毛穴をきれいに見せる方法
目次
毛穴の仕組みと原因を知って正しくケアすることが、美肌への第一歩!
毛穴が目立つのは汚れのせいじゃない!
黒ずみが気になる、開きが気になるなど、毛穴で悩む女性は多いと言われています。しかし、毛穴ほど一般の人が正しく理解できていないものはありません。雑誌などで見たことがあるかもしれませんが、よく目にする毛の横にちょこんと小さな皮脂腺がある図は実は、ボディの毛穴の図であることが多いのです。
顔の場合はボディに比べて皮脂腺が大きく発達しているため、毛穴が目立ちやすいのです。つまり、顔の毛穴の主役は毛ではなく、皮脂腺であると言えます。だから、顔の毛穴に脂がたまっているのは自然なことであり、毛穴はくぼんでいるため影ができることで、汚れがたまっていなくても黒く見えてしまうものなのです。
毛穴の大小の多くは遺伝的要因で決まる
毛穴の大きさを決める大きな要因は、男性ホルモンの量です。男性ホルモンが多めの人は皮脂腺が大きくなり、皮脂腺の出口も大きくなるから毛穴が目立つようになります。これは遺伝によって決まるものなので、毛穴用化粧品でも小さくなることはありません。
毛穴が目立つのは生まれつきの要素もありますが、皮脂が詰まって目立つ「詰まり毛穴」と真皮が衰えて肌がたるみ毛穴が拡がって見える「たるみ毛穴」は適切なスキンケアで予防や改善ができます。ただし、対処法が異なりますので、まずは自分の毛穴の状態を知ることでタイプに合った的確なケアを行いましょう。
身体の中からも毛穴対策を始める
生活習慣で毛穴が目立ってくることもあります。不規則な生活や喫煙、極端なダイエットなどはホルモンバランスをくずし、毛穴の開きを加速させます。また、日焼けは肌のハリや弾力を低下させ、たるみ毛穴を招くので注意が必要です。生活習慣を見直し、身体の内側からもケアしていきましょう。
ただどうしても毛穴を目立たなくしたいのであれば、予防だけでなく皮膚科で治療を受けるのもひとつの手です。皮膚科でピーリングやレーザーなどの機械を用いて治療すれば、自分だけのケアよりも効率がもっとあがります。トータル予算は10万円が目安ですが、まずはセルフケアによる予防が肝心です。
あなたの毛穴はどのタイプ?診断
1.皮脂と角質が混ざり合って目立つ 「詰まり毛穴」
毛穴の中の皮脂腺から分泌される皮脂と、古い角質が混ざって角栓になります。主にTゾーンの毛穴に多い。
★カン違いスキンケア
・朝、水だけで洗顔している
・お風呂で汗をかいて毛穴の汚れを落とす
・クレンジングオイルでマッサージしながら、毛穴に詰まった汚れを落とす
・保湿をおろそかにしている
2.加齢にともない縦長のしずく形に広がる 「たるみ毛穴」
真皮のコラーゲンやエラスチンが老化によって弱り、毛穴を支えきれなくなって、しずく形に垂れ下がった毛穴を指す。主に頬に多く見られる。
★カン違いスキンケア
・洗顔の最後に、冷水や冷やした化粧水で引き締める
・引き締め化粧水で毎日ケアしている
・アンチエイジングコスメは使っていない
・あぶら取り紙は使わない
3.生まれつき皮脂腺が大きいタイプ 「開き毛穴」
オイリーで赤ら顔ぎみの人に多い。オイリードライに傾くと、敏感になることもある。
★カン違いスキンケア
・毛穴パックで毛穴のそうじをする
・ゴマージュやスクラブで肌をこすっている
ピーリングや酵素洗顔で余分な角質を取り除く 詰まり毛穴タイプ
詰まり毛穴の正体は、毛穴の中から分泌される皮脂と古い角質の混じったものです。皮脂は日々分泌されているものなので、毎日のお手入れでケアしていくのが効果的です。それには毎日の洗顔が基本で、さっぱりタイプの洗顔せっけんで皮脂をきちんと落としましょう。それでもざらついて毛穴が詰まってしまうようであれば、ピーリングコスメや酵素洗顔料をプラスしてみてください。
これらのアイテムは古い角質をはがれやすくする分解作用で、穏やかに毛穴の詰まりを取り去ることができます。ピーリングは肌への刺激が強いと思われがちですが、AHAなどを配合したミルクやジェルタイプの洗い流すアイテムなら刺激は少なく、扱いやすいです。このように、皮脂だけでなく角質も落とすようにケアするのが、詰まり毛穴を予防するポイントです。
※AHA:ピーリングコスメに配合されている成分で、グリコール酸、乳酸、フルーツ酸などのこと。週1~2回の使用から開始し、慣れてきたら回数を増やすとよい。
角栓を除去する毛穴パックを行う 詰まり毛穴タイプ
酵素洗顔やピーリングコスメを使っても毛穴が詰まって気になるときの対処法として、毛穴パックは刺激が強いので2週間に1度くらいの頻度、クレイマスクなら1週間に1度くらいの頻度も守って使いましょう。ただ、毛穴は誰にでもあるものなので、あまり気にしすぎないようにしてくださいね。
毛穴パックは使いすぎると毛穴が余計に目立ってしまうこともあるので注意。なぜなら、角栓(毛穴の詰まり)をパックで引き出すということは、皮膚を刺激するので繰り返すことで毛穴がより広がってしまうことになるからです。詰まりをとっても毛穴が小さくなるわけではないことは認識しておきましょう。
真皮の弾力を取り戻すケアで毛穴を引き締める たるみ毛穴タイプ
たるみ毛穴は「予防」が基本で、20代のうちからきちんとケアしておくといいでしょう。自宅でできるケアには2つあります。1つ目はピーリングを行うこと。ピーリングには、真皮のコラーゲンを増やす作用があり毛穴のゆるみを防ぐ効果と、古い角質を取り去り角栓を防ぐことができるのです。
洗い流すタイプの方が肌への負担がすくなくおすすめです。2つ目はレチノール配合の化粧品をケアに取り入れること。医学的にも証明されているコラーゲンを増やす働きの強い成分で肌への浸透力があり、真皮まで届きます。
ただし刺激が強いという面もあり、使い始めは効きすぎると肌がカサカサしてきたりしますが、使い続けることで徐々に落ち着いてきます。レチノールはビタミンAの一種で、元は体内にある成分なので基本的には安全です。
皮脂抑制効果も期待できるビタミンCを取り入れる たるみ/開き毛穴タイプ共通
レチノールよりも刺激の少ないビタミンCは、肌が敏感になりがちな開き毛穴タイプにも使いやすい成分です。ビタミンCにはコラーゲンを増やす作用と、皮脂の抑制効果も少しあります。肌へ浸透力高めた誘導体型を選ぶのがおすすめです。
「リン酸アスコルビン」や「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と表示されているものを選ぶと良いでしょう。開き毛穴タイプの人は、テカリを感じたらこまめにあぶらとり紙で皮脂を押さえましょう。
皮脂によるテカリをそのままにしておくと、肌の上で酸化し過酸化物質という刺激物質に変化して老化を促す恐れがあります。また、イオン導入機という美顔器を使って、週に1度程度ビタミンCをイオン導入すると毛穴ケアに効果的です。
毛穴に効く7食べ物で体の中からケア 全タイプ共通
どのタイプの毛穴も、皮脂が多いとつまりの原因となり余計に目立ったり悪化したりします。そこで皮脂分泌を抑える栄養素を取りましょう。ビタミンB1は、炭水化物の代謝を助ける栄養素で豚肉やピーナッツ、焼きのりなどに含まれます。
炭水化物がきちんと代謝されないと、皮脂が過剰に分泌されてしまうのでそれを予防します。ビタミンB2は、皮脂の分泌をコントロールするのにとても有効な栄養素です。豊富に含む食品は、レバーや納豆、まいたけなどです。
カロリーを摂りすぎると皮脂が余分に分泌されてしまうため、茹でるや煮るなどの調理法をうまく活用し、甘いものの取りすぎにも気を付けてほしいです。
まとめ
あなたのいつものケアと比べてみていかがでしたか?
毛穴の悩みはクリニックなどでの相談内容でもつねに上位にランクインするものの一つですが、一般の方の理解があまりにも肌のしくみや正しいケアとかけ離れているために、毎日のケアが毛穴の状態を悪化させていることも多いようです。
毛穴は人間であればだれでもあるもので、さらに顔の毛穴は身体にくらべてより肌を保護するために、皮脂腺が大きく目立ちやすいことを知り、あまり気にしすぎないようにしましょう。そして、毛穴タイプにより異なりますが、毎日の的確なケアにより予防や改善ができます。化粧品の正しい使い方と生活習慣の見直しで、体の外側&内側から肌を美しくしていきましょう。
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