肌の調子を決める腸活の基本
目次
肌のトラブルの原因を根本的に解決するには内側からのケアが必須
健やかで美しい肌をつくるインナーケア
「肌の調子が悪いから化粧品を変えなきゃ」と、よくそう言って肌の不調の原因を化粧品と決めつける人がいますが、必ずしもそうとは限りません。食事や睡眠、ホルモンバランスなどが乱れると肌にもすぐ表れて、体内の不調を知らせます。
何度かお話ししていますが、美肌ケアの基本は外側3割、内側&心が7割です。身体の健康があってこそきれいな肌が生まれるのです。だからこそ、肌が内側から元気になる生活習慣を身につけて、毎日をイキイキと、美しい肌に自信をもって過ごせるようになりましょう。
素肌美人とは腸内美人のこと
半年から1年間の生活習慣の見直しで、腸内細菌叢は若返ります。私たちの腸内には、1000種類以上、600~1000兆個もの細菌が存在していて、それらが体調や肌の状態に影響しています。健康的な腸内では、善玉菌
が優勢な状態です。腸が健康だと便通もよく、免疫力も高く、代謝も上がり、肌細胞も活性化されています。
ところが、腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が優勢になると、便秘がちになります。すると腸内では腐敗物質が発生し、それらが腸粘膜から吸収されて血管を経由し、全身をめぐって肌に到達すると肌トラブルを引き起こします。肌と腸は表裏一体で、腸内環境を整えることで美肌への第一歩です。
<腸内美人になるための三大要素>
1.取り除く:腸内の老廃物・老化・有害物質をデトックスする。
2.育てる:腸内細菌を理想的なバランスに変えていく。
3.整える:便通や腸の蠕動運動を改善する。
食べないダイエットは肌老化を加速させる
実は9割以上の女性が隠れ栄養不足であり、肌老化加速予備軍という真実があります。健康診断でOKだった人でも、さらに栄養解析で約70項目を調べると、9割以上が最低ランクのD判定となり、これが「隠れ栄養不足」でと言われています。
身体は食べたものによってつくられていて、栄養は肝臓や脳などの重要臓器から優先的に補給され、皮膚や髪の毛は、後回しになってしまうようです。そのため、十分な栄養が行き渡っていれば、肌の状態はよくなりますし、栄養が足りなければ肌トラブルが起きやすくなるというわけです。
野菜だけなどの極端な食事制限をすると肌質は悪化します。乾燥してシワが深くなり、免疫力もバリア機能もダウンして、オーラも失い、老け顔になります。肌老化を加速させない秘策こそ、きちんとした栄養補給なのです。
<栄養の偏りは見た目にも表れる?>
◆食べない人
・活気がない、若々しさがない。肌のシワやたるみが目立つ。肌が乾燥して、くすんでいる。免疫力や肌バリアが低下して、肌荒れしている。
◇オーラがある、活気がある。肌のシワやたるみが少ない。肌に潤いや透明感がある。免疫力や肌バリア機能が正しく働き、肌トラブルが起きにくい。
悪影響をもたらす老廃物を取り除く
腸内環境デトックスのなかでも、ファスティングと活性炭に注目しましょう。ファスティング(断食)は、体内にたまった毒素を排出し、細胞自体を毒に侵されていない健康な状態に戻すことができる唯一の方法です。また、傷の専門家である形成外科医の見解によれば、活性炭にも注目が集まっています。
例えば、慢性腎不全の患者さんに(透析患者など)の傷は治りにくく、かつ肌は乾燥し黒ずむ傾向があります。腎臓は体内毒素の排泄機能を担っているため、機能が落ちると腸内や血中における老廃物・有害物質・老化物質が体内に蓄積されます。
その結果、有害物質が肌に沈着するのです。そのような症状の人にも、活性炭を原料とした薬剤を投与することで、肌の状態が改善する傾向が見られます。
<体内デトックスの仕方6選>
・水を飲む:尿と一緒に毒素が体外に排出される。
・汗をかく:運動して汗をかくことで、毒素が排出される。
・空気清浄機を使う:部屋の喚起を行い、空気中のカビや有害物質の排除をする。
・質のいい睡眠をとる:脳は睡眠中に老廃物を洗い流す。
・ファスティングをする:体内に溜まった毒素や老廃物の排泄機能を高める。
◇活性炭、ゼオライト、シリカ(ケイ素)をとる。
☞活性炭は腸内の有害物質を吸着・排泄する。ゼオライト(アルミノケイ酸塩)は、毒素やアンモニア、重金属や化学物質、カビのデトックスに効果がある。シリカ(ケイ素)は、細胞膜や関節、毛細血管、腎臓、肝臓、小腸の柔毛の主要成分で、老廃物の排出を促進する。
腸内細菌を育てて美肌をつくる
腸内細菌が腸に定着するには何か月も何年もかかるのです。健康的な腸内細菌は、酪酸菌や乳酸菌、ビフィズス菌などの善玉菌が優勢です。それらが合成する乳酸や酪酸などが腸内を酸性にすることによって、悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にします。善玉菌は腸内でビタミン(B1、B2、B6、B12、K、ニコチン酸、葉酸)を産生することで、肌のアンチエイジングにも貢献しています。
また、プロバイオティクス=「生きたまま腸に届いて人体に良い影響を与える微生物、あるいはそれを含んだ食品」も腸内環境の改善には必須です。代表的なものは、乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌、麹菌などで、食品ではヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、チーズなどの発酵食品に含まれています。
<腸内細菌のベストバランスとは?>
善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1のバランス
人の腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、そのどちらでもない中間の日和見菌の3種類が、複雑なバランスをとって存在しています。
◇善玉菌:消化吸収を助け、腸の働きを整え、病気への抵抗力を高める。
□日和見菌:善玉菌か悪玉菌かどちらか優勢な方に加担して働く。
◆悪玉菌:有害物質を作り腸内の腐敗を進め、身体に悪い影響を及ぼす。
きちんと育てたい3つの善玉菌
腸内環境を整えるには、善玉菌そのものを摂取して補っていくことも重要です。ここでは特に意識したい3つの金を紹介していきます。
◇酪酸菌
☞酪酸をつくる最近の総称で、別名長寿菌と呼ばれる。酪酸や酢酸を作り出し、有害菌(悪玉菌)の発育を抑制する。また、酪酸は大腸の主要なエネルギー源であり、酪酸により酸素が消費されることで大腸内をビフィズス菌や他の有用菌(善玉菌)が棲みやすい環境にするほか、アレルギーの制御にも関わってる。
酪酸を多く含む食品にはぬか漬けや臭豆腐などがあるが、乳酸菌やビフィズス菌と違って酪酸菌を多く含む食品は少なく、西洋化が進む現代の食生活では摂取しにくいので、サプリメントで摂るのもおすすめです。また、健康長寿の人の腸内細菌には酪酸菌が多いという研究もあります。
◇乳酸菌
☞乳酸をつくる最近の総称で、腸内を酸性環境にすることで有害菌(悪玉菌)の発育を抑制する。また、乳酸菌は生きた菌も死んだ菌もムダにならず、善玉菌のえさになって善玉菌を増やすほか、小腸の免疫組織を刺激して免疫力を高める働きも期待できる。主に大腸で働くビフィズス菌に対して、乳酸菌は小腸に生息している。
2つの菌は活動領域が異なるため、同時に摂取することで相乗効果が期待できる。乳酸菌自体は通過菌と呼ばれ、腸内で増殖せず、すぐに便の中に出てしまうので毎日摂らなければならない。含まれる食品には、チーズ、キムチ、納豆、しょうゆ、みそなどが挙げられる。
◇ビフィズス菌
☞乳酸、酢酸を作り出すことがで有害菌(悪玉菌)の増殖を抑えるが、年齢とともに減少する。便秘や下痢の改善、病原菌からの感染防御などと深く関わりがあり、善玉菌の中でも最も占有率の高い腸内細菌である。
ビフィズス菌の発酵乳飲用による研究では、血中フェノール濃度が低下し、肌表面(角質層)の水分含量が保たれ、肌の乾燥が抑えられるとの報告もある。一方で、生きているビフィズス菌は熱、空気、胃酸などに弱いため効率よく腸管まで届けることが難しいとも言われている。
朝の空腹時にいきなりビフィズス菌入りのヨーグルトを食べても、腸までは届かないためサプリメントなどの胃酸の影響を受けない摂り方も検討したい。
まとめ
美しい肌をつくるためのインナーケアの基本「腸活」についてはいかがでしたでしょうか?普段の食生活はもちろん、女性にとっては悩みのダイエットも腸活を意識して取り組んでほしいものです。食べる食品が偏ってしまったり、運動不足や不規則な生活リズム、ストレスなども体調不良に大きく関わります。
また、体内デトックスも年齢とともに代謝が衰えてくるため、意識して生活習慣に取り入れていきましょう。中でも最近注目のプロバイオティクスはストレスや電磁機器の多い現代社会では、最適な腸内環境を整えるために必須と言えるかもしれません。あなたの肌を美しくする「腸活」始めてみませんか。
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