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「メイクアイテムのケアと見極め方」~メイク製品の添加物について~

メイクアイテムこそ「合成成分100%」のほうが安全性が高い!

スキンケアアイテムの見極め方

 

メイクブラシ&パフを食器用洗剤で洗うのはNG。

◆要チェック:食器用洗剤でメイクブラシ洗う女子

・大体のものは食器用洗剤できれいになる。

・ハンドソープじゃブラシの汚れが落ちなかった

・クレンジングで洗うのはもったいない。

 

☆食器用洗剤は素材をダメにする!絶対的おすすめはおしゃれ着用洗剤。

 

①食器用洗剤は素材を傷める!すすぎ残した場合は皮膚刺激も。

 メイクブラシやパフは「食器用洗剤」で洗うとよく聞きます。しかし、食器用洗剤の洗浄成分「陰イオン界面活性剤」はマイナスの静電気(=陰イオン)を与えるので素材が傷みます。静電気で髪が逆立つようにメイクブラシの毛がごわごわになります。また、皮膚刺激も強くすすぎ残した場合、肌への影響も心配です。シャンプーで洗う人もいますが、シャンプーは頭髪の皮脂をある程度残すように設計されており、メイクの油汚れは落ちません

 

②おしゃれ着用洗剤で洗えば超簡単&ダメージレス!

 そこで最適なのが、シルクやウールも洗えるおしゃれ着用洗剤です。この洗浄成分は静電気を帯びない「非イオン系界面活性剤」なので素材をほとんど傷めません。もし、残留しても皮膚刺激がなく、なのに油落ちはとても良いです。洗い方は簡単で、①手頃な容器に水20mlとおしゃれ着用洗剤20mlを注ぐ。②メイクブラシで約20秒かき混ぜる。パフの場合は割り箸などで掻き混ぜ、約10分間つけ置きする。③水でよくすすいで乾燥させる。で完了となります。どんな超高級ブラシも食器用洗剤で3回洗えばゴミ箱行きになってしまいます。

 

 

メイクアイテムこそ合成成分100%のほうがいい!

◆要チェック:天然ピュアメイク女子

・メイク選びの基準は天然素材かどうか。

・合成って響きがなんとなく肌に悪そう。

・無添加、オーガニックに弱い

 

☆天然素材の自然派コスメには酸化やアレルギーのリスクが⁉

 メイクは断然天然系よりケミカル系がおすすめ!」

 

<メイク製品は基本的な添加物を避ければ安心>

 洗顔料などは刺激の強い合成界面活性剤をよく配合しています。ですが、メイクアイテムは肌に肌に長くのせるものなので、静電気(=刺激)を帯びない「非イオン系界面活性剤」を使うのが基本です。これまでにお伝えしたように「染料」、「香料」、「紫外線吸収剤」、「エタノール」などを避ければ敏感肌でも安心です。「じゃあ染料のない天然コスメを買おう」とすると罠があり、自然派コスメは「油脂」や「精油」を配合した商品が多いのです。

 

<油脂は酸化して老化を促進。精油はアレルギーリスクに!>

 メイク製品の油剤は「シリコーン」や「エステル油」が理想で、これらは安定性が高く、化学反応を起こして刺激を生むことも、酸化して老化の原因になることもないからです。一方、動植物の油脂は酸化すると皮膚刺激や老化の原因になりえます。クレンジングしては優秀な成分が多いですが、紫外線の下では特に酸化しやすく、メイク製品にはご法度です。精油は植物の芳香物質を凝縮した天然香料の一種で、アレルギーリスクがあります。

 

 

 

メイク製品にOKな「油剤」と「添加物」まとめ

・油剤は「シリコーン」や「エステル油(ホホバ油、合成エステルなど)がオススメ。「油脂」主成分は避ける。

・なるべく避ける→「香料」、「染料」。何種類もの入っていたら避ける→「精油」や「植物エキス」。
・成分表上位は避ける→紫外線吸収剤(主にメトキシケイヒ酸エチルヘキシル)、エタノール、DPGなど。

 

<自然派を取らない国産の良質コスメを>
 メイク製品の「界面活性剤」は安全なので、香料、染料、紫外線吸収剤、アルコールを避けるだけで十分です。ただし、イメージアップ狙いで精油や油脂を入れていると良くないです。また、コスメは国産で探すのが近道で、国産ファンデは染料たっぷりなことは稀ですが、海外製はそうとも限らないからです。

 

<酸化って?なぜ老化の原因になるの?>

 化粧品で肌荒れする多くの原因は、成分が皮膚の上で何らかの化学反応を起こすからです。化学反応には様々な種類がありますが、最も身近でかつ注意すべきなのが「酸化」になります。酸化とは物質が酸素と結合する現象のことで、物質を変質させる原因になります。空気にさらしたリンゴが徐々に黄ばむのも、金属が錆びていくのも、毛穴の角質が黒ずんでいくのも、全て酸化のせいです。では、皮膚が酸化するとどうなるかというと、シワ、たるみ、シミなどが生じてしまう一因になると言われています。

<メイク製品における理想的な油剤>

 メイク製品の油剤は、安定性が高く、「酸化」や「刺激」のリスクのないものが理想的です。性質を自由に設定できる「エステル」や「シリコーン」がおすすめです。

 

エステル油

 ☞炭化水素油(ミネラルオイル、シリコーンなど)と油脂の中間くらいの性質を持ち、シリコーンよりも落としやすい油です。
(例)トリエチルヘキサノイン、ラウリル酸ステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、 パルミチン酸イソプロピル、ホホバ油、イソノナン酸イソノニル

 

②シリコーン

 ☞シリコーンとは、ケイ素と酸素が結合した「ケイ石」を合成して作られる物質のことで、これをオイルにしたのがシリコーンオイルです。「鎖状シリコーン」と「環状シリコーン」の2種類に大別されます。

 

・環状シリコーン( 皮膜の弱い軽めのオイル)

 シクロペンタシロキサン、シクロメチコン、シクロヘキサシロキサン

 ※シリコーンの成分の頭に「シクロ」がつくもの

 

・鎖状シリコーン(皮膜の強い重めのオイル)

 ジメチコン、 アモジメチコン、ジメチルシロキサン、ジフェニルトリジメチコン

 ※多すぎると落としにくくなるので注意。成分表の末尾に「~コン」「シロキサン」がつくもの。

 

 

「油脂」と「精油」の見分け方

・「油脂」:動植物の生態機能によって作られる油で、馬油、オリーブ油、椿油、アルガン油など。

・「精油」:植物の「芳香物質」を凝縮したもので、ラベンダー油、ローズ油、オレンジ、ハッカ油など。

・植物の「油脂」は実や種から採る。「精油」は植物の花、皮、葉から採る。アロマオイルも精油が原料。

 

<油脂と精油ってなに?>

 「油脂」とは、動植物の生態機能によって作られる天然オイルのことで、動物性で有名なのは馬油です。植物系はオリーブ油、ツバキ油など、たくさんあります。一方、「精油」は植物の様々な芳香成分を抽出して凝縮したもので、例えばローズ油やラベンダー油などです。

 

<油脂と精油の見極め方>

 メイク製品は油脂も精油も無添加がベスト(微量添加なら可)です。一方、 クレンジングオイルはむしろ油脂系が理想です。しかし、油脂と 精油はどちらも「植物の名前+オイル」の形で呼ばれており、見分けるのが難しいものなので、見分ける方法を伝授します。

 

植物の油脂は「実」や「種」から採取されることが多いので、オリーブ油、ココナッツ油など実のなる植物の油が基本。対して精油は植物の「花」「皮」「葉(ハーブ)」から採取されます。

 

<「(植物)油脂」と「精油」の見分け方>

 植物の油脂と精油は成分名が似ていて見分け方が困難です。植物のどの部分から採取されているかと考えてみるとわかりやすくなります。

 

◇油脂:植物の「実」「種」から採る。

(例)オリーブ油、椿油、 アルガニアスピノサ核油、アボカド油、ダイズ油、マカデミアナッツ油、ココナッツ油

   ローズヒップ油、アーモンド油、アンズ油

 

◇精油:植物の「花」「皮」「葉(ハーブ)」「樹皮」から採る。

(例)グレープフルーツ果皮油、セージ油、オレンジ油、ローズ油、ハッカ油、ユーカリ油、ローズマリー油

   ラベンダー油、レモングラス油 ※ アロマテラピーに使われるのは精油。

 

※精油はただの油じゃない⁉

 精油は油と名乗っていますが、実際は油ではなく植物の芳香物質の集合体です。精油をキャリアオイルで薄めるとアロマオイルになります。

 

次回、「まつエクの危険性」~二重メイクに潜む老化は肌トラブルの原因とは~

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