日焼け止めジェルやローションのUVカットの効果
目次
ジェルは伸びは良いが「紫外線防止効果の弱さ」と「エタノールなどの成分の肌への刺激」が欠点
ジェルは伸びの良さが裏目に出る?
最近はジェルタイプの日焼け止めを発売するメーカーが増えています。ジェルタイプというのは中身のほとんどを水分が占めているため、使用感がみずみずしくて肌に何かついているといった皮膜感が弱いのが特徴です。また、非常に伸びが良く、少量で広範囲に塗布できるのも好まれるポイントでしょうか。
しかしこの「ジェル系日焼け止め」は、しっかり紫外線を防御したい人や敏感肌の人には代表的なNGアイテムです。意外と知られていないことですが、伸びが良い日焼け止めはじつは表示されている数値より防御力が弱くなってしまうことが多いです。
これはなぜかというと、SPFの測定法が決まった面積に決まった量の日焼け止め剤をのせて計測する方法だからです。そのため伸びの良い日焼け止めほど、実際に使用する際は薄く伸ばしてしまい結果として、SPF測定時より紫外線防止効果が落ちてしまうのです。
これはある意味当たり前で、日焼け止めはしっかり濃く塗ったものの方が防御効果は高くなります。むしろ、あまり伸びが良くないタイプの日焼け止めほうが、表示数値に近い紫外線防止効果を発揮してくれるということなのです。
刺激の強いエタノールとDPGに注意!
そして何よりその成分に刺激が強いものが多いというのが、ジェル系をお勧めできない理由です。ジェル系の日焼け止めは主成分が「水」です。これだけではオイル状やパウダー状の紫外線防止剤を安定して配合するのは無理があります。
よって必ずこれらの成分を溶かし込むためにエタノールやDPG(ジプロピレングリコール)などのアルコール系の溶剤を多めに配合しています。この2つはサッパリした使い心地に加え、保湿成分としても働くので、多くのジェル系の日焼け止めに採用されています。
しかし、この手の成分は皮膚や目への刺激が強く、敏感肌とは相性が良くない成分です。敏感肌を自覚している人は、ジェル系日焼け止めはできる限り避けましょう。やはり肌に刺激のある溶剤を配合したもの(ジェル)より、安全性の高いオイルで紫外線散乱剤や紫外線吸収剤を溶かしこめるタイプ(クリーム・ミルクタイプ)の日焼け止めを選ぶのがおすすめです。
クリーム以外で選ぶなら?
肌に低負担の日焼け止めとして優秀なアイテムを紹介しておくとしたら、敏感肌用のコスメブランドとして有名な「NOV UVローションEX」でしょうか。サラサラとした「シクロペンタシロキサン」ベースで、散乱剤も金属アレルギーを起こしにくい酸化チタンのみです。SPFも32と普段用には十分です。
このミルク上のローションと同ブランドのクリームタイプとの決定的な違いは何かというと、前者はわざと界面活性剤を最低限にしか配合せず、水分と油分が自然に分離するように設計されていることです。(反対にクリームタイプは界面活性剤でしっかり安定して乳化されています。)
そのため、ミルクやローションタイプなどの日焼け止めは、塗る前にしっかり振って使用するようにと容器に注意書きがあります。このタイプのアイテムは肌の上で水分と油分が分離するので、水分はすぐに蒸発してオイルだけが残り、水で流しにくいウォータープルーフになります。
<注目したい成分表示>
・シクロペンタシロキサン:環状シリコーンの一種で、時間が経つと揮発するため皮膜が残りにくいシリコーンオイルで、サラッとした使用感になる。
・酸化チタン:紫外線散乱剤として働く白い粉状の物質で、金属アレルギーがある人は酸化亜鉛よりこちらの方がおすすめです。
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