今すぐ試したくなるトラブル髪の対処法
目次
プロの美容師もうなる理論とツヤ髪で女性が幸せになれる
目立ってきた白髪への対処法
分け目のあたりにちらほらあるだけだと思っていたら、こめかみのあたりにごっそりと白髪のかたまりを見つけてショックを受けたことのある人もいるのではないでしょうか。実は、白髪のできるメカニズムははっきりと解明されていません。
確かなのは髪を黒くするメラニン色素をつくるメラノサイトの働きが低下することだけです。原因としては、遺伝・加齢・日焼け・頭皮の乾燥や血行不良、ストレス、食品添加物などがよく挙げられますが、詳しいことはよくわかっていないのです。
はっきりした対処法はありませんが、次に挙げるいますぐ実践できることから取り組んでみましょう。頭皮の血行促進のためのマッサージ(資生堂から発売されたリナセントヘッドスキンケアセラムを使うのもおすすめ。業界初の白髪改善&予防の美容液で、メラノサイトを活性化させる遺伝子に働きかける霊芝などを配合)
自分でできる白髪ケアの代表は「白髪を抜かない」というものです。1つの毛穴からは数本の髪の毛が生えているので、たいてい白髪のほかにも同じ毛穴から黒い毛も生えているはずです。しかし、白髪を抜いてしまうと毛根が傷み同じ毛穴に生えている黒い毛まで抜けてしまいます。
結果その毛穴からは白髪しか生えてこなくなってしまうのです。1、2本だけちょろっと白髪が飛び出ていてどうしても気になるのなら、はさみでカットしましょう。また伸びてきたらツンツンと短い白髪で生えてきて目立つというリスクはありますが、白髪が増えるよりはいいですよね。
白髪の染め方について知って欲しいのが、白髪染めとヘアカラーの違いについてです。どちらもメラニン色素を脱色して色を入れていくという点では一緒で、白髪があるとはいえ黒髪の方が多い人がほとんどなので均一に染めるには脱色が必要なのです。
異なるのは染料の種類で、白髪染めは白髪がきれいに染まる色味、ヘアカラーは黒髪がきれいに染まる色味を使っています。白髪の人がヘアカラーを使うと白髪が染まらなかったり、不自然な色味になることがあるので要注意です。
次は、高価なサロンでの白髪染めと手軽に変えるホームカラーとの違いについてですが、脱色力の強さ・ツヤ感・色のバリエーションの多さでプロの美容師が扱うものの方が、ツヤや色がむらなくきれいに出ます。ホームカラーはどうしてもサロンケアに比べて髪が傷みがちになります。
例えば、泡タイプはキューティクルが開いている髪をクシャクシャにして泡をもみこむため、髪におかしなクセがつきやすくツヤを失ってしまう。コームでカラー剤を伸ばしていくタイプのものも市販されていますが、キューティクルを傷つけないコーミングはプロでも難しいもので、全体染めはサロンでしてもらった方が無難です。
それでもホームカラーを使いたい人のために、ホームカラーの種類と髪を傷めない使い方のコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
◇2剤混合タイプ
1剤と2剤を混ぜて発色させ髪の内部に浸透して染め上げる昔ながらのオーソドックスなタイプです。しっかり染めたい人向きで、全体染めにも部分染めにも使えます。おすすめは保存しておけるチューブタイプ。室温が低いと染まりにくいので、部屋を20℃以上にキープして行う。染まりにくいからといって説明書に書かれた時間以上においてしまうと、大きなダメージやかぶれの原因になる。染まりきらないときは、同じ工程を2度繰り返すようにしてください。
◇ヘアマニキュアタイプ
キューティクルの表面や内部を覆って色をのせるタイプで、ダメージの気になる人・生え際に白髪をカバーしたい人向け。内部に浸透するわけではないので、髪色を明るくすることはできませんが、髪を傷めず2~3週間白髪をカバーします。サロンで白髪染めをしても2~3週間もすると分け目や生え際からは白髪が出てきます。新しく伸びた部分だけに色をのせるリタッチタイプのヘアマニキュアは外出前に手軽に使えて重宝しますが、地肌につくと取れにくいので注意が必要です。
◇カラートリートメント
トリートメントにカラー剤が含まれているタイプで、キューティクルの表面に付着して色をのせます。脱色効果はないので色は明るくなりません。髪や地肌を傷めず素手で使える使い勝手の良さが魅力なので、髪にダメージを与えたくない人・地肌が敏感な人向きです。
チリついたうねり毛への対処法
うねり毛の原因は頭皮のたるみによる「老化」で、髪の手触りが悪くボサボサに見えるのは光が乱反射してツヤを失っているからです。毛穴そのものがゆがんで汚れがたまりやすい、ちりつきやうねりのある髪の人はマッサージしながら頭皮を洗ってください。
毛穴から真っすぐな髪の毛が生えてくるよう、週1回の頭皮トリートメントも行いましょう。いつでもしっとりまとまりのある髪に仕上げるには、クセ毛専用のシャンプーを使って髪のねじれを補整するのも一つの手です。また、ちりついたうねり毛はゆがんでいる部分のキューティクルが剥がれやすいため、乾燥しやすくその分雨の日などには水分を吸って膨張しやすいという弱点があります。
ドライやブローのときに次の3ステップを守り髪のパサつきや広がりを防ぎましょう。
①濡れた状態からタオルドライする
夜髪を洗った場合にはタオルに水分を移し、しっかりタオルドライします。朝の場合は、寝ぐせ直しウォーターや水などで十分に濡らし、同じくタオルドライで5割程度乾かすイメージです。髪は濡れた状態の方が形を作りやすい=真っすぐにしやすいからです。
②アウトバストリートメントをつける
毛先がパサつくだけでなく、乾くと広がりやすいうねり毛はブロー前にアウトバストリートメントで髪を保護するのがまとまりやすくするポイントです。おすすめは髪に浸透しやすいモロッカンオイルで、うねり毛の広がりを抑え、髪に弾力とツヤを与えます。
手のひらにオイルを伸ばし毛先につけていき、そこから上に向かって徐々に手ぐしで髪全体に行き渡らせます。根元につけるとふんわり感がなくなるので注意してください。
③7~8割乾かし、ブロー仕上げする
モロッカンオイルをつけてから乾かすと、ドライヤーの熱で浸透力が高まり髪を真っすぐにしながらツヤ感も出すことができます。根元を中心に7~8割乾かしたら、広がりやすい根元からロールブラシなどでしっかりとテンションをかけながら伸ばしていきます。
ぐにゃぐにゃのアホ毛と切れ毛への対処法
アホ毛・切れ毛は髪表面から飛び出る短い毛のことで、真っすぐ太いものもあれば、細い毛、クニャクニャとうねりがある毛もあります。アホ毛は新しく生えてきている成長途上の毛のことで、加齢や生活習慣の乱れなどがあると栄養不足で細い毛となったり、細いゆえにうねりがでます。
髪が長く伸びていき過程の毛なので、どんなに髪のキレイな人でも必ずアホ毛はあります。根本から治すのではなく、髪表面から飛び出させないお手入れで対処していくことになります。一方で切れ毛は外的ダメージが原因で、オーバードライによる熱ダメージ、アイロンでの折込ミス、ブラッシングによる摩擦、ポニーテールなどを結んだ時の引っ張りなどにより起こります。
アホ毛はみっともないからといって抜くのは厳禁です。引っ張って抜いてしまうと毛根がダメージを受けて二度と生えてこない可能性があります。ドライヤーと手ぐし、アウトバストリートメントの組み合わせで落ち着かせましょう。
切れ毛は外的要因をなくすのが先決ですが、切れた毛先のキューティクルがはがれて中身が露出し、ささくれだっているためドライヤーやアイロン前に切れ毛を補修しながら落ち着かせるタイプのアウトバストリートメントが効果的です。使うならNUソワンオレオリラックス(ケラスターゼ)がおすすめです。
きしみのある髪への対処法
髪の指通りが悪く、髪がきしつく原因はおもに4つあります。
1つめは、シリコンオイルなどが配合されていないノンシリコンのオーガニック系シャンプーを使ったことによるきしみです。ただ、髪が酸性に傾き、髪の毛がきしむのは決して悪いことではありません。きしみというのは髪の毛が引き締まって硬くコシが出たということだからです。
2つめは、加齢によるうねり毛によるきしみで、キューティクルがいろんな方向を向いているので指通りが悪くきしみを感じます。
3つめは、紫外線や海水浴の塩分などで髪がダメージを受けて乾燥することによるきしみで、大量の紫外線のせいでキューティクルに穴をあけて中身が流出しやすくなってしまい、そこに海水の塩分やプールの塩素などが付着すると髪の水分・油分のバランスが狂い、髪が乾燥します。
4つめは、パーマやカラーによるきしみで、アルカリ性に傾くことで髪の毛が膨張して内部に空洞ができ、キューティクルにもすき間ができます。そこからタンパク質が流失してしまいきしみやごわつきにつながります。
髪質によってきしみがあっていい髪と、きしみが傷みにつながる髪があります。髪にハリやコシがない人はノンシリコンシャンプーを使うのがおすすめですが、髪が細くてもつれやすくシャンプーがスムーズにできないほどきしみがある人は、指どおりのよいシリコンシャンプーのほうが、髪を傷めません。
また、髪をきれいにしたい人は泳ぐなと言われるほど塩分や塩素は髪に悪いとされています。日焼けやプール、海水浴によるきしみは紫外線コート剤を使うのはもちろん、乾燥のもととなる塩分や塩素を丁寧にシャンプーで洗い流しましょう。
パーマやカラーでアルカリ性のダメージを受けた毛髪の修復ができるアミノ酸系シャンプーを使うのも、きしみ改善になります。
ハリとコシのない髪への対処法
髪にハリやコシがないと髪がぺちゃっとしてボリュームが出ない、コシがなくセットしてもヘアスタイルが崩れてしまう、髪が少なくて老けて見えるといった髪の悩みがあります。うまれつきハリやコシのない髪は、髪が細くキューティクルも薄い、いわゆる「ねこっ毛」と呼ばれる軟毛タイプです。
髪の内部でアミノ酸からなるタンパク質同士が梯子のように連なってできるシスチン結合が少ないため、髪に弾力が生まれません。年齢を重ねて髪にハリやコシがなくなるのは「薄毛」の第一歩で、活動が停滞している毛穴が増えてくると1つの毛穴からもともと3本生えていたのが1本になったり、細く弱い毛になったりします。
そのため、髪の本数は大きく減っていないにもかかわらず全体のボリュームが出ず、髪が少なくなったように見えるのです。硬かった髪が普通毛になったのは髪の加齢が進行している証拠です。ノンシリコン系のシャンプーやオーガニック系は髪を程よくきしませ、ハリとコシをよみがえらせてくれます。
増える抜け毛への対処法
髪の毛が生えて抜け落ちていくのは自然の摂理です。髪が細くなってくるとシャンプーやブローのたびに抜ける髪が増えているように感じるかもしれませんが、1日50~100本程度なら問題ない範囲です。そもそも抜け毛は病気での投薬治療や脱毛症でもなければ驚くほどごっそり抜けるというケースは少ないものです。
ただし、ホルモンバランスが変わる産前産後は抜け毛が激増することもありますが、あくまで一時的でしばらくすれば元通りになるので心配は無用です。抜け毛はこうした内的要因より、ポニーテールなどで髪が引っ張られるという外的要因によって抜けやすくなっていることが多いです。
まとめ髪をするときは「ゆるく」「短時間」が基本です。シャンプーをするときに頭皮をこすっていないか、タオルドライを乱暴にしていないか、トリートメントを地肌につけて毛穴をふさいでしまっていないかなど、普段のヘアケアの見直しも必須です。
また、頭の筋肉である側頭部に接している「耳」もポイントで、耳の冷えが頭皮の血流を阻害している場合もあるので、寝る前に耳を手で覆い耳を温めてあげるとよいです。
まとめ
今回の基礎知識をあなたの髪のトラブルや悩みの解決に役立てていただけそうでしょうか?それぞれのケアに対して、自分の髪質にあったヘアケアアイテムを探してみましょう。そのときは基本的な成分が入っていて、髪への刺激が少ないものを選びましょう。やはりサロン専売品が市販のものより髪へのダメージは少なくなります。
日常のケアを少し変えるだけで、ツヤ髪を持つ「美しい人」になれます。肌よりも服よりも努力の成果が出て、
しかも差が出るのがヘアケアです。年齢を重ねるほど髪の美しさを整えることで、若々しさを保ち、華やかな雰囲気を周りの人に与えることができます。ツヤ髪メソッドを活用して、女性としての自信の取り戻してくださいね。
髪を労わる成分はやっぱりサロン専売品のヘアアイテム
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