シャンプーの使い方次第でキレイな髪になれる
目次
365日のシャンプーが美髪への生命線に 髪質に合わせてシャンプーを選ぶ
美髪のための「シャンプー」のルール
ダイエットや健康に毎日気を遣っている人は、普段の食事の摂り方にも気を付けていると思います。髪にとっての毎日のシャンプーも食事と同じです。年間で365回シャンプーをしていると、ロングヘアの人の毛先は1500回以上のシャンプーを経験していることになります。
今回はいかにシャンプーの選び方と洗い方が重要であるかをお伝えしたいと思います。本気で体質改善をしたいと思っている人ほど1食1食が大事なように、髪の毛も本気でキレイにしたいと思っている人は、1回1回のシャンプーを変えていかなくてはなりません。
でも、本当にシャンプーっていろいろあってどれがいいのか分からないですよね。大切なのは自分に合ったシャンプーを選ぶことですが、中身の成分もとても重要です。髪質を改善したいのに、逆にそのシャンプーがあなたの髪を傷めている可能性もあります。髪にとってよいシャンプーを紹介しているので一度試してみてください。
ノンシリコンとシリコン入りのどっちがいいの?
シリコン入りかどうかは重要ではなく、注意すべきは洗浄成分です。「アミノ酸でダメージ補修」「弱酸性で頭皮にも優しい」「ボリュームアップに効果あり」などどれも髪に良さそうで、何を選んでいいのか迷ってしまうのではないでしょうか?
最近は「ノンシリコン」をアピールしているシャンプーが増えていて、「ノンシリコンシャンプーを使ったら髪がパサパサになった」という人もいます。シリコンは人工的につくられた高分子ポリマーで、髪の表面を被膜でコーティングし、指通りをよくするために開発されて成分です。しかし効果はあくまで一時的なものです。
では、ノンシリコンの方がいいかというと単純にそういうわけでもありません。シリコン入りのシャンプーが髪に悪い理由として毛穴にシリコンが詰まってしまうからだとよく言われますが、明確な根拠はありません。実際は、頭皮の細胞は代謝で常に生まれ変わっていくので、角質表面にシリコンがついても何の問題もなく詰まりません。
シャンプー選びで一番重要なのは、洗浄成分である「界面活性剤」のチェックです。「洗浄成分はオーガンニックがいい」とか「石油系よりも植物由来のほうがいい」ということを聞いたことがあると思いますが、これも実は関係ありません。結局は「ラウレス硫酸ナトリウム」になり、同じ洗浄成分を別の原料から作っているだけです。
シャンプー選びで知っておいてほしいこと
逆に植物系の成分を多く使うことでそれだけアレルギーになる可能性も高くなってしまいます。シャンプー選びで知っておいていただきたいのは、どんな成分でも少なからず髪や頭皮にダメージを与えてしまうということです。洋服で考えるとわかりやすいですが、いくらいい洗剤や柔軟剤でも衣類が傷まないことはあり得ませんよね。
つまり毎日使うシャンプー選びと、シャンプーの仕方は重要で、パッケージやCMの印象だけで決めてはいけません。誰にでもおすすめできる万能のシャンプーは少なく、縮毛矯正した人に対しては残留する薬剤を取り除くシャンプーを、頭皮が弱っている人に対しては洗浄力の弱いシャンプーをすすめることになります。
一人ひとりの髪の状態に最も適したシャンプーを選ぶのがいいのですが、残念ながら市販のシャンプーでいいものはありません。プロの専門家である美容師が考えたサロン専売品を選びましょう。どうしても買えないのならば、「純石けん+クエン酸リンス」の組み合わせを使ってみてください。
市販と美容室のシャンプーどっちがいいのですか?
美容室で扱うサロン専売品で自分の髪質のあったものを選んでもらいましょう。市販のシャンプーでプロの美容師の目から見てよいと思うものは、正直ありません。なぜなら、本当に髪に良い成分を使うと原価が高くなるため、市販されている価格帯では採算が取れなくなるからです。
また、メーカーは商品の宣伝費も上乗せしなければいけないので、美容室のシャンプーより原価を安く抑えなければなりません。美容室のシャンプーは性能を五角形のパラメーターで表すとしたら、どれかの性能が高く他は平均的という風に、何かに特化しているものが多いです。
生まれ持った髪質やパーマやカラーをかけてから経過した時間など、人によって異なる髪の状態に合わせてシャンプーを選ぶことが大事です。市販のシャンプーはドラッグストアで買える薬、美容室のシャンプーはお医者さんしか出せない薬といったくらい明確な違いがあります。
美容室のシャンプーを試してほしい理由
また、市販のシャンプーの中にも「ボリュームアップ」など何かの性能に特化しているかのように宣伝文句をうたっている商品があります。しかし「ボリュームアップ」といっても実は薬剤でキューティクルを広げ、髪をごわつかせているだけということも多々あります。要するに海水浴の後に髪がゴワゴワする状態をシャンプーで作っているのです。
これ以外にも「髪がまとまる」や「増毛効果がある」というシャンプーは実際には効果がないものがほとんどです。シャンプー選びにおいて重要なことは、自分が目指している髪の状態を把握し、今の髪の悩みに対して適切なシャンプーを使えているかどうかを見直すことです。ぜひサロン専売品のシャンプーを試してみてください。
「お湯シャン」は本当に髪にいいのですか?
お湯シャンはおすすめです!ただし、シャンプーをした方がいい人もいます。シャンプーは使用せずお湯のみで髪と頭皮を洗うのが「お湯シャン」です。メリットとしては、シャンプーによる髪・頭皮へのダメージが無くなる。頭皮から出る天然のオイルが髪に潤いを与えてくれるということがあります。
実は髪の汚れはほとんどお湯だけで落とすことができます。そして、お湯だけで洗うことでシャンプーの洗浄成分や余分な物質が残らないので、髪と頭皮は非常に良い状態になります。また頭皮から出る皮脂の中に含まれる「ワックスエステル」が天然のトリートメントとして髪に潤いやハリを与えてくれます。
いつもはシャンプーで流されてしまう髪にとって必要なオイル「ワックスエステル」が髪を保湿しています。お湯シャンをするときのポイントとしては、「お湯は38℃以下に」して髪のたんぱく質にダメージを与えないように体温以下のぬるめの温度にします。「10分間以上時間をかける」ことでシャワーのみで十分に髪の汚れを落とすことができます。
シャンプーをした方がいい人とは?
スタイリング剤を使っていたり、たばこの臭いが気になる人はお湯だけでは落ちませんので、シャンプーを使ってください。また、カラーやパーマ、縮毛矯正をしている人も、これらの施術をする際に髪や頭皮に薬剤が残留し、それらのせいで髪がどんどん傷んでしまいます。髪から薬剤を取り除くシャンプーを使いましょう。
シャンプーを使うのはお湯で十分に汚れを落とした後にしてください。また、シャンプーは直接頭皮につけないように髪全体を泡立て、その泡で30秒ほど軽くもみあらいし、その後お湯で5分以上すすいでください。お湯シャンすると頭皮からフケが出やすくなるのではないかと心配する人もいますが、フケの原因の大半は乾燥です。
実はシャンプーをする方が、頭皮の脂を落とし過ぎてしまうので乾燥してフケがでやすくなってしまいます。それから夏場はどうしても汗で髪がベトベトしてしまい気になる人も多いと思います。お湯シャンを試してみたい人は汗が収まってくる秋冬からはじめてみてください。
朝シャンと夜シャンはどっちがいいのでしょうか?
ずばり夜シャンがおすすめです。髪を洗うのは朝か夜か迷う人もいると思いますが、髪をキレイにしたいのなら夜に髪を洗うことで、寝ている間に「ワックスエステル」が出て髪にツヤを与えてくれるからです。皮脂は汚れとは違います。
頭皮の毛穴から分泌される皮脂は、髪や頭皮を保護するための天然の洗い流さないトリートメントです。つまり、皮脂が頭皮と髪を覆うことで乾燥から守ってくれることで、髪がしっとりしてまとまりも良くなるのです。
さらに、皮脂がしっかり行き渡っていると紫外線などの刺激が直接髪や頭皮に届かないように盾になってダメージを防いでくれています。では、髪の汚れとは何かというと、空気中のホコリや雑菌やスタイリング剤の不純物が汗に混ざってしまったものです。
皮脂そのものが頭皮や髪に悪いということは決してありません。夜シャンがおすすめなのは、皮脂に含まれる「ワックスエステル」が髪に十分に行き渡るのに6~8時間かかるからです。
朝シャンプーのデメリットと対策
朝にシャンプーをしてしまうと、髪や頭皮が日中紫外線にさらされてしまいます。さらに職場や学校といった冷房や暖房が効いている建物の中で長時間過ごすと、乾燥によるダメージも深刻です。かゆみやフケが生じてしまうこともあります。
朝シャン派の中には「寝ている間の汗のにおいが気になる」という人もいると思いますが、それには香水を櫛にふりかけてから髪をとく」ことをおすすめします。どうしても髪を洗いたい場合はシャンプーは使わないでぬるいお湯で髪を洗えば、大切な皮脂は残しながら汗だけ洗い流すことができます。
シャンプーした後の髪は上向き、下向きどちらで流すの?
両方から流し、特に毛の量が多い後頭部はしっかり洗いましょう。髪を洗う時キューティクルの向きに逆らうとよくないと聞いたことはありませんか?なかにはその噂を信じて、顔を上に向けて洗い流す人もいると思います。しかし、顔を上に向けても下に向けても髪は根元から毛先に向けて垂れ下がるのでお湯の流れる向きは変わりません。
つまり、どちらで流してもお湯の流れはキューティクルの向きに逆らわないのです。心配せずに、シャンプーをしっかり落とすためにもいろいろな方向からお湯を当ててください。特に顔を下に向けることで毛髪量の多い後頭部をしっかりお湯で洗うことができます。すすぎ残しのないように時間をかけてシャンプーを洗い流します。
下向きにシャンプーを流すときに顔になるべくすすいだお湯がかからないように注意してください。シャンプーの洗浄力は洗顔剤などに比べても非常に強力です。せっかくお肌にやさしい石けんを使っていても、シャンプーが顔についてしまうとそれだけで肌へのダメージにつながります。顔や体全体をお湯で流してから上がってください。
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