美人がやってる手ぐしでルーズヘアをつくる方法
目次
おくれ毛を愛する手を使ったヘアメイク
美人はコームやブラシを使わない
ロングでもミディアムでも、ショートヘアでも髪にはコームやブラシは使いません。すべて「手」を使いましょう。”なぜだかきれい”と言われる秘密は、「メイクをした感がないこと」だと何度も言っていますがもちろん髪もそうです。ラフなエアリー感のある髪が手に入るだけで美人度が違ってきます。
だから、ビシッとコームでとかした髪は厳禁で、手だけで仕上げるのがラフになり好感度が高いのです。私は寝ぐせがひどくて、という人もいるかもしれませんが寝ぐせくらいのルーズ感が可愛いです。「スタイリングが上手だな」と思う人は、実は手ぐしでざっくりまとめているはずですよ。
ラフな髪のためには「少量のバームにワックスを混ぜたもの」が活躍します。バームはツヤをつくるのはもちろんのこと、髪の保護もしてくれます。良い香りのものも多くコロン代わりにもなるので、これを固めのワックスに混ぜしっかり手にひらで伸ばしてから、手で髪をとかしましょう。
これが上手くなるには少し練習が必要ですが日々のトレーニングあるのみです。最初は少量のバーム&ワックスからスタートしていくのがポイントで、ツヤが足りないときは後からバームを足すとうまくいきます。まとまりにくいときは、後からワックスを足してください。
分け目は毎日変える
「分け目はどちらですか?」とはよくヘアサロンで聞かれるものですが、自信をもって「分け目は決めていません!」と答えましょう。分け目の部分が日焼けし角質が固くなって根元が弱り、薄毛の原因にもなるのです。モデルさんたちは分け目がぴっちりしているけれどあくまで仕事なので、日々のことにはしないようにしましょう。
分け目は危険ゾーンでそこが貧相だと急に老けて見えてしまいます。分け目がどこにあるのか分からないほうが断然若々しいのです。そのためには、分け目は毎日変えましょう。思い切って左、右、中央と毎日朝起きたときにクセに合わせて変えてみてください。
人の顔は左右違うので、分け目の位置で顔の見え方や雰囲気もがらりと変わるのでそれを楽しんでみてはいかがでしょうか。左に分け目をつくると大人っぽく見えたり、中央で分け目をつくると若く見えたりと色々です。鏡を見ながら「私の顔って、こんな印象にもなるんだ」と新しい発見を楽しんでください。
ポニーテールはこめかみともみあげがすべてを決める
ポニーテールはどの高さで結んだかで印象が違うので、一つ覚えておくだけでいろいろなシーンで使え、オフィススタイルなんかにも似合うものがあります。まずはバームとワックスを混ぜたものを手全体に薄くつけます。そして髪を手のひらで押さえるのではなく、指を立てるようにしてまとめていきましょう。
ポイントは最初の一手で、まず手ぐしで中央の髪をトップに集め、次に耳上の左右の髪を集め、最後に襟足の髪となります。最初が肝心な理由は、初めに中央で集めた部分がトップの高さを決めるからです。もし左右からスタートすると分け目が出てしまって、ふんわりさせたい部分がつぶれてしまうのです。
ひとつに束ねたら、まずナイロンの髪ゴムでぎゅっと結びましょう。このぎゅっと感が甘いと、後から毛先を引き出した時に崩れてしまいます。もしシュシュなどを使いたい場合も先に髪ゴムで結んでおいてください。この後、トップの毛束を数か所引っ張り出します。思ったよりも多めに引き出してもいいです。
この引き出し=くずしが超重要です。そして、最後の仕上げは「こめかみ」と「もみあげ」で、この2か所の髪を引き出してくずすことがルーズ感を決めます。前髪とつながっているこめかみともみあげの毛にラフさがあるからこそ自然になります。
ルーズなお団子ヘアは大人のたしなみ
おだんごヘアはさきほどのポニーテールの延長でつくれます。手をかけているようでまったくかかっていないアレンジなので、ぜひ覚えておきましょう。例えば、夏の暑い日にさわやかさを出したり、パーティなどでこのおだんごにリボンやカチューシャをつけるだけでぐっと華やかになったりします。
つくり方は先ほどのポニーテールをつくり、ピンで毛束を留めていくだけです。髪はまとめてゴムで結びトップの毛束を引き出して、顔まわり、もみあげ、後れ毛を引き出すところまではポニーテールと一緒です。そこからポニーテールのしっぽの部分の毛束を何となくゴムのまわりにぐるぐるっと巻きつけましょう。
そして巻き付けて毛束を抑えながら、アメピンをゴムに向かって1本打ちます。そこが決まればあとは2本ぐらいアメピンを追加するだけです。また、巻き付けたおだんご部分のフワフワが崩れないように、3本ほどUピンも刺しましょう。
おだんごの高さによって印象が違うので、アクティブにしたいなら高めに、大人っぽさを演出したいなら低めになどと色々楽しんでください。これも練習が必要ですが、最初のピン1本をしっかり打てばなだれは起きません。外出先で直すのもそんなに難しくありません。
サラサラヘアは老けて見せる
今流行っているのが、ふわっとしたニュアンスでゆるいウェーブなのでどうしてもストレートのサラサラヘアは古い感じがして、その人を老けて見せてしまいます。きちんととかした髪やクセ一つないストレートは何か古いのです。髪の毛に欠かせないのは「ゆるっと感」に尽きます。
いちばん気を付けてほしいのがショート&ミディアム、ボブヘアの人です。アレンジが必要のない髪形ですがそれだけにサラサラになりがちですので、そういう人はゆるっと感を特に意識しましょう。簡単な習慣で手に入れることができ、それはバームを手のひらに伸ばして、根元以外の髪全体にもみ込むだけです。
これだけで、ツヤとゆるっと感が出て今っぽくなります。クセがつきづらいまっすぐな髪質の人は、メイクを始める前にざっくりハーフアップで髪を結ぶなどしてクセをつけておくことをおすすめします。メイクが終わってゴムをほどいたら髪が自然と立ち上がり、ゆるいクセがつくのでセットしやすくなります。
バームを使えば髪のトリートメントにもなるので、一石二鳥です。さらに余ったバームは手に塗り込めばハンドクリームにもなります。髪が柔らかくて毛が寝てしまうなら、固めのワックスと混ぜて使ってもいいでしょう。伸びかけでまとまらない時期のアレンジにも重宝しますよ。
まとめ
顔のメイクがばっちり決まっても、髪形がイマイチだと気分も盛り上がりませんよね?いま流行りのゆるふわ感を出しつつ、大人っぽくもアレンジできるポニーテールとおだんごヘアは簡単にできるのに清潔感があり、男性にも女性にも好感度の高い髪形になります。
それにしてもコームやブラシを使わないというのにも抵抗がある方もいるかもしれませんが、髪を乾かす際には使ってもらい、ヘアメイクをするときには手ぐしで完了させる方法です。実際に試してみると適度なゆるっと感と髪にツヤが出て自然な感じに仕上がります。きちっとしすぎずに、女性らしさを感じさせる髪形になりましょう。
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