縮毛矯正やパーマと美しい髪のままうまく付き合う方法
目次
腕のいい美容師を見つけ、オシャレを楽しむために見極めるポイント
自分の髪がもっと好きになる縮毛矯正・パーマ
生まれ持った髪を大好きな髪にしてくれるのが縮毛矯正とパーマです。クセが強くて髪の毛を下せないとか、直毛だからボブにしてしまうとストーンと真っすぐになってしまい似合わないと悩んでいる人もいるかもしれません。「クセ毛だから」「直毛だから」という理由でやりたい髪形をあきらめてほしくないと思います。
ただし、縮毛矯正・パーマは美髪にとっては悩みの種になることもあります。うまくカールがかからなかったり、不自然なストレートになってしまったという声もよく聞きます。また、すぐに縮毛矯正やパーマの効果が取れてしまうというのもよくある悩みです。
そして最も避けたいのは髪へのダメージも強くなってしまい、髪形は整ったけれども髪の毛自体がボロボロになってしまうケースです。ますます自分の髪に自信が持てなくなります。そこで今回は、なぜ縮毛矯正やパーマでこのような失敗が起きてしまうのか、原因と解決策を紹介します。
縮毛矯正やパーマは美容師の施術の中で最も難しいので、「料金が安いから」「家から近いから」という理由で美容室を選ばないでください。また、「カットが上手いから」「美容室に掲載されている写真がかわいいから」というのも危険で、写真のカールは実際パーマで作られているか、コテで巻いているか聞かないとわかりません。
縮毛矯正を失敗されてボサボサの髪になったときの対処法
今までのカラーやパーマの経験を美容師に伝えてケアの相談をしましょう。じつは縮毛矯正は高い技術を経験が必要な施術です。本当にうまい美容師はかなり少なく、そのため失敗されて悲しい思いをしている人は少なくありません。
しかし、失敗した髪を何とかしようとさらに薬剤を使う施術をしてしまうと、より髪を傷つけてしまう可能性があります。縮毛矯正に失敗した髪にカラーやパーマを重ねることによりビビり毛になってしまいます。髪が非常に傷んでしまい、ケアが難しい状態で、枝毛や切れ毛もでてきます。
ビビり毛になってしまった場合は、
①傷んだところを切って、まだキレイな部分の髪を少しずつ伸ばしていく
②髪の長さを維持したままアイロンで形を作り、薬剤によるダメージを抑える
といった対策をしなければなりません。
できるだけ早くキレイな髪を取り戻したいという人には①をおすすめしますが、せっかく伸ばした髪を短くしたくないという人もいますよね。そのときは②を選び髪を伸ばしていきましょう。ビビり毛にアイロンする場合、強く引っ張らず、100℃くらいの低温で丁寧に行いましょう。
間違ってもビビり毛の状態でさらに縮毛矯正をやり直したり、カラーやパーマをしたりしないでください。ダメージが行き過ぎるとプツンと髪が切れてしまいます。また、髪が傷んでしまったからといってむやみに高価なトリートメントをしたり、シャンプーやヘアケア用品を変えたりしないでください。
逆に傷んだ髪に化学物質がまとわりつき、かえって状態が悪くなってしまう恐れがあります。ケアを受けに美容室に行くときは、縮毛矯正を失敗したことを伝えるだけでなく、3年ほど前までのカラーやパーマの回数・時間などもできれば確認し、伝えられるようにしておいてください。
縮毛矯正やパーマがすぐに取れるのは髪質の問題ですか?
髪質ではなく、美容室の腕の問題です。せっかく縮毛矯正やパーマをしても形が維持できず、すぐに取れてしまうことがあります。すると何度も施術を繰り返さなければならず、髪がどんどん傷んでしまいます。
しかし、正しい知識と技術を持った美容師が担当すれば、縮毛矯正は半永久的に取れませんし、パーマも2~3か月は持ちます。つまり、すぐに取れてしまうのは美容師の薬の選び方や時間の置き方に問題があると考えられるのです。
とくに縮毛矯正はまだ歴史が浅く、カラーリングが日本で一般的に行われ始めてからの歴史と比べると、年月が倍も違います。そのためメーカーの薬剤技術もまだ発展途上であり「これを使えばある程度うまくいく」という商品がまだ出てきていません。
縮毛矯正では一人一人の髪質にあった薬剤を選ぶことから始まります。また、同じ薬剤を使っても髪の状態によって適切な放置時間は異なります。時間が少しでも狂うと、薬剤の効果は発揮されません。薬剤の効果は化学反応であり、理論に基づいたものですが多くの美容師が髪を触った感覚的なものだけで時間や薬剤を決めています。
しかも縮毛矯正は他のメニューに比べてオーダーする人の割合が非常に少なく、多くの美容師は経験が圧倒的に足りていないのが現状です。縮毛矯正に失敗した美容師に「縮毛矯正で使った薬剤に還元剤は何を使い、何%入っていましたか?」と聞いてもほとんどの人は答えられません。
還元剤は髪の結合を切り離すと同時に髪にダメージを与えてしまう重要な成分です。ただし、薬剤のパッケージには還元剤の%が表記されていません。そのためメーカーに問い合わせる必要があります。このように自分が使っている薬剤の重要な成分も把握していない美容師では、縮毛矯正に失敗してしまうのは当然です。
普段は直毛でも梅雨の季節になると湿気で髪がうねるので、縮毛矯正したくなる人が多くなります。ただ、縮毛矯正が上手な数少ない美容師は、梅雨時期はなかなか予約が取れません。髪質は問題ではありません。まずは腕のいい美容師を探し、早めに予約しておいてください。
縮毛矯正でまっすぐになりすぎて不自然な髪形になったときの対処法
パーマを重ねるのはNGで、コテを使って髪形を作ってください。せっかく縮毛矯正しても、「思っていたのと違う」となってしまうことはありませんか?縮毛矯正で不自然なほど真っすぐな髪形になってしまうのは、美容師の技術が低いことによる失敗です。
たとえ「自然な感じにしてください」と伝えても、縮毛矯正が苦手な美容師では狙ったように髪を矯正することができず、不自然になります。そんなときに「こんな変なまっすぐはいやだ!」とパーマをかけるのは絶対にやめてください。
不自然なほど髪がまっすぐになっているということは、強力な薬剤を使用しているか、伸ばすときのアイロンの温度が高すぎたかのどちらかです。あるいは両方が原因かもしれません。つまり髪は大きなダメージを受け、非常に傷んだ状態だということです。
さらにその上からパーマによって負担をかけるのは避けるべきです。おそらくパーマはほとんどかかりませんし、それどころか傷みを悪化させるだけです。下手するとビビり毛や切れ毛などの取り返しのつかない状態になる可能性があります。
縮毛矯正に失敗した髪形を変えたいときにはコテを使用し、内巻きカールやウェーブをつくることで髪へのダメージは抑えられます。ただし、一度傷んだ髪は治らないのでもう一度縮毛矯正をかけたい場合には新しい健康な髪が長くなるまで我慢して待つしかありません。
おそらく全美容師の中でも縮毛矯正が本当に上手という人は1%もいないと思います。縮毛矯正が上手い美容師を探すコツは「常連客がどれほどいるか」を調べることです。そしてあなたの髪質と髪の長さに合わせていろいろな提案をしてもらうのがいいと思います。
縮毛矯正とパーマをすると枝毛がたくさん出るようになる原因
縮毛矯正+パーマは高ダメージなので、アフターケアが必須です。毛先がボロボロになる枝毛は嫌ですよね。枝毛の原因は髪のキューティクルが剥がれたり、開いてしまうことで髪の内部にある成分が出てしまうことです。一度縮毛矯正した髪にパーマをかけると二重にダメージが大きくなってしまいます。
また、施術に問題が無かったとしてもそのあとのアフターケアや、普段のシャンプー、アイロンによるダメージで枝毛になってしまうこともあります。使用した薬剤が髪に残留すると、ダメージの原因になるのでアフターケアにより残留性分を除去していきましょう。
普段使っているシャンプーに気をつけましょう。市販のシャンプーの多くには非常に強力な洗浄成分が含まれています。中には車のエンジンについているギトギトの油すら落としてしまうほどの洗浄力を持つシャンプーもあります。強い洗浄成分は髪や頭皮にダメージを与え、シャンプーが原因で枝毛になることがあるのです。
アイロンの使用によっても枝毛になることがあります。髪は80%がタンパク質で熱により固くなる性質があり、一度固くなったタンパク質は柔らかくなることはありません。柔軟性が無くなり、折れたり裂けたりしやすくなるので、髪にダメージを与えないアイロンの使い方を心がけましょう。
最後に枝毛になった髪が元に戻ることはありません。トリートメントなどを使用してもダメージを目立たないようにごまかしているだけで、根本的には髪は傷んだままなので、最終的には切ってしまうしかありません。枝毛を防ぐために、普段のヘアケアを見直してみてましょう。
毎日ヘアアイロンで髪を巻くのとパーマをかけるのどちらが髪にやさしい?
低温でアイロンを使う方がダメージを少なくできます。髪にカールをつけてフワッと華やかにさせたい。でも傷みは最小限にしたい。そんなときにアイロンとパーマはどちらがいいのでしょうか?結論としてはアイロンを使った方がダメージは少なくできます。
パーマはどうしても薬剤を使うので髪の内側からダメージを与えてしまいます。しかし、毎日ヘアアイロンを使うのは面倒だし時間がもったいないという方は、無理をせずパーマをかけてください。毎日のアイロンがストレスになってしまうと髪にも影響します。
また慣れてくるとアイロンの扱いが雑になって逆にダメージを与えてしまう可能性もあります。担当してもらう美容師選びを慎重に行うことで、パーマによって扱いやすい髪を保つことができます。パーマした後の髪は乾燥しやすいため、傷みやすくなります。
パーマ剤に含まれるアルカリの影響で髪の毛がアルカリ性になるからです。健康な髪は弱酸性なのでアルカリ性の状態では髪を守るキューティクルが開き乾燥するのです。パーマの後は残留物を取り除き、ホホバオイルを使って髪を乾燥から守るためのヘアケアの継続も必要です。
髪が傷んだからと言って美容室でトリートメントすることはおすすめしません。疑似的に髪の手触りをよくするだけで、表面をコーティングすることで髪から残留物が抜けにくくなってしまうからです。またパーマが取れてきたからといって何度も同じ個所にパーマをすることもダメージがひどくなる原因です。
髪は1か月にやく1センチ、1年で12センチしか伸びません。仮に髪が鎖骨あたりまでのびている「ミディアム」の人が中間付近から毛先にパーマをかけて場合、パーマによるダメージを受けた部分は約15センチです。
これは12~15か月かけて伸びる髪の長さで、2~3か月の間隔でパーマをかけたら、傷んだ髪に対して二重に薬剤を使うことのなってしまいます。そのため、パーマを続ける場合は毛先5~10センチが傷むことは最低限考慮する必要があります。キレイに髪を伸ばしたい人にはどうしても不向きです。
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