手足の肌荒れや乾燥は正しいボディケアで改善
目次
正しいボディのお手入れでツルすべのトータルビューティーを目指しましょう
背中・胸のニキビ 完全テクニック
背中や胸は身体の中でも顔の次に皮脂腺がたくさんある部位で、そのため皮脂の分泌が多くニキビができやすいです。予防のためには皮脂や汗をしっかりと落とし清潔にすることが大切です。背中や胸のニキビで悩んでいる人でありがちなのが、お風呂のたびにナイロンタオルでゴシゴシとこすることで、これでは治るどころか悪化する一方です。
できてしまったニキビをこすっても良くなることはなく、続けてしまうとシミになることすらあります。身体を洗う時はナイロンタオルやボディブラシは避け、普通の綿タオルを使いこすりすぎずやさしく洗うことがポイントです。洗浄剤としておすすめなのが固形せっけんで、ボディソープは界面活性剤が多いため肌に刺激を与えます。
また、ボディソープの多くは洗いあがりにしっとり感を残すために油分が配合されています。これが肌に残って油膜を張りニキビの原因になることがあります。体を洗った後にシャンプーなどをすると背中や胸にその成分が残り、それが肌への刺激になります。先に髪を洗ってから身体を洗うようにしましょう
背中や胸のニキビは汗と衣類の刺激で悪化する傾向にあります。夏は朝晩シャワーを浴び汗をかいたらこまめにふき取るようにしましょう。これを心がけるだけで、ニキビが緩和されることもあります。また、衣類にも気を配りとくに背中や胸に直接触れる衣類は綿素材のように吸湿性がよく、肌触りの良いものがベストです。
<ボディのニキビに使われる漢方薬>
顔のニキビと同様にボディのニキビを根本的に治すには、漢方薬の飲み薬が有効です。ただし同じニキビとはいえボディと顔では症状が異なるので、処方も違ってきます。タイプ別におすすめの漢方薬を紹介しましょう。
まずは背中や胸全体にあせものように小さいニキビが散らばっているタイプには「柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)」という処方がよく効きます。ニキビの炎症を鎮めたり免疫を高めたりして、ニキビのできにくい肌質に改善します。
化膿したり痛みを伴ったりするようなニキビが背中の真ん中にできる人には、「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」がおすすめで、この処方はとくにアレルギー体質の人や、虫刺されの跡がなかなか消えない肌質の人に合うようです。
ボディのカサカサ 完全テクニック
肌にもともと存在するセラミドなどの保湿物質は、水に触れるだけでも流れ落ちて失われてしまいます。お風呂上りにカサカサするのはそれが原因です。カサカサを防ぐには顔と同様にボディにも保湿ケアが必要で、部位によって皮脂の分泌量が異なるので保湿ケアも変えるのが良いでしょう。
皮脂の多い背中や胸は基本的に何もつけなくてOKですが、カサつきを感じたときは油分が少なめの保湿成分が入ったボディ用保湿ローションなどを薄くのばしましょう。手足は皮脂腺が少ないので油分を適度に含む保湿クリームを丁寧に塗ります。ひざやひじなどカサつきが気になる部分には、尿素配合クリームを使うとよいでしょう。
ボディローションを選ぶとき「赤ちゃん用なら肌にやさしいはず」と思っている人も多いようですが、じつは赤ちゃん用には殺菌成分などが多く含まれることがあるので要注意です。また天然の植物成分を使ったものなどもありますが、肌の弱い人にはかえって刺激になる恐れもあります。肌に合うものが見つからないときは、アトピー用のスキンケアラインから選ぶと安心です。
手あれ 完全テクニック
手荒れは、仕事で頻繁に手を洗う人や家庭で水仕事をする人に多い肌トラブルです。でも、どんなに手が荒れていても手を使わずに生活はできません。そのため一度起こると角層のバリア機能が壊れ悪循環を起こして治りにくくなります。すでに手荒れが起きている場合には、手洗いを最小限にとどめます。
熱めのお湯は乾燥をまねくのでぬるま湯を使い、洗った後は水気をきちんとふき取りハンドクリームを塗るのを習慣にします。ハンドクリームはボディと同様に尿素配合がおすすめです。
かかとの角質 完全テクニック
かかとのガサガサやひび割れの正体は厚くなった角質で、かかとには皮脂腺が少なく刺激も多いため角質肥厚が起こりやすいのです。解決策は古い角質を取ることですがそれだけでは、またすぐに新たな角質がたまるので、取った後の保湿ケアが重要です。
角質のケアのコツは入浴や足湯で肌表面をやわらかくしておこなうことで、余分な角質だけが剥がれ落ちやすくなります。週1回を目安にして角質を取った後は、尿素クリームなどで保湿しましょう。
※尿素:体内で作られる天然保湿因子の主要成分の一つで、水となじみがよく水分をしっかりとつかまえて保湿する働きがある。ただし、乾いた空気の中では保湿力は下がる。また、角質をやわらかくして角質肥厚を予防する効果もある。
唇のあれ 完全テクニック
ガサガサしてひび割れて居たり、皮がめくれていたり、そんな唇では口紅もきれいに映えず憂鬱になりますよね。そもそもなぜ唇が乾燥しやすいかというと、唇は粘膜と皮膚の境界線で肌のように皮脂分泌ができず、また唇の角層は極めて薄いからです。
唇があれているときは、皮をめくるのは厳禁で、舌でなめるクセもよけい乾燥して悪循環になるのでやめましょう。おすすめのケアは保湿効果に優れたワセリン+粘膜の荒れに有効なハチミツのパックです。ふっくらつややかな唇を目指しましょう。
☆ワセリン&ハチミツパック
ワセリンとハチミツを1:1で混ぜたものを唇に塗り、真ん中に空気穴をあけたラップで覆って3分ほどおいたのちにはがせば完成です!
※ワセリン:石油からとれる炭化水素類の混合物を精製した物質。皮膚に刺激の少ない保護剤で手荒れやあかぎれなどの症状に使われる。
頭皮のフケ・かゆみ 完全テクニック
きちんとシャンプーしているのにフケが出る、頭皮がかゆくなるという人は「脂漏性皮膚炎」の可能性が高いです。これは顔だけでなく、頭皮でも起こります。対策としては適度にシャンプーして清潔に保つことが大切で、敏感肌用シャンプーを使い、爪を立てずに指の腹でやさしく洗いましょう。
ドライヤーの風は乾燥を招くので地肌に強く当てないようにします。乾燥が激しい場合は椿油などで保湿するのもよいです。
水虫 完全テクニック
水虫の原因は白癬菌というカビの一種で、不特定多数の人が裸足で歩くプールや温泉などでの感染例がよく見られます。こういう場所に行った後は寝る前に足を洗っておきましょう。もし、水虫になってしまったら市販の薬でもよいので両足の裏と指の間にしっかりと塗ります。
一見治ったように見えても皮膚の中で菌が生きていることもあるので半年間は続けましょう。綿のフットカバーや5本指靴下などを穿いてから靴を履き、足を長時間蒸らさないようにすることも大切です。
まとめ
なかなか人に聞けないあるいは、あまり目に見えない部分なのでケアをおろそかにしがちな身体の各パーツごとの対策はいかがでしたでしょうか。手軽にできることが多く、お風呂上りなどにササッとケアすることで良くなります。あまり放置して悪化させてしまうと、ひどくなってあわてて皮膚科にいっても跡が残ってしまうこともあります。
顔だけでなく、体全体に肌はありつながっています。部位によって肌質は異なりますが基本的に乾燥を防ぐ保湿ケアがとても大切です。敏感肌の人はワセリンや精製されたオリーブオイルなどは刺激も少なく毎日のケアに使うことができます。毎日外からの刺激をバリア機能で守ってくれている肌だからこそ、労わってあげましょう。
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