シンプルなヘアケアが美髪を育てる
目次
オススメのヘアケア方法と薄毛・白髪対策とは?
「キレイな髪を伸ばすため」に痛みの原因を見つける!
まず、傷んだ髪は治せないということをご存じですか?ほとんどの人は、傷んだ髪を治してキレイにするためにトリートメントを使っているのではないでしょうか?トリートメントを髪にとっての美容液と思っている人も多いと思います。「髪に栄養を届ける」「ダメージを元通りに」とうたっている商品も多くありますが、トリートメントは髪にとってファンデーションのようなものです。
あくまで傷んだ髪の見た目や手触りをキレイな髪にみせようとしているだけで、髪そのものを根本から治すことはできません。トリートメントしてサラサラになるのは一時的に髪の内部を補修したり、髪の表面をコーティングしたりして、ただごまかしているだけです。
トリートメントに限らず、すべてのヘアケア商品、ヘアケアメニューも同じです。傷んだ髪を健康な髪に治すことはできません。なぜ、髪が傷んだのか、その原因を正しく知ることが大切です。そして傷んでいない根元付近の髪をどうすればキレイに伸ばしていけるか考えましょう。
流さないトリートメントはダメージケアに効果がありますか?
オススメはしていませんが、もし使う時は髪を乾かす前につけてください。「髪のダメージが気になる人の中には、シャンプーの後に」洗い流さないトリートメントを使っている人もいると思います。しかし、髪は死滅細胞という死んだ細胞で、無理やりいろいろな成分を入れて補修しても、ずっと定着するわけではありません。
結局は2~3日のシャンプーで流れ出てしまいます。これは洗い流さないトリートメントに限った話ではなく、美容室のトリートメントも同じです。ずっとトリートメントしているのに髪がキレイにならないで困っている人は、そもそもトリートメントだけでは絶対に髪はよみがえらないことを覚えておいてください。
トリートメントは、肌にとってのファンデーションのように一時的にキレイに魅せてくれるだけで、実際に肌そのもののキメが良くなったり、ツヤが出ているわけではありません。髪も同じでキレイになったわけではなく、シリコンやポリマーで髪の表面をコーティングしているだけです。
また、洗い流さないトリートメントは濡れた髪を乾かす前に使ってください。なぜなら目的はあくまで髪を乾燥させないことだからです。髪は水分が失われると傷んでしまいます。ただし、ここで注意が必要なのが、市販の洗い流さないトリートメントを使うと逆に髪を乾燥させてしまうことがあります。
洗い流さないトリートメントの真実
そもそも髪が傷んでしまう原因を解明しなければ、いくら高価なトリートメントをつけても本当にキレイな髪は手に入りません。ダメージを受けてからといって、やみくもにトリートメントやオイルをつけてもかえって髪が傷んでしまう原因になります。
多くの「市販の洗い流さないトリートメント」の60~80%は水なので自然乾燥によって本来髪に必要な水分まで奪ってしまいます。また、一部の洗い流さないトリートメントの主成分は石油で、食品用のラップに近いものだと考えてください。
加熱したフライパンの上にラップをおくとくっついて剥がれなくなると思いますが、あのように紫外線やドライヤーの熱によって、成分が溶けて髪に癒着してしまうことがあり、髪のダメージにつながるのであまりオススメできません。
髪の乾燥がどうしても気になる人は、サロン専売品のヘアオイルやヘアバームか、あるいは「ゴールデン・ホホバオイル」を使ってみてください。髪につけるものとしては唯一おすすめできます。今まで使ってきた洗い流さないトリートメントのコーティングを剥がしたい人は純石けんで髪を洗ってください。クエン酸リンスも忘れずに。
ヘアケア商品の使い分けはそうすればいいの?
髪につけるのは「サロン専売品」か「ホホバオイル」だけにしてください。髪につけるヘアケア商品はどんどん多様化していてオイル、ミルク、ジェル、ミストなど違いがよく分からないと思います。しかし、プロのスタイリストがすすめるのは「ホホバオイルの原液」で、これはホホバという植物の種から精製される天然オイルです。
なぜこのオイルがおすすめかというと主成分が「ワックスエステル」だからで、これは人間の肌から分泌される皮脂の成分でもあります。つまり人間の肌に一番近いオイルなのです。髪や肌に存在する成分と同じオイルを使わないと、なじみが悪くなってしまいます。ワックスエステルが主成分のホホバオイルは他と比べても抜群になじみが良いです。
そして髪だけでなく頭皮や顔の肌にも使用でき、さらにアレルギー体質の人にも安心の成分です。また、ワックスエステルは水分を逃がさないバリア機能を持っていて、髪を乾かす前につけることで髪に必要な水分をしっかり閉じ込めることができます。いままでヘアオイルで効果を実感できなかった人はぜひ試してみてください。
ただし、ホホバオイルなら何でもよいわけではなく、必ず色が黄色い「ゴールデン・ホホバ」を使ってください。「無色」と「黄色」には圧搾方法の違いによるもので、黄色い方が保湿力が高く髪をサラツヤにしてくれます。おすすめはインカ産のホホバオイルです。
頭皮マッサージってどんな効果があるのですか?
髪の悩みはもちろん、顔のシワやたるみなどにも効果があります。頭皮マッサージにはじつに様々な効果があり、次のような悩みを持つ人にオススメしています。
・頭皮にかゆみやフケが出てしまう人
・昔よりも髪にツヤがなくなった人
・冷え性の人
・薄毛や抜け毛が気になる人
・むくみやすい人
・顔のシワやたるみが気になる人
髪に関係するところだけでなく、顔のシワ・たるみ、冷え性、むくみにも頭皮マッサージは有効です。頭皮と顔の肌はつながっていて、しかも年齢を重ねるとともに重力で頭皮の皮膚が垂れ下がってしまいます。その「頭皮のたるみ」はそのまま「顔のたるみ」に繋がってしまうのです。
顔のたるみは毛穴を目立たせ、老け顔を招くきっかけになります。顔のエイジングケアだけでなく頭皮のケアやマッサージも忘れないようにしてください。特に頭皮にはツボが集まっており、このツボを刺激し血流・リンパの流れを良くすることで、たるみや冷え性の解消にもつながります。
それでは、簡単にできる頭皮マッサージのやり方を紹介していきます。
◇オフィスでパソコンなどを使用している人
☞耳まわりやこめかみ付近に凝りがあることが多いので、凝っている場所に握った手を当てて上から下に流すようなイメージでグリグリしてください。このとき「痛気持ちいい」くらいの強さで頭皮を動かしましょう。
◇慢性的な肩こりがある人
☞頭の付け根から後頭部に欠けてマッサージしてみてください。できればつむじの周辺やおでこ付近の頭皮もうごかしてあげてください。
頭皮マッサージは入浴中や入浴後など、頭皮が温まっているときに行うと効果的です。できればシャワーで1分間お湯を頭皮にあてて、十分温めてから行ってください。一番大切なことは「頭皮を動かす習慣」をつけることですので、あまり場所や時間にはこだわらず、気が向いたときに少しでもマッサージしてみましょう。
白髪って抜いたほうがいいんですか?
抜くのは厳禁です!気になった白髪は根元から切ってください。白髪や若白髪が出てくると不安になりますよね。ケアをどうすればいいか、多くの人が悩んでいるかと思います。じつは女性の髪の悩みで一番多いのが白髪です。まず、白髪が数本あるからといって抜いてしまうのはNGです。
無理に引っ張って抜いてしまうと毛穴周辺の皮膚が炎症を起こしてしまうことがあります。さらに引っ張りによる力が毛穴に伝わると、毛穴の形がゆがみキレイな髪が生えてこなくなってしまいます。白髪を抜いても白髪が生えてこなくなるわけでなく、「抜いたら増える」という噂も根拠はありません。
白髪が生えてきてら「白髪だけをつまみ根元から切る」方法がおすすめです。自分で白髪を切る場合は眉切り用のはさみだと、小さくて細かい作業に向いているので他の髪まで切ってしまうリスクを抑えることができます。白髪が増えてきて染める必要が出てきたときに、自分で染めるのはオススメできません!
白髪染めの際に髪を守るための注意点
市販の白髪染めを使ってもうまく染められずムラができるので、美容室を予約する際に「髪を傷めたくないので正確に根元1センチのみ白髪染めはできますか?」と聞いてみてください。白髪染めは定期的に行う必要がありますので、そのときは最低でも28日間は期間を空けてください。
これは白髪染めの薬剤によるダメージから頭皮の肌が回復するのに必要な日数で、この日数は歳を重ねてくると遅れてくると言われていますので、可能であれば5~6週間空けるといいと思います。薬剤による皮膚へのダメージが蓄積すると、抜け毛やクセ毛の原因になります。
そして2回目以降の白髪染めは根元だけを染める「リタッチ」をおすすめします。ただし、1か月前後でリタッチをすると根元1センチだけに薬剤を塗ることになります。これは非常に難しく、多くの美容室では1センチ以上白髪染めの薬剤をつけてしまいます。
白髪染めの薬剤は脱色力が強く、同じ個所に何度も白髪染めをしてしまうと髪がどんどん傷んでしまいます。だから最初に予約するときに美容師の腕を確認する必要があるのです。「美容院で染めれば大丈夫でしょ」と思わないいで、丁寧に染めてくれる美容師を探してください。
最近髪が薄くなってきました。どうすればいいでしょうか?
抜け毛の原因は乾燥がほとんどで、まずはシャンプーから見直しましょう。薄毛や抜け毛が気になる人に知っていただきたいのは、髪は1日に50~100本は抜けているということです。秋は特に抜け毛が多くなりやすく、1日に200本近く抜ける人もいます。個人差がありますが、季節による一時的なものという場合もあります。
新しい髪の毛は一度毛が抜けないと生えてきません。日本人の髪は10万本と言われてますが、一本一本に生え変わりの期間があり、例えば髪の分け目に飛び出てくる短い毛「アホ毛」はまだ生えてきたばかりの若い毛です。髪は抜けてもまた生えてくるので心配する必要はありません。
しかし、髪が薄くなってきたという人は、抜ける髪が生えてくる髪よりも多くなっています。そして、女性の薄毛や抜け毛はほとんどの場合、「乾燥、血行不良、ストレス」の3つが原因となっています。その中でも一番多いのは乾燥で、原因は髪に必要な皮脂をシャンプーが落とし切ってしまうからなのです。
女性の抜け毛の原因は大きく分けて3つ
あなたは「皮脂が詰まって抜け源になるんじゃないの?」と思っていませんか。たしかにシャンプーの宣伝であたかも「髪の毛が増える」かのような効果をうたっている商品には「皮脂を落とす」という性能をアピールしているものが多いです。
しかし、じつは皮脂が抜け毛の原因になるということはないと言われています。むしろ皮脂を落としてしまうと、頭皮が乾燥しやすくなり抜け毛が増えることもあります。そして、女性は冷え性に悩む人が多いかと思います。
しかし、じつは手足の指先と同じように末端部分である頭も同じで「頭皮も冷える」のです。頭皮の血行が悪くなり、血液によって十分な栄養が行き渡らず毛根が収縮し、髪が生える基礎がなくなってしまうため抜け毛が増えるのです。
頭皮の冷えを改善させるためには、身体全体を温める必要があり、すぐにできる冷えの対策としては首の後ろ付け根を温めることです。「帽子をかぶると蒸れて禿げる」といった噂もありますが、むしろ頭皮を温めるという意味では帽子はかぶった方がいいです。抜け毛の天敵は蒸れではなく、乾燥です。
それから髪を増やすためにひじきや海藻類を積極的に食べている人もいるかと思いますが、女性の髪にいいのはタンパク質です。とくに大豆製品を朝食に取り入れるのがおすすめです。出産後にホルモンバランスが崩れたり、ストレスによって男性ホルモンが分泌されたりすると血行が悪くなり、毛根細胞に栄養が行き渡りません。
年齢により髪が細くなる、抜け毛が増えるのは正直避けられない部分もありますが、頭皮マッサージをしたり、月に1回程度ヘッドスパにいったりすることで、薄毛は改善できると思います。お湯を使ったマッサージを行うヘッドスパには頭皮の血行を良くするだけではなく、頭蓋骨の歪みを整える効果もあります。
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