。

・まつエクは2週間に1度リペアに通う。
・会話には食い気味で返事する。

 

☆どんなマツエクにも絶対安全はない!特に「速乾性」を求めると危険度が倍増。

 「まつエク施術にスピードは求めない」

①まつエクは目元のトラブルも!やるなら万全に安全対策を

 まつ毛エクステが原因で、目元の皮膚炎やアレルギーを発症する人が増えています。まつエクのグルー(接着剤)の主成分「シアノアクリレート」は、製造時に「ホルムアルデヒド」が使用されています。これは危険物扱いの成分で、化粧品への配合は日本では認められていませんが、グルーの逆反応でホルムアルデヒドが発生するため、皮膚炎などを発症するのです。危険性がある以上、マツエクはなるべく控えてほしいのが本音です。

 

②特に速乾タイプのグルーは、ホルムアルデヒの影響大!

とはいえ、「まつエクなしじゃ生きられない」という声も多いのではないでしょうか。どうしてもやるなら、リスク対策を万全にしましょう。まず、「速乾」タイプのグルーは避けます。グルーがホルムアルデヒドを放出するのは固まるまでの間なので、速乾タイプだと短時間に集中的にホルムアルデヒドを浴びるのでリスクが上がります。ゆっくり固まる低刺激タイプのグルーを選ぶと良いですが、低刺激タイプでも危険性はゼロではありません

 

 

マツエクのグルーは4種類の中から低刺激タイプを

・まつエクのグルーの成分「シアノアクリレート」の製造工程では、危険物「ホルムアルデヒド」が使われる。

・グルーが固まる間に「ホルムアルデヒド」が発生し、目元の皮膚や粘膜を刺激することでトラブルにも。

・「シアノアクリレート」は、メチル系>エチル系>ブチル系、>メトキシエチル系の順に硬化が速い。

 

<まつエクのグルー何が問題なの?>

 マツエクのグルーは、市販の瞬間接着剤にも使われている「シアノアクリレート」というアクリル 樹脂系成分が主原料です。これは毒性の低い成分ですが、ホルムアルデヒドという物質を使って製造されているため、逆反応でこの成分が発生します。そこの結果、まつエクにより強い目への刺激や皮膚炎、網膜に損傷を与える事件が続発しています。

 

<ホルムアルデヒドって一体なに?>

 ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質で、海外では微量配合で防腐剤として利用されていますが、毒性が強く、日本では危険物として扱われており、化粧品への配合は認可されていません。※美容師免許がない違法アイリストにも要注意ですので、施術の際にそれとなく確認しましょう。

 

<マツエクのグルーの4種類>

 まつ毛エクステのグルーの主成分シアノアクリレートは、加えている官能基に応じて4タイプに分類されます。どのタイプのシアノアクリレートを原料にしているのかで、グルーの特徴や刺激度が異なります。

 

硬さ&耐久性

 ☞「メチル系」や「エチル系」のグルーは早く固まるのが特徴ですが、素早く固まるとそれだけ結晶構造が雑になるため、衝撃に弱くもろくなってしまいます。「ブチル系」や「メトキシエチル系」の方が乾燥が遅く、やや柔らかい弾力のある接着剤ですが、結晶構造が密に整列するので衝撃に強く頑丈です。

 

速乾性&刺激性

 ☞「ホルムアルデヒド」の揮発の総量はどのタイプも大体同じですが、速乾タイプは短時間で集中的にはホルムアルデヒドを放出するため、より刺激を感じやすくなります。対して遅乾タイプは長い時間をかけて少しずつ放出するので、比較的低刺激です。

 

 

まつエク女子のアイメイク&クレンジングは大丈夫?

・「炭酸プロピレン」配合のマスカラや下地はグルーを溶かすことがあり、敏感肌にはダメ。

・速乾系グルーは不完全で空洞が多いため、クレンジングの成分が空洞に入り、エクステが取れがち。

・遅乾系グルーは空洞がなく、クレンジングの種類問わずエクステが取りにくい。取れる原因は主に摩擦。

 

<まつエクや敏感肌に「炭酸プロピレン」は良くない>

 マスカラや下地には液体を早くか固める炭酸プロピレンが入った商品もありますが、これは第4類危険物で、化粧品なら微量配合のため基本的に安全ですが、敏感な肌の人は刺激を感じることもあります。また、物質を溶かし込む「溶剤」の一種なので、まつエクに使用するとグルーが溶けやすくなるので禁物です。

 

<オイルで取れるのは速乾系グルーのみ>

 速乾系のグルーは結晶がまばらに固まるため空洞が多くスカスカ なため、浸透しやすいオイルクレンジング剤を使うと、成分が空洞に入り込み、エクステが取れやすいのです。「まつエクはオイルNG」と言われるのは、油の浸透性が水より高いためです。

 

一方、ゆっくり固まるグルーは結晶がきちんと完成していて空洞がありません。この場合、強力なオイルクレンジングだろうと取れませんが、過度の摩擦さえ加えなければ、理論上どんなクレンジングでも使用可能です。

 

<オイルクレンジングが使える低刺激グルーの意外な実力!>

 ☞まつエクにオイルクレンジングは使えないと思われがちですが、実は成分的にはどのクルーも一般的なオイルに溶けることはありません。オイルでまつエクが取れやすいと感じるのは、実は速乾戦グルーのせいなのです。

 

摩擦を避けるためにフィルムマスカラを!:クレンジングの成分というよりも、摩擦を避けるために、まつエク女子のマスカラはお湯で落ちるフィルムタイプがおすすめです。低刺激グルーならオイルクレンジンもオッケーですが、速乾系グルーはオイルクレンジングNGとなります。

 

二重メイクでまぶたが腫れ上がる?!

◆要チェック:高1から二重コスメ女子

・すっぴんのまぶたはお岩さん。

・明日起きたら二重になってると思いながら寝る。

・昔の写真は黒歴史。

☆二重コスメの定番成分ゴムラテックスはアレルギーの患者が山ほどいるので要注意!

 天然ゴムより断然ポリマー」

 

①二重コスメの粘着成分は「ゴムラテックス」が主流

 二重まぶたを作るコスメやテープは粘着成分をまぶたに塗り、その上から二重のラインを形成するものが多いようです。粘着成分としてよく使われるのがゴムラテックスで、これはいわゆる「天然ゴム」です。天然と聞くと優しそうですが、実はラテックスアレルギーの人は大勢います。ゴムラテックス配合の二重コスメを毎日のように使い続けると、アレルギーを発症する可能性が十分にあります。

 

②ラテックスアレルギーが嫌なら、「樹脂」系の二重コスメに

 ラテックスアレルギーを発症すると、ラテックスゴム製の二重コスメはもちろん、様々なゴム製品、ゴム手袋や輪ゴムなどに対してアレルギー症状が出ます。皮膚の赤み、痒み、腫れのほか、重症例ではアナフィラキシーショックなどもあります。どうしても二重コスメを使うなら、アレルギーリスクのない「ポリマー(樹脂)」で粘着するものがベターです。

 

 

二重コスメの正しい選び方とは?

・ゴムラテックス(天然ゴム)で粘着する二重コスメはアレルギーリスクがあるので避ける。

・二重コスメを使うなら、ゴムラテックスではなく「ポリマー(樹脂)」を使ったものが比較的安全。

・ポリマー系で人気の二重コスメでも、植物エキスを大量配合した商品もあり、このような場合は要注意。

 

<まぶたの脂肪は二重コスメで減る?>

 スリミング系成分でまぶたの脂肪やむくみを取り、本物の二重まぶたになれるとうたうコスメもあります。しかし、化粧品に痩身効果は認められていません。皮膚表面がきゅっと引き締まる収れん作用はありますが、皮下脂肪は減りませんし、それにもかかわらず「痩せる」とうたえば景品表示法違反になります。化粧品ではまぶたの厚みは変わりません

 

<アレルギーの自覚がないことも?>

 目元は敏感なので、アイメイク製品はより安全な成分で作るのが一般的です。その中でアレルギーリスクの高いゴムラテックスを使った二重コスメは異色です。リスクを見越してか、二重コスメは抗炎症成分配合の商品が多いので、皮膚の炎症が表面化せず、アレルギーに気付かない恐れもあります。違和感があれば即使用中止をしましょう。

 

<ポリマー(樹脂)の成分名の見極め方>

 二重コスメの成分表上位をチェックして、「ゴムラテックス」と書いてあればアレルギーリスクがあるのでNGです。ゴムラテックスではなく、下記の成分名があると「ポリマー」で粘着しており比較的安全です。

 

二重コスメに使われるポリマー成分の例

・アクリレーツコポリマー

・メタクリル酸アルキルコポリマー

・アクリル酸エチルヘキシルコポリマー

・アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムポリグルタミン酸

 ※名前の一部に「~ポリマー」とつく成分

 ☞基本的に二重コスメのポリマー系成分は水溶性で、水やお湯で落ちるものが多いです。

 

◆天然ゴム成分

・ゴムラテックス

 

イメージアップ成分に注意!

 ☞ポリマー系の二重コスメは比較的安全ですが、肌に優しいイメージを与えるためか、植物エキスを10種類以上も配合した商品もあります。この場合、ゴムラテックスアレルギーは防げますが、植物エキスによるアレルギーリスクが高まるので要注意ですので、毎日の使用はおすすめできません。

 

唇が瞬時にふっくらするグロスのなぜ??

塗った瞬間から唇がぷっくりボリューミーになると大ヒット中のリップグロスをご存知ですか?これは、唐辛子果実エキスが唇に微弱な炎症を起こすことで、唇が軽く腫れたように膨らみ、血色も良くなるのです。市販のリップ、薬用リップにも「dlーカンフル」などのわざと微小炎症を起こす成分をよく配合しており、メカニズム自体は珍しくありません。

 

微小な炎症によって角質の代謝を促し、若い皮膚の生成を促す有効成分です。しかし、炎症を起こす成分ですから、長い目で見るとどちらも肌に良くありません。特に唐辛子果実エキスは刺激感も強めで、敏感肌の人は唇が荒れる場合もあります。問題なく愛用しているならそのままで結構ですが、水疱などができたらすぐに使用を中止してください。

 

炎症を起こすと肌がそれを早く修復しようとするため、ターンオーバーが早まります。ですから、唇が荒れている場合は、このグロスで回復が早まる可能性はありますが、 唇は角質層が存在しない分、元からターンオーバーが早いですし、普通のリップクリームでケアしていれば割と早く治るでしょう。

 

睡眠中も保湿のためにこのグロスを塗る女子もいるですが、あくまでメイクアップ商品なので、保湿効果を期待するのは間違いです。このグロスは 強い「ポリプテン」や「ミネラルオイル」などの油を配合しているので、ワセリン的に潤い成分のフタとしては役立つでしょう。しかし、これなら普通のリップクリームで事足りますし、コスパも断然良いです。

 

次回、「大人女子のためのスキンケア」~毎日の習慣はシンプルケアで美肌になれる~

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