美肌になるための洗顔後のケア
目次
どんな洗顔料・化粧水・美容液を選んだらいいの?
肌の余分な皮脂汚れを落とす ”洗顔”
ほとんどの人が正しくできておらず肌を傷めてしまっている場合も多いです。完璧な洗顔テクニックを手に入れて美肌へつなげていきましょう!
【やりがちNGスキンケア ”洗顔”】
・泡立てが足りない:泡の量が少ないと洗顔料の濃度が濃すぎるうえ、摩擦の原因になる。
・ゴシゴシこすりすぎる:洗顔は摩擦で洗うのではなく、泡で汚れを落とすものでこすって洗うと角層を傷つけるだけです。
・すすぎ不足:生え際やあご下など、泡がついたままだと肌への刺激となってしまう。
・時間のかけすぎ:長々とやりすぎると当然肌への負担になる洗浄剤だということを忘れない。
・仕上げに冷水:肌を冷やすことで毛穴が一時的に縮まったように感じるが、その冷却効果は30分と持ちません。逆に、急激な温度変化は赤ら顔の原因になることもある。
【正しい”洗顔”の手順をマスター】
1.まず、ぬるま湯で顔を濡らす
手を洗って雑菌を落とし、そのあと顔をぬるま湯で素洗いしておきます。
2.洗顔料をよく泡立てる
洗顔料を適量手のひらにとり、水を加えながら泡立てます。このとき空気を含ませるように泡立てるのがポイントです。
3.泡は皮脂の多いTゾーンからのせる
皮脂分泌の多い額や鼻にかけてのTゾーンにまず泡をのせます。くるくると円を描くように軽く汚れとなじませます。
4.次に頬などのUゾーンを洗う
頬やあごなどのUゾーンにも泡をのせ、泡を転がすようにして軽く汚れとなじませます。最後に目元や口元などの繊細な部分にも泡をのせて、軽くなじませます。
5.ぬるま湯で十分にすすぐ
人肌程度のぬるま湯で、丁寧に洗い流していきます。特に、こめかみやフェイスライン、髪の生え際などに泡が残らないようにちゃんと洗い流しましょう。
★便利な泡立てネット、ここに注意!
洗顔料は水と空気を含ませながら適正な洗浄濃度にしていくものです。スピーディーにたっぷりの泡をつくれるのが便利な泡立てネットは、じつは水が少なくても泡立つのが盲点。きちんと適正な水を加えないと、濃度が高いまま肌に触れてしまうことになるので注意しましょう。
洗顔のおもな役割とは?
顔の肌は衣服などのおおわれている部分と違い、排気やたばこの煙、ほこりなどの空気中の汚れにいつもさらされています。これらの汚れに、さらに汗や皮脂、古い角質、メイクアップ料などが混ざり合ったものが”肌の汚れ”の正体です。この状態を放置しておくと雑菌が繁殖したり皮脂が酸化して過酸化脂質がつくられたりと、肌の刺激物に変化してしまう恐れがあります。
「クレンジングで全部落ちないの?」と思われる方もいるでしょうが、クレンジング料はメイクアップ料など油性の汚れを落とすことに、洗顔料は水性の汚れを落とすことに特化しています。だから、メイクをした日は両方が必要となるのです。朝の洗顔が必要なのは、夜寝ているうちに分泌された汗や皮脂、ほこりなどで汚れがついているからです。
どんな洗顔料をえらんだらいいの?
最近では、肌に潤いを残す洗顔料や美白の洗顔料など、汚れを落とす目的以外のものも多く出回っています。しかし洗顔料は洗い流してしまうものなので、保湿や美白の成分が配合されていたとしても、全部すすぎの時に水に流れてしまいます。洗顔料を選ぶときは、あくまで汚れをしっかりと落としてくれるものを選びましょう。
一番のおすすめは、シンプルな固形石鹸です。なぜなら、”しっかりと汚れが落ちて、肌に余分なものが残らないから”です。例えばしっとり洗顔料には、油分が含まれていてそれで肌に油膜を張ったような状態にしますが、あとから使う化粧品の浸透を妨げてしまいます。洗顔料は成分表示からは選びにくいのですが、形状からある程度判断できます。
洗顔料の形状別の特徴
◇固形石鹸 おすすめナンバー1
シンプルな固形石鹸なら、余分な油分をあまり含まないものが多い。オイリー肌の人なら、浴用せっけんを使うのもアリです。皮脂汚れはもちろん肌に残ったメイクアップ料もすっきり落とし、洗い上がりに油膜を残さないところがメリットです。
◇洗顔フォーム(クリーム、リキッド)
肌への負担は、強いものから弱いものまでさまざまで、しっとりタイプの多くは30~40%の油分を含み肌に油膜を残す仕組み。
◇パウダータイプ
洗顔フォームと同様に、洗浄力が強いものから弱いものまでさまざまある。
◇泡タイプ
手早くさっと洗顔できるのが便利な反面、強い界面活性剤を配合しているものもあり選び方は難しい。泡の固いものは、発泡剤が多く含まれる傾向にあり、肌への刺激となる。
◇泡立たないタイプ
超しっとりタイプ。洗浄力が弱く汚れが十分に落ちないので、水でもしみるほど肌荒れがひどい人以外はおすすめできない。
肌への効果を求めるなら選び方がポイント ”化粧水”
【やりがちNGスキンケア ”化粧水”】
・手でバチバチたたく:たたく刺激が赤ら顔やシミの原因になることもあるので注意が必要です。
・何度も重ねづける:たっぷり重ねづけしても、角層の2~3層にしか浸透しません。
【正しい”化粧水”の手順をマスター】
1.手のひらに適量の化粧水をとる
使用量は化粧水によって異なるので、取扱説明書を参考にしましょう。ただし、化粧水はつけた分の大半が蒸発するので、あまりたっぷりつける必要はありません。
2.顔全体にさっとなじませる
まずは手のひらで顔全体にさっとなじませます。仕上げに、乾燥しやすい目のまわりとフェイスラインに手のひらを使って軽く押さえてなじませましょう。
化粧水は何のためにつけるもの?
「化粧水=肌のうるおいのもと」と思われがちですが、化粧水がそのまま肌の水分になるわけではありませんし、化粧水だけでは十分な保湿はできません。なぜなら、化粧水の大半は水なので水の中に保湿成分はあまり配合できないから、保湿効果に過度の期待は禁物です。
化粧水はなんのためにつけるかというと、清涼感があって心地よい気分になるからつけるようなもので、化粧水はスキンケアにとって不可欠なものではないのです。必要な成分を補給する意味はありますが、そこまで重要なものではないので、あまり高価なものを使わなくてもかまいません。
どんな化粧水を選んだらいいの?
肌を瑞々しく整えるという意味では、化粧水は使用感の好みで選んでかまいません。ただ、使うからには効果を求めたい人には、自分に必要な美肌効果のある化粧水を選びましょう。一番のおすすめはビタミンC誘導体入りの化粧水で、抗酸化作用、美白、毛穴の引き締めなど様々な効果を持つ成分です。
ビタミンC誘導体はクリームより水に配合した方が、安定性が高まる成分なので化粧水なら好ましいといえます。
※誘導体とは? 通常のビタミンCは水溶性のため、そのまま肌に塗っても吸収されにくい。そこで油溶性などの物質をくっつけ安定性を高めたのが誘導体で、肌内部で活性型のビタミンCに変わる。
【水溶性の美肌成分】
1.ビタミンC誘導体 ☆オススメ☆
ニキビ、シミ、シワ、毛穴のたるみなどあらゆる肌の悩みに対応する。いくつか種類があるが、「リン酸パルミチン酸型(APPS)」がもっとも効果が高い。
2.各抗酸化成分
水溶性の抗酸化成分なら、化粧水で使う意味がある。オウゴンエキス、リコピン、グレープシードエキスなど各種植物エキスがよく使われる。
3.保湿成分
アミノ酸(天然保湿因子)、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分は水溶性なので化粧水にもよく使われる。ただし、ヒアルロン酸、コラーゲンの配合量は少量になる。なぜなら、高濃度に配合しているものは美容液のカテゴリーになるためである。
化粧水をつけるのはコットン?それとも手?
普段のスキンケアではコットンを使う必要性はありません。なぜなら、コットンを肌の上にすべらせるたびに力を入れすぎたり、強くパッティングしたりなど、間違いやすいポイントがたくさんあるからです。どんなに上質なコットンでも、強くゴシゴシとこ繊維の線維の刺激で角層に小さな傷がつきやすいです。
角層に傷がつくと肌の潤いが蒸発し、外からの刺激が肌内に入り込みやすくなります。すると肌は乾燥して、老化を招く原因となります。手で付けるとムラになるや手が化粧水を吸ってしまうなどと耳にしますが、それらはすべて俗説です。手で化粧水をつけるのはまったく問題はなく、むしろ肌にとってやさしいのです。
保湿成分をはじめ様々な有効成分を肌に補給する ”美容液”
【やりがちNGスキンケア ”美容液”】
・塗る量が少なすぎる
説明書に記載されている適量をつけることではじめて効果がでる設計になっているので、量が少ないと効果はでません!
・顔の一部分だけにしか塗っていない
美白用の美容液なら頬の一部だけ、アンチエイジング用の美容液なら目元だけなどと、たいてい顔の一部にしか塗っていないようです。美白やアンチエイジング化粧品は予防的に使うもので、部分的に塗ってはきちんと予防はできません。
・テカリがちな部分に油分の多い美容液をたっぷり塗っている
美容液は顔全体に塗るのが基本ですが、オイリー肌の人は油分の与えすぎには注意しましょう。Tゾーンにつけすぎると、皮脂が詰まってニキビなどの原因になることもあります。
・2つ以上つかうとき順番を考えずに塗る
美白やアンチエイジングなど、異なる目的の美容液を2つ以上使う時は水っぽいテクスチャーのものから、油分のあるものへと重ねないと、浸透が損なわれます。
【正しい”美容液”の手順をマスター】
1.美容液を適量手のひらに取る
基本的には説明書どおりの量でOKですが、保湿美容液なら乾燥具合に合わせて量を調整するとよいでしょう。
2.手のひらで押さえるようになじませる
両手の手のひらに美容液を広げ、両手で押さえるように頬からなじませていきます。目のまわりや小鼻などの細かい部分にも丁寧になじませます。
3.マッサージする感覚でさらに浸透アップ
顔全体につけた美容液を顔の外に広げるようにマッサージしながら、さらになじませていきます。ただし、肌が敏感な人はこのステップを省略してください。
4.仕上げに押さえてなじませて
目のまわりやフェイスラインを手のひらや指の腹で押さえながらなじませましょう。美容液を塗るときに、ツボ押しを加えればさらに美肌効果が高まります。
美容液ってどんなもの?
美容液の大きな特徴は、保湿成分や美白成分などの有効成分が豊富に含まれているので、肌にうるおいや栄養を与えるスキンケアのメインとなる重要アイテムです。美容液は密度が濃いため、その分サイズは小さめのものが多いようです。
実は、美容液の正確な定義はないので、各メーカーが色々なものを美容液として発売しています。美容液は、クリームとともに化粧品の効果をもっとも期待させるアイテムで、どのメーカーも開発に力を注いでいます。
配合される有効成分研究や使用後に効果を実感してもらうための浸透促進の技術などその進化はめざましいものがあります。最先端の技術を試したいときには、美容液から使ってみるのも化粧品選択の方法の1つです。
☆有効成分を効率よく補える秘密:美容液には有効成分が豊富に含まれていて、肌に浸透しやすいようにナノカプセル化したり、成分が肌に長くとどまるように工夫されているため。
どんな美容液を選んだらいいの?
「美容」液というからには、なんらかの美容効果を期待するものなので有効成分についてきちんと確認することが大切です。保湿から美白、アンチエイジングまで色々な成分を含むものがあるので目的に合わせて選びます。保湿目的で選ぶのなら、保湿力にすぐれたセラミドが配合されたものがおすすめです。
肌に合う保湿美容液が見つかったら、むやみに使い分けるのはやめましょう。乾燥する冬はやや多め、べたつく夏はやや少なめに塗るなど、使用量で調整すればよいです。しかし、1本でシワも美白も対策をするのは難しいので、有効成分のしっかり入ったものを目的別に用意しましょう。
美容液の種類とそれぞれの特徴
◇保湿美容液
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたもので、肌の水分をキープしてうるおいを逃がさない効果がある。
◇美白美容液
ビタミンC誘導体やアルブチン、カモミラETなど美白成分を含むもので、シミのもとであるメラニンの生成をブロックするなどの作用もある。
◇アンチエイジング美容液
レチノールやナイアシン、ポリフェノールなどの有効成分を配合したもので、ハリや弾力のもととなる線維芽細胞に働きかけるものが多くある。
油分を補って肌をやわらかくなめらかに保つ ”乳液&クリーム”
【やりがちNGスキンケア ”乳液&クリーム”】
・強くこすったり、すりこんだりしてつける
肌への摩擦は、角層を傷つけるので絶対にNG!こすったり、すりこんだりしなくてもちゃんと浸透するので安心してください。
・テカリがちな部分にも大量につけすぎ
皮脂が多い部分につけすぎると、皮脂が詰まってニキビの原因になることもあります。クリームなら皮脂の少ない部分にのみつければ十分です。
【正しい”乳液”の手順をマスター】
1.手のひらに適量とって頬へ広げる
乳液の取扱説明書に書かれている適量を手のひらにとったら、両手のひらにのばし頬から広げてなじませていきます。
2.細かい部分にも丁寧に
目のまわりや口元などにも丁寧にのばしていいます。テカリがちな人は額や小鼻などのTゾーンは控えめにしておきましょう。
【正しい”クリーム”の手順をマスター】
1.目元や口元にピンポイントで塗る
適量のクリームを薬指にとり、皮脂腺の少ない目の下側や口のほうれい線に薬指でなじませていきます。
2.薬指でトントンとなじませて
目元や口元にだけピンポイントで塗りたいので、他の部分に広がらないように薬指でトントンとやさしくたたくようになじませましょう。
きちんと保湿できていれば、乳液やクリームは不要?
乳液やクリームを使う最大の目的は油分を補うことにあります。皮脂の分泌量が十分にある30代まではきちんとした保湿ができていれば油分補給は必要なく、乳液やクリームも不要のはずです。でも40代からは、水分だけでなく油分も低下するので、セラミド配合美容液の上から乾燥しやすい目元や口元に乳液やクリームを重ねる必要があるかもしれません。
乳液とクリームの両方を使わなければいけないかというとそうではありません。違いは水分と油分のバランスにあります。油分が多く、こってりとしたテクスチャーをを持つのがクリームで、動きの激しい部分である目元や口元にポイントとして使うなら油分補給効果の高いクリームのほうがおすすめです。
どんな乳液・クリームを選んだらいいの?
乳液を使うならセラミドなどの保湿成分が配合されたものがよいです。美容液と乳液の中間のようなテクスチャーで、保湿成分をたっぷり含んだ乳液もあります。油分によって補われた皮脂膜が肌の滑らかさを保つ仕組みは乳液もクリームも同じです。
肌に油分を補う目的で使うなら高価なクリームではなく、敏感肌用のシンプルなもので十分です。アトピー肌用のスキンケアラインから選ぶと、安心で手ごろなものが見つかります。べたつくのが苦手な人向けのジェルのような軽いテクスチャーでは効果が薄いので、コクのあるクリームらしいクリームを選びましょう。
皮膚科学的な立場からおすすめできる美容効果を狙った有効成分は、”シワに効くのはレチノール”、”シミに効くのは油溶性甘草エキス”です。これらのアンチエイジング効果を狙ったクリームでも極端に高いものではなく5000~1万円くらいのもので十分です。
まとめ
洗顔からクリームまでのデイリーケアはいかがでしたか?
意外にやりがちなNGスキンケアに当てはまっていた人は、肌のしくみと化粧品の性質を知ることで、美肌になるための正しいスキンケアが身についたことでしょう。
知らなかったことが多い人も、今日からすぐに始めることで肌をいたわることができますよ。肌トラブルを遠ざけ、本来の肌のうるおいや輝きを取り戻すには、習慣を変えることが重要です。化粧品選びも高価なだけのものではなく、肌に合ったもの、目的にあった成分を選んで使いましょう。デイリースキンケア 正解ステップ「洗顔~クリーム」までを今日から実践して効果を実感してくださいね。
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