スカルプシャンプーは必要ない?刺激が少なく頭皮に優しい洗浄力が肝心
目次
低刺激で優しい洗浄力!薄毛対策でもシャンプーの基本は同じで成分の髪や肌への影響を見極めるのが肝心
「育毛効果はない!」スカルプシャンプーの結論
「スカルプシャンプー=育毛シャンプー」だと思っている人が多いようですが、これは大きな間違いです。実際にはスカルプシャンプーには育毛効果はありません。もともとシャンプーは洗い流す化粧品なので、育毛有効成分を配合しても地肌にその成分が残ることは考えられません。
それゆえに、シャンプーには医薬部外品といえども、育毛・発毛効果は認められていないのです。市販されるスカルプシャンプーの成分内容を見ても分かることは、それがただの「フケ取りシャンプー」であるということです。有効成分としては「ジンクピリチオン」や「ピロクトンオラミン」「サリチル酸」などの殺菌有効成分。
あるいは、「グリチルリチン酸ジカリウム」などの抗炎症成分が配合されているのみです。これらの成分には、フケを抑える作用はあっても毛髪を生やす効果まではありません。スカルプシャンプーには、発毛や育毛の効果ははじめから見込めないのです。
スカルプシャンプーの使い過ぎは逆効果に
スカルプシャンプーに含まれる殺菌剤の効果は、フケの原因となる「でんぷう菌」という菌類の繁殖を抑えることです。しかし、じつはこのでんぷう菌は皮膚の常在菌の一種で、殺し過ぎても問題になる菌です。たしかに殺菌シャンプーを使えば、効果的にフケ・かゆみを抑えることができます。
しかし、それはあくまで一時的なものです。本来地肌に必要な常在菌を滅菌し続ければ、やがて常在菌の正常な活動すらも阻害するようになり、フケやかゆみが慢性化したり悪化したりするケースも多いのです。頭皮の場合は、不健康な生活習慣やシャンプーの洗浄力が高すぎることのよる場合が多いので、これらの根本的な問題を解決する方が先になります。
<髪や地肌に影響のある注意した方がよい成分>
・ジンクピリチオン:殺菌作用のある有効成分で、人体への影響は不明ながら環境ホルモンの疑いがあるため、使用を控えるメーカーが多いのが実情。
・サリチル酸:殺菌作用のある成分で、他にもピーリング作用もあり、皮膚科でニキビの薬などにも使用されている。
・グリチルリチン酸ジカリウム:植物のカンゾウ由来で抗炎症作用があるが、殺菌成分と同じく育毛効果があるわけではない。
・ピロクトンオラミン:殺菌作用のある有効成分で、皮膚のカビ(真菌)にも効くとして、多くのスカルプシャンプーに使用されている。
薄毛も「優しく洗う」のが第一の対策
よって、スカルプの薬効効果として「発毛を促す」ことはほぼ不可能に近いのですが、ただ考え方を変えればシャンプーでの「薄毛予防」は不可能ではありません。薄毛の大きな原因は「ストレス」だと言われています。男性に薄毛の人が多いのは、社会に出て多くのストレスに晒されているからだという説が有力です。
なので、できるだけ普段の生活から心身に対するストレスをなくすことが、まず一つの対策といえます。そしてシャンプーでできることというと、やはりまずは地肌に負担になりにくい低刺激のシャンプーを使用するということになります。
スカルプシャンプーを含め、男性用のシャンプーはとても洗浄力が高く、地肌に刺激になるものが大多数です。こういった刺激的なシャンプーを長期間使用することで地肌が炎症を起こしてしまえば、先に述べたようにフケ・かゆみなどさまざまな種類の問題を引き起こすことになります。
そしてそれによる頭皮へのストレスが大きくなれば、間接的に薄毛を引き起こす原因になるともいえます。このように今一般的にスカルプシャンプーといわれているものは、地肌の正常な環境を脅かしかねないほどの性能をいます。
そこでもし早くから「薄毛を予防したい!」とお考えの場合は、そういったスカルプシャンプー頼るのではなく、地肌に刺激になりにくく、そのうえ洗髪に最適な洗浄力のシャンプーをただ使用すればいいのです。つまり、薄毛予防にスカルプシャンプーは不要だと考えられます。
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