おなたのお肌トラブルどれを治したいですか？美容医療でできること　身体の内側から体質を変える

シミ取りレーザーでできること

なぜレーザーでシミがとれるのかその仕組みをおさらいしておきましょう。レーザーは、いくつもの光の波長の中で、特にメラニンに吸収されやすい波長の光を選択して照射します。その結果、光が吸収され熱に変換されることで、メラニンが破壊されます。

シミの原因であるヘモグロビンは周囲の皮膚組織に比べ、光を吸収しやすいのです。破壊されたメラニンは、皮膚のアカや頭皮のフケと同じようにターンオーバーとともに体外へ排出されます。シミの種類や状態に合わせて「波長、パルス幅、フルーエンス」の３つのポイントを抑え、レーザーの種類とパラメーターを選択することです。これには医師の知識と経験が必要です。

＜なぜレーザーでシミがとれるのか？＞

シミの種類と状態に合わせて、以下の３つのポイントを押さえてレーザーの種類とパラメーターを選択する。

◇目的とする色素に到達し、特異的に吸収される波長。

◇目的とする細胞・組織の熱緩和時間よりも短い照射時間（パルス）。

◇目的とする細胞・組織を破壊するのに十分な照射エネルギー（フルーエンス）。

脱毛レーザーは医療とエステではどう違う

肝心なのはレーザー出力の管理で医師が肌タイプを見て判断する技量が要求されます。永久脱毛は、永久に毛が生えてこなくなるわけではなく、「高い減毛率を長期間維持できる」という意味です。これは医療行為に当たるので医師免許を持っていないものが管理するのは、本来ＮＧです。万が一、トラブルが起きたときに早期に対応ができません。

そして、肌タイプに合わないレーザー出力だと、やけどやトラブルになることもあり危険です。レーザー脱毛は光で毛と毛母細胞を焼くため皮膚にも当たります。光を強く当てれば皮膚がやけどし、弱く当てれば今度は毛が減らず、ここが難しいところです。

そのため医師が診察し、それぞれ微妙に違う肌タイプに合わせてレーザーの種類や出力を判断する必要があります。

家族みんなでスキンケアを共有できる時代へ

美容の低年齢化時代に警鐘を鳴らす、これからは「子供も自分も使える」が新基準になります。美容習慣の大衆化や美容の低年齢化よって、クリニックに親子で来院する人が増えてきたようです。こういう時代だから、子供にも自分にも使える製品を選ぶことが重要です。化粧品の販売前に、大人と子供の両方に対して臨床研究がなされる場合はほとんどありません。

すなわち、「子どもへの使用を避ける」製品は、開発の段階で子どもに対する安全性に自信の無い成分が入っています。皮膚が健康な場合は、基本的にどの年齢においてもスキンケアは同じです。まず、過度に洗顔したり間違ったスキンケアをしない、栄養があるものを食べ、運動して身体の代謝や筋肉量を上げ、よく眠ることです。

＜スキンケアを家族みんなで共有してみましょう＞

メーカーが自信をもって「子どもにも使用できます」とうたえない商品は、角質バリアが未発達で細胞分裂が盛んな成長期にある子供の細胞にとっては危険性があります。そもそもそのような製品（成分）が大人の細胞に良いはずがないですし、過度に洗顔したり、スクラブ入りの洗顔料やあぶらとり紙を使うなどという間違ったスキンケアはＮＧです！

自分の身体を知るための検査４選

美肌に必要なのは健康な体作りです。そのために健康診断だけでは分からない身体の状態を詳細かつ正確に知る検査も採り入れてみましょう。病気や老化のもとになる要素を調べることで、より的確な予防対策ができます。

◇腸内フローラ検査

☞腸内フローラ検査では、太りやすさや主要な細菌の割合、菌の多様性などを検査することができる。腸に関する疾患（大腸がんや潰瘍性大腸炎など）のほか、最近の研究では、肝臓がん、アレルギー、うつ病、多発性硬化症、リウマチ、認知症など様々な疾患が、腸内環境の状態によって起こるという結果も分かっている。費用は２～５万円ほどです。

◇オーソモレキュラー栄養解析

☞体内の総合的な栄養バランス、隠れ栄養失調、糖化度、酸化度など約７０項目の採決データから分析する。不調の原因を探し出したり、積極的に摂るべき栄養素や個人に合わせた理想摂取量が分かる。結果が出るまでに約３週間ほどかかり、費用は３～５万円ほどです。

◇オリゴスキャン（有害金属の蓄積度）検査

☞体内のミネラル＆有害金属を検査する。手のひらに光を当てるだけで、体内のミネラル２０元素と水銀、カドミウム、アルミニウムなどの有害金属（有害ミネラル）１４元素を測定する。所要時間はわずか３分ほどで、タンパク質、脂質、炭水化物、酵素、ビタミンを摂取しても、ミネラルがなければそれらは上手く働くことができず、また、適量以上摂ればさまざまな障害が出る。有害金属は除去が必要で、検査費用自体は１．５万円前後です。

◇遅延型アレルギー検査

☞即時型アレルギーが原因食物を摂取後すぐに反応するのに対して、遅延型アレルギーは摂取してから反応するまでに時間がかかるため原因に気づきにくいアレルギーです。検査方法は、数滴の血液を採取して検査シートに垂らし、乾燥させて海外に送付する。１９２種類の食べ物についてのアレルギー反応をチェックしてくれる。費用はクリニック、項目数によって変わり２．５～４．５万円ほどかかる。

まとめ

これまでに肌に良いと思っていた化粧品によるケアが、実は肌トラブルや良くない結果を招いていて、本当に必要なのは「土台を作る内側からのケア」だと気づいていただけたでしょうか？それでも「化粧品を手放すのが怖い」という方は化粧品への依存度が強いので要注意で、肌にやさしい質の良い化粧品に切り替えましょう。

これまでに紹介したシンプルケアで、パーツごとではなくトータルで若返りましょう。肌の調子がいいとそれだけで気分は上がり今日一日頑張ろうというスイッチが入ります。目指すのは「ナチュラルビューティー＝何もつけなくても美しい素肌」です。肌が女性に与えるパワーは絶大ですので、美しくなれるケアを始めましょう。