「美肌にみせる化粧品テクニック」~肌年齢に合わせて若返りツヤ肌メイク~
目次
ピンポイントメイクのテクニック チークやハイライトの上手な使い方
強さを追求するアイラインはもう卒業。黒✖茶の2色使いでメリハリ目元に!
まぶたが重く、エッジがぼんやりしてくる目元をキリリと引き締めるアイライナーはマスターアイテムです。ところが、黒のアイライナーだけで太目のラインを引いてしまうと、実年齢にそぐわない若作りで痛々しい印象になったり、くっきりしすぎて逆につぶらな瞳に見えたりすることもあります。
そこでおすすめは、黒と茶のアイライナーのダブル使いです。まずは黒のアイライナーを使います。上を向いてまぶたを指でしっかり引っ張り、ターゲットである目のわきをはっきりさせます。そして、まばらになったまつ毛の間を埋めるように、黒のライナーで点を打ちます。
この時意識してほしいのは、ラインを引くのではなく、まつげの隙間を点置きで埋めることです。たるんできた40代のまぶたに一筆書きのようなラインを描くことは難しいため、この点置きが有効なのです。黒のアイライナーで目頭から目尻のまつ毛の隙間を埋めたら、次はややオーバー気味にブラウンのアイライナーを重ねます。
ブラウンのアイライナーは、線を引くようにペン先をスライドさせても構いません。点置きした黒のラインの上に茶色を重ねると、目に深みと奥行き感が出ます。黒単色で作るよりも優しい印象なので、ラインだけが悪目立ちせず、明るめのアイシャドーも引き立ちます。
瞳をくっきりさせるアイライナー
<黒のアイライナー>:瞳をくっきり見せる黒まつ毛の隙間に打つので、ペン先は細くて腰のあるものを選んで。
◇ぺんてる社と共同開発。描きやすさを抜群。
☞ケイト スーパーシャープライナーEX BK1 1100円(カネボウ化粧品)
◇コシのあるブラシでプロ並みのラインに
☞カリグラフィック アイライナー ブラック 1800円(シュウウエムラ)
<茶のアイライナー>:明るすぎず暗すぎずのベーシックなトーンを。目元に優しい、滑らかに描けるものを選んで。 ◇濃い茶が目元を引き締める
☞ルナソル スタイリングジェルアイライナー02 3000円(カネボウ化粧品)
◇ちょい足しラインで大きな目元を演出
☞ケイト ダブルラインエキスパート LBー1 850円(カネボウ化粧品)
◇ぶれることなく理想のラインに
☞ヴィセ リシェ カラーインパクトリキッドライナー BR340 1000円(コーセー)
目元を自然に引き締めるアイライン
ステップ1: 黒のライナーでまつ毛を埋める
☞黒のアイライナーはまつ毛の隙間を埋めるように点を打ちます。上を向いてまぶたを引き上げると狙ったとこに打ちやすい。
ステップ2:ブラウンをオーバー気味に
ステップ1で引いたラインの上に、少しオーバー気味になるようにブラウンのアイライナーを重ねて、滑らかな線になるよう補修します。
※二重幅に合わせて線を太く!
加齢で二重幅が広くなったところは太目に入れると目元がはっきりします。瞳がアーモンド型に見えるように太さを調整して!
ステップ3:下まぶたは目尻側にラインを
☞下まつげが少なくなっている方は、目尻から3分の1のまつげの隙間を埋めるようにしてブラウンのペンシルを。こちらも点を打つように。
ステップ4:横顔も確認して目尻を描き足す
☞鏡で確認しながら、ブラウンのリキッドアイライナーで1~2ミリほど長めに目尻を描き足します。お尻は跳ね上げず、すっと引くと綺麗です。目を閉じても自然なラインになるように調整しましょう。
チークは濃淡2色を使えば立体感が出て華やぐ
くすみがちな大人の肌色を、たちまち明るく華やいだ印象に変えてしまうアイテムといえばチークです。疲れ顔を簡単に払拭できるし、リップで赤みを指すだけよりずっとヘルシー。頬に色をのせるだけで上機嫌の表情になれるから。メイクのアクセントとしてオンの日だけでなくオフにも取り入れたいです。
おすすめするチークテクは、1色ではなく2色使いで、ピンクの濃淡を組み合わせると、失敗することなく内側から自然に発光するような奥行き感のある血色が作れるんです。ただし、40代からは頬の位置が下がってくるので、入れる場所を間違えると余計に老けて見えてしまいます。
ですから、全体的なポイントを引き上げなくてはなりません。まずは軽くほほ笑んで薄い色をブラシで塗り広げます。次は、ニッと笑ってこんもり盛り上がった頬の少し上に濃い色を塗り重ねます。ワイパーのようにブラシを動かすと、ベストな位置にチークを置くことができます。
ときどき横顔を鏡で見ながら、左右対象に塗れているかを確認をしましょう。全方位から見られても、素敵なチークは好感度も抜群です。
濃淡チークをほほ笑み塗りで華やかな表情に
ステップ1:軽く微笑み、薄い色を広げる
☞落ちてくる頬の位置を上げるため軽くほほ笑み、ブラシをワイパーのように左右に動かし、薄いピンクのチークを塗り広げます。
ステップ2:盛り上がった部分に濃い色を
☞さらに「ニッ」と笑って盛り上がった頬の少し上に濃いピンクを乗せます。ブラシを左右に動かし楕円形にすると顔痩せ効果も期待できます。
<おすすめチーク>
◇濃い色:04のレッドは、肌に鮮やかな血色を与える効果があり、くすみがちな肌色をぱっと華やいだ印象に。
☞ペタル チーク 04 3200円(トーン)
◇薄い色:発色が豊かで華やいだ表情を演出してくれる。PK800は、ライトピンク。
☞パウダーブラッシュ PK800 5000円(コスメデコルテ)
◇薄い色:肌に溶け込むようになじむピーチで、血色のいい肌を演出。
☞ブレスト チークカラー N10 5300円(レメルヴェイ ユーズラデュレ)
ピンポイントハイライトで老け印象を消し去る
部分的に痩せこけてくる40代にとって、「ふっくら」は若々しさのキーワードです。それを光の力でいとも簡単に叶えてしまうのが、ピンスポットのように入れるハイライトです。入れたい部分は4つになります。1つ目は、上唇の山の部分で、口角が下がって薄く寂しい印象になる口元がぷっくりしてツヤ感がアップします。
2つ目は顎の先で、年齢とともに先が丸く四角くなってくるあご先にハイライトを足すだけでシャープな印象になります。3つ目は、整った顔立ちを演出する鼻筋で、ここはさりげなく入れるのがポイントです。そして4つ目は、目線のポイントを上げることでリフトアップ効果が狙える頬高の部分です。
ハイライトを鼻筋や目の周りにしっかり入れてしまうと古臭い印象になるので、部分的に光を差すハイライトを推奨します。また、ピカピカ光ってしまうようなパールが強いものや青白いものは90年代風になるので避けましょう。パールが控えめなピンクベージュ系のハイライトだと、血色よく上品に仕上がります。
光のまやかし効果を味方につけるピンポインハイライトをメイクの仕上げの習慣にぜひ取り入れましょう。
ふっくら艶肌を演出するハイライト
◇上唇:山を強調してぷっくり唇に
☞リップブラシにパールの入ったピンク系のカラーを取り、上唇の山の部分にちょこんと乗せると、唇がふっくらして見えます。
◇あご先:先をツヤめかせれば小顔の印象に
☞中指にハイライトをのせ、あご先にちょんとのせる。加齢で丸くなったり四角くなってくるあご先が引き締まって見えます。
◇鼻筋:繊細なパールで鼻筋を強調
☞ピンクベージュ系のハイライトを人さし指、中指、薬指に取り、鼻筋の根元にトントンと乗せると顔全体にメリハリがでます。
◇頬高:高い部分はツヤと光をたす
☞ハイライトを指先で軽く乗せるか、美容オイルを手のひらになじませ頬高の部分にスタンプ押しをしましょう。顔全体に立体感が生まれます。
次回、「プロ並みにメイクを仕上げるコツ」~美容ツールへのこだわりで美を引き出す~
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