肌のきめ細やかさがツルンとした素肌をつくる
目次
素肌美人になれる 基礎メンテナンス① すべては肌を知ることから始まる
ツルンとした素肌をつくるのがキメ
ーキメの細かさは何で決まるの?ー
キメが細かい肌とは、皮溝(ひこうー肌の表面に走る溝)が深くて細く、はっきりしている場合のことを言います。肌表面の質感がなめらかなのが特徴で、「絹のようにすべすべ肌」となります。模様がきれいに並ぶと肌表面がツルンとして、透明感が増す効果があります。さらに、多くの光を取り込んで反射してくれるので、キラキラと輝いて見えます。
一方、皮溝が浅く広くなり、ふぞろいになる、皮溝と皮溝の交差点にある毛穴が大きくなると、肌の表面はざらっとしたいわゆるキメが粗い状態です。「麻のようなザラザラ肌」となります。
キメは肌の奥からの再生リズムを反映するので、化粧品だけで手っ取り早く整えることはできません。身体の内側からのケアで、肌の代謝を挙げることが肝心です。
スキンケアのメインステージ「表皮」と「真皮」
ー2つの特徴的な層が肌を守っているー
皮膚というのは、上から表皮、真皮、皮下組織という3つの層からできています。なかでもスキンケアのメインとなるのが、「表皮」と「真皮」の2つなのでその組織構造を知ることから始めていきましょう。実は、表皮と真皮の暑さは合わせても2mmほどしかありません。「お手入れはやさしく」と言われるのは薄い膜を傷つけないためなのです。
皮膚の表面にある「表皮」の働きは、保護作用。肌を通して外からの刺激が体内に入らないように守ったり、体内の水分が蒸発するのを防ぎ、肌の潤いを保つ役割を担っています。
表皮の下にある「真皮」の働きは、肌のハリや弾力の保持。クッションのようにふっくらと立体的な肌を作る役割を担っています。加齢などにより、真皮の働きが低下すると、肌を支えることができなくなり、シワやたるみの原因となります。
表皮の役割とは
ーうるおいを保ちながら、肌のすこやかさと美しさを守るー
皮膚の一番上になる表皮は、「角層」と「角層以下」で構成されています。
角層は外敵から身を守る役割を持つ。角層細胞が約20層積み重なっており、その厚さはラップと同じくらいの0.02mmで水分の蒸発を防いだり、外からの刺激を防いでいます。
角層以下の表皮は、肌の生産工場になっていて、真皮との境目にある「基底層」から生まれた表皮細胞が角層細胞に変化します。外的刺激から肌を守る免疫細胞や紫外線から表皮細胞を守るためのメラニン色素を作り出すメラノサイトも含まれます。さらに、摩擦などの物理的刺激を防御するなど重要な働きを担っています。
真皮の役割とは
ー表皮の下でふっくらした肌の土台を築くー コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の役割
表皮の下にある肌の土台のようなもので主な役割は、肌の弾力を保ち真皮内にある毛細血管が栄養と酸素を肌のすみずみまで届けることです。丈夫なたんぱく質からできた線維であるコラーゲンは真皮の約70%を占める主要成分です。シワやたるみはこのコラーゲンの減少や変性によって肌の弾力が失われることが原因となります。
エラスチンは、ゴムのような弾力のある繊維で、コラーゲンのところどころつなぎとめるように支えてますが、年齢とともに減ってしまいます。ヒアルロン酸はコラーゲンやエラスチンでつくられた網目構造のすき間を埋めるゼリー状の物質で、水分維持力が高いため真皮の構造を安定させます。
まとめ
毎日スキンケアはしていても、じつは肌のしくみについて考えたことなどなかった人も多いのではないでしょうか。でも、肌の中がどうなっているのか知っておくと、化粧品が肌のどの部分に効くのか、どのように効いていくのかという働きがわかってきます。
つまり、肌のしくみがわかるともっともっと肌はきれいになるのです。皮膚はただの一枚の皮ではなく、表皮と真皮が重要な働きを持っていますが、単独で働いているわけではなくそれぞれ連携して働いています。あなたの肌の状態を見極めて、表皮・真皮ともに健全な状態に整えておくことが重要だと言えます。
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