パウダーがベースメイクの仕上げを決める
目次
肌に優しくて長く使えるのはパウダーファンデーション 多少高くてもいいものを使いましょう
クリームチークもいれると落ちにくい
ファンデーションでメイクの土台ができたら、そのあとは「クリームチーク」の出番です。ファンデーションで肌をつくるとどうしても顔の血色が消えてしまいますので、自然なほっぺたに見せるためにチークが必要です。
プロのおすすめは2種類を使い、ベースメイクの段階でクリームチークを仕込んでいきましょう。
じつはパウダーのチークだけでは落ちやすく、「夕方にはいつもチークが消えている」という人も多いのではないでしょうか。
だからこそ先にクリームチークを入れておくと、パウダーチークとくっついて落ちにくくなるチークの二層構造をつくります。おすすめの色は日本人に似合う、”アプリコット”か”サーモンピンク”の二択が鉄板です。
また、クリームチークは色がべたっとつくから苦手という人もいるのですが、それはテクニック次第なのでチークをいつでも上手に入れられる方法をお教えします。
チークは正面から見える位置に入れる
チークを入れる位置は正面から見てよくみえる位置で、小鼻の横、黒目の下、ちょうどアンパンマンの赤い頬あたりが正解です。ここがいちばん好感度が高く見えますし、後でパウダーチークをのせるので多少適当でもOKです。
チークを入れる場所には流行が出ますが、普段のチークは流行りにとらわれ過ぎないことをおすすめします。塗り方はまず手の甲にクリームチークを取り、それをファンデの残っているスポンジの面で取り、そのまま頬にのせれば自然になじませてつけることができます。
左右同じ位置にきれいにいれる方法は、鏡を正面に持ってその鏡に顔全体を映すことです。左右交互に少しづつ色味を入れていくことです。片方の頬だけ先に仕上げてしまうと左右の位置がずれたり、色が濃すぎたりなりがちなので失敗を防ぐために参考にしてみましょう。
パウダーを極めるものはベースメイクを制す
これからが仕上げで、「落ちないメイク」のいちばん肝心なところとなります。「リキッドファンデだけで粉はつけない」という人もいますが、液状のものが皮膚にのったきりではヨレたり、剥がれたりします。ですから、最後にどうしても粉をのせピタッとフィットさせることが大切です。
ここで最後の無敵の壁を作るのがパウダーで、崩れないためには下地と同様2種類のパウダーを使い分けましょう。パウダーには大きく分けて2種類あり、これらはプロのヘアメイクの間では「塩」と「砂糖」と呼ばれていたりします。
「塩」は見た目が白くて塗ると無色透明になるルーセントパウダーのことで、俗にいう”おしろい”です。粒子が細かく触るとサラサラしています。昔は仕上げのパウダーと言えば、これしかなかったのですが最近はもうひとつミネラルパウダーが、様々なブランドから出てきました。
このミネラルパウダーが「砂糖」で、粒子が粗く肌色で指で触るととてもしっとりしています。仕上げにはこの2つを使います。
皮脂を抑えるのがルーセントパウダー
メイク崩れの大きな要因の一つが皮脂で、皮脂が毛穴から出ることで液体であるファンデーションをじわじわと溶かしてしまいます。でも、ルーセントパウダー(塩)が肌の上にあれば、皮脂が出ても粉が吸い取ってくれるので結果ファンデが落ちにくくなるのです。この「塩」は粒子が細かく油分、水分を吸い取ります。
ですので、「塩」を使うのはテカリやすい部分のみで、顔全体に塗るのは禁止です。顔中に「塩」をはたいてしまうと顔がつっぱったり、小じわが目立つことになります。顔には乾燥しやすい部分と、脂っぽくなりやすい部分の両方がありますが、その脂っぽいところにのみ「塩」を使うのです。
皮脂が出やすい部分は、「シリコン系の下地」を使ったのと同じ「小鼻、小鼻の脇、Tゾーン、あご」の4か所です。付属のパフでパウダーを少量取ってこの4か所だけにすりこんでいきます。乾燥肌で皮脂がでないという人は「塩」を使わなくてもOKです。梅雨や夏など湿気が多く汗をかきやすい時期のみ使用してもいいと思います。
ミネラルパウダーは使うと「ツヤ」になる
次はミネラルパウダー(砂糖)を塗っていきますが、そのためにまず筆を用意しましょう。ここだけはプロも必ず筆を使います。なぜなら限りなく薄くつけることが肝心だからで、それは筆にしかできないことです。筆は高価なものでなくて構いません。触って気持ちいいものであればよいでしょう。
このミネラルパウダーの特性は「乾燥しないこと」で、これを塗れば保湿力を与えツヤを出すことができます。このパウダーをのせることでファンデーションの液体のツヤが、もっと自然な内側からにじみ出るツヤに変身します。ただやはり粉なのでたくさん塗ると厚ぼったく見えてしまうので、筆を使って限りなく薄くつけましょう。
使い方は、まずパウダーの蓋に粉を出し、その蓋にブラシを軽く押し付けるようにしながらグリグリとかき混ぜてしっかり粉を含ませます。その後筆の部分を上に返して、持ち手の端を垂直に机の上でトントンと数回叩きます。こうすることで筆の表面についた粉が奥へと入っていきます。
何気ない作業ですがここがポイントで、こうすることによって顔全体に均一に薄くつけることができますので忘れないようにしましょう。このパウダーをのせるのはルーセントパウダーをのせたところ以外です。ブラシをくるくると回しながらやさしく皮膚を磨いていく感覚で滑らせましょう。
ミネラルパウダーの特性で磨くとツヤ感がどんどんでてきます。このとき優しいタッチでないと、リキッドファンデーションが崩れてしまうので注意しましょう。肌の悩みに応じた部分でパウダー使い分けると、理に適っていますし、最高の仕上がりになります。
「目の下の防波堤」仕上げとは?
あとは最後のおまじないで、涙袋にパウダーを塗ることです。夕方くらいに目の下にマスカラやアイラインが落ちて黒くなることがありませんか?それは、涙袋や目の下の際の部分がリキッドファンデでウエットなままだからです。ここはパウダーをつけてもファンデが顔を出しやすい部分です。
まばたきをするたびにマスカラやアイラインの色が溶けてしまいます。なので涙袋と目の下にしっかりとパウダーをつけておくことで、色落ちを防げるのです。ここに塗るパウダーは塩でも砂糖でもアイシャドウのベージュっぽい粉でも何でもOKです。
ちなみに目の下の小じわが気になる人はミネラルパウダーにしてください。アイシャドウブラシかチップで、パウダーを丁寧にのせていき、ゆびで触ってさらさらした感触になるまで塗ってください。パウダーで防波堤をつくるイメージです。
美しく見えるポイントにだけ塗る
これでベースメイクは完成です。ここまで読んでくれた方は気づいたかもしれませんが、すべての工程で顔全体に塗っているものはありません。”必要な個所に、必要なだけ塗る”これがもともとの顔を美人に見せるための秘密です。
今まで下地やファンデを顔全体に塗っていた人には、仕上がりのしっとり感がはじめはなじめないかもしれません。でも肌にとってはこれがベストです。塗っているけれど、塗っていないように見えるそんなあいまいな、もともと肌がきれいと思わせるような軽さはこういったことから生まれます。
すべてのアイテムを顔全体に塗ると、頑張った感じが出て、痛々しくなってしまうのです。すべてを隠そう、消そうとしてはいけません。「美しく見せるポイント」だけを押さえればいいのであり、その方がやっていることがバレない、まるで素肌がきれいな人に見えるベースメイクになります。
まとめ
今回でベースメイクは完成です。これまでに紹介したテクニックは慣れるまでは大変かもしれませんが、一度身につけたら一生つかえるテクニックとなり、素肌美人としてまわりに認識されること間違いないでしょう。透明感のある、若々しい肌はメイクの仕方で、美しく魅せることができます。
肌にも優しく、高価なコスメにも頼らないでもモデルさんのようなツヤ肌が毎日、再現できるとしたら試してみない手はないでしょう。いままでとあまりにも違う肌の質感に最初は戸惑うかもしれませんが、周りの反応は以前とは違うものとなり、自分の美しさにも徐々に気づき慣れていくので心配いりませんので自信を持ってください。
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