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「生活用の洗剤の選び方」~洗浄成分から分かる安全性~

オーラルケアの正しいやり方 洗剤の選び方で美しい手を

 

自己流のオーラルケアで口臭や虫歯が進行⁈

◆要チェック:白い歯に自力で近づく女子

・amazonでオーラルケア商品をポチり。

・歯磨き粉は1000円以上じゃないと怖い。

・セルフホワイトニングに興味がある

 

歯磨き粉は基本的に安全。ただし、歯や口の違和感は市販品で自己対処しちゃダメ!

 「お口の悩みは歯医者さんへ」

 

①大多数の歯磨き粉は危険性はないので安心を

 市販の歯磨き粉は「医薬部外品」が大半で、エナメル質を強化する「フッ素」をはじめ、抗炎症成分や抗菌剤などの有効成分を配合しているのが一般的です。「ラウリル硫酸ナトリウム」などの界面活性剤も入っていますが、濃度1%程度ですし、そもそも吐き出すので心配ありません。むしろ、医薬部外品を長年使っていた人が、化粧品の歯磨き粉に切り替えると、抗菌剤が入っていないので口の中が荒れる場合もあり、余計なことはしないのが得策です。

 

②知覚過敏用の歯磨き粉や刺激大のマウスウォッシュは注意!
 ただし、「知覚過敏」用歯磨き粉は危険です。これは硝酸カリウムという「麻酔剤」で神経を麻痺させるので、敏感な人は舌が痺れる、口の中が荒れる、歯の深刻な痛みなどを見過ごすなどのリスクも否定できません。また、刺激の強いマウスウォッシュは強力な殺菌剤を何種類も入れてる場合があります。常用すると口の中の雑菌に耐性がつき、口臭が返って定着してしまう恐れもあります。歯や口の悩みは必ず歯科医に相談しましょう。

 

 

オーラルケア製品の成分はこれに注意!

・界面活性剤は微量なので安心。ただ、ラウリル硫酸ナトリウムが多いと、使用後30分ほど飲食がまずく感じる。
・知覚過敏用の歯磨き粉は麻酔剤を入れている場合があります。しびれ感が強く、歯の異常を見過ごすリスクも。

・殺菌剤が何種類も入った強力なマウスウォッシュは菌の耐性がつき、口臭がむしろ定着する恐れも。

 

<歯磨き粉の界面活性剤はOK>
 歯磨き粉に含まれる界面活性剤は微量なので心配には及びません。ただ、ラウリス硫酸ナトリウムはタンパク質変性作用があり、 舌にある味蕾(味覚の受容器官)を一部破壊します。配合量が多い商品は、使用後30分ほどは味覚が変わり、飲食などがまずく感じる場合もあります。でもすぐに元に戻るので、気にならなければ神経質になる必要はありません。

 

<知覚過敏用の歯磨き粉に疑問!>

 知覚過敏に効くという市販の某歯磨き粉は、なんと「硝酸カリウム」という麻酔剤で、神経を麻痺させることで知覚過敏をごまかしています。歯や口の悩みは自己流ケアよりすぐに歯医者へ行きましょう。

 

<注意したいオーラルケア製品>

 次のオーラルケア製品は安易に使わないよう気をつけましょう。

 

市販の知覚過敏用歯磨き粉

 ☞知覚過敏用の歯磨き粉は、麻酔剤で知覚過敏をごまかすだけで、根本的な治療になりません。歯の深刻な痛みや疾患を見過ごすリスクもありますので注意が必要です。

 ※主な成分:硝酸カリウム

 

強力なマウスウォッシュ

 ☞市販のマウスウォッシュで特に刺激感の強い商品は、「塩化亜鉛」「 塩化ベンゼルコニウム」など殺菌剤を何種類も入れてるケースもあります。強力な殺菌剤を常用していると、口の中の菌に耐性がついてしまう場合もあります。

 ※主な成分:塩化亜鉛、塩化セチルビリジニウム、塩化ペンゼルコニウム

 

 

食器用洗剤のダメージはどの商品を選んでも一緒

◆要チェック:食器用洗剤で肌荒れ女子

・家中にハンドクリームを点在させている

・冬はお湯で洗う

・手荒れで家事アピールしちゃう

 

肌に優しい食器用洗剤に変えても、手荒れの悩みは全く解決しない!

 「フォーク1本洗うのにもビニール手袋を使う」

 

①食器用洗剤はもれなく脱脂力が強烈!

 手荒れの最大の原因は、洗剤で角層の保湿&バリアや皮脂膜を洗い流してしまうからです 。角層のバリアが弱まると、少しの刺激でも炎症を起こしてしまいます。洗剤の中でも特に手荒れを深刻化させるのが「食器用洗剤」です。低刺激な非イオン界面活性剤などを使った食器用洗剤もありますが、食器にこびりついた油を落とすものなので、脱脂力はどれも強力です。たとえ低刺激の商品を選んでも手荒れは治りません。

 

②手荒れの救世主は手袋しかない!

 手荒れには洗うたびに手袋をつけることです。私も以前は手荒れがひどく、手全体が赤くてガサガサでした。しかし、手袋をしただけで3ヶ月で治りました。なお、ゴム手袋は厚いので、食器を触った時に汚れ具合を把握しづらく、蒸れやすくて雑菌の懸念があり、またラテックスアレルギーの人はNGです。使い捨ての薄手のビニール手袋の方が清潔で使い勝手がよく、アレルギーの人も少なくて良いでしょう。

 

 

「キレイな手」を叶える3カ条

・食器用洗剤は何を使っても手の潤いを奪う。ビニール手袋をして洗えば安い洗剤でもへっちゃら。

・ハンドソープも多様に注意。殺菌薬用と書いていないベビーソープや弱酸性ボディソープを。

・尿素入りのハンドクリームは角層を破壊する。保湿成分は油脂(マカデミアナッツ油等)がおすすめ。

 

<尿素配合のハンドクリームはダメ!>

 尿素配合のハンドクリームは、確かに肌が柔らかくなりますが、これは尿素のタンパク質変性作用で固まった皮膚(=タンパク質)を分解しているからです。角層が薄くなって敏感になる恐れもあります。また、手にあかぎれがある場合、傷口のタンパク質にダメージを与えて炎症を悪化させる原因にもなるでしょう。

 

<薬用ハンドソープが皮膚常在菌を殺す>

 ハンドソープのCMはやたらと手は雑菌だらけと脅してきますが、その菌はほとんどが皮膚常在菌です。皮膚常在菌は肌や体の健康に不可欠なので、撲滅はいけません。薬用殺菌と書いてあるハンドソープは、皮膚た常在菌を根こそぎ排除するのでNGです。そもそもウイルスやバクテリアは約40度以上のお湯だけでほぼ落ちますインフルエンザの流行時期だけは、普通の石けん(薬用の必要なし)を使い、それ以外はベビーソープや弱酸性ボディソープなどで手肌に優しいものをハンドソープ代わりにしましょう。

 

<ハンドケアの方法>

 手荒れ防止には、下記のハンドケアを試してみてください。

 

ハンドソープはコレ!

 ☞インフルエンザの時期は、洗浄力の高い普通の石けん(薬用系は不要)を使いましょう。普段はベビーソープなど 手肌に優しいものをハンドソープ代わりに用いるといいでしょう。

 

ハンドクリームはコレ!

 ☞「油脂」や「セラミド」配合のものを使います。油脂は皮脂と組成が近く、皮脂膜の剥がれた手に最適です。酸化しづらく、特に手肌に馴染みやすいマカデミアナッツ油がベストです。

 

◇食器用洗剤の使用時はビニール袋を!

 ☞手荒れの特効薬は、「ビニール手袋」で、100枚セットなどで売っている使い捨ての商品が便利でしょう。

 

コスパは抜群!ボディソープをハンドソープにする方法

 普段使っているボディソープを、泡で出てくるハンドソープ用のポンプに詰め替え、ハンドソープとして使ってもOK

 ボディソープ50ml+水150mlを加えて薄めれば、計200mlのハンドソープの完成です。
 ※水が多すぎると防腐剤が薄まり、雑菌が繁殖する可能性があるので注意です。できるだけ2ヶ月程度で使い切りましょう。

 

 

掃除用の洗剤の中身はそんなに悪くない

◆要チェック:肌荒れを気にして重曹掃除女子

・掃除は全て重曹。

・ボディケアも重曹。

・スキンケアは手作り派。

 

洗浄力の強い重曹やセスキに頼らなくても、市販の掃除用洗剤でよいのでは?

 「重曹やセスキでもアルカリ性が強いと皮膚刺激に」

 

①重曹やセスキを使うのは良いが、市販の掃除用洗剤の方が便利!
 界面活性剤を恐れて、「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」で掃除する人が増えています。 しかし、市販の洗剤は安全性が高く、使用上のルールを守って使えば全く問題ありません。ちなみに重曹=「炭酸水素ナトリウム」セスキ炭酸ソーダ=「炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの混合物」です。使っても良いですが、界面活性剤が入ってない分、洗浄力は普通の洗剤には到底かなわないと理解しておきましょう。

 

②バスタブ用洗剤は低刺激で、すすぎ残しは心配無用!

 浴槽用の洗剤はすすぎ残すと肌に触れるから心配という声もありますが、浴室用洗剤の界面活性剤は、刺激の低い非イオン系や両性イオン系が主流で、濃度も5%前後と薄めです。万が一残留しても、バスタブにお湯を入れてより薄まると界面活性剤の力を発揮しません。ちなみに浴室用洗剤はバスタブに直接噴射せず、水で濡らした浴槽ブラシに10プッシュくらいして使う手もおすすめです。こうすると使用量が少なく、残留リスクも減ります。

 

 

アルカリ電解水の洗剤って?

昨今は化粧品だけでなく、掃除用洗剤なども自然派が人気のようです。そこで、界面活性剤フリーだから安心と言って売るために、むしろ界面活性剤よりも危険な成分を利用してる商品があります。その1つが最近よく見かける「アルカリ電解水」の洗剤やお掃除シートです。

 

界面活性剤などが何も入っていないただのアルカリ性の水だから優しいと思って使う人が多いのですが、単なる水がアルカリ性なわけがありません。成分表示に水だけしか書かれていなくても鵜呑みにしてはいけません。特にPH13以上の強力なアルカリのものには要注意です。

 

この謎すぎる水は、界面活性剤よりも断然危険な「水酸化ナトリウム」という劇物で作られている場合があります。この成分は塩水に電気を通すだけで生成するため成分名が記載されていないか、意図的に成分を隠しているケースもあるようです。

これらの強アルカリ性物質は、目に入れば失明し、触れれば皮膚のタンパク質を溶かす非常に危険な物質です。子供やペットがいる家庭では、肌に直接触れる床などに使うのはおすすめしません。

 

次回、「大人の美肌の作り方」~美肌のコツは正しい洗顔と〆のすすぎにあり~

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