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「シワ・たるみのない肌を目指す」~シワに効く有効成分とは?~

たるみを防いで若々しい肌を取り戻す!

 

 

シワ、たるみができるメカニズム

「シミの次に気になる!」という方が多いのが、シワやたるみなどのエイジングサインです。シワに関しては、笑った時に表情が変化することで、その方特有の魅力になる場合もあるので、必ずしも不要なものと私は思いませんが、たるみは疲れた印象を与える大きな原因となるため積極的に予防していきたいところです。

シワやたるみの原因は複合的です。特に女性は、早ければ30代から頭蓋骨の萎縮が始まることで知られています。これは、キャンプで使うテントを支えている中の支柱が減ってくるようなものです。支えを失った肌がテント生地のドレープのように緩むことで、たるみの原因の1つになります。

 

もう1つの大きな原因が、紫外線によるダメージの蓄積です。肌の弾力を支えているコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった成分は真皮にある「繊維芽細胞」が作っています。しかし、年齢を重ねて生み出す力が弱くなったり、紫外線のダメージによって変性したりすると、表皮を支えることができなくなります。

 

そうすることで、たるみやシワといったエイジングサインになります。よく言われることではありますが、まずエイジングサインを予防することが最も大切です。「スキンケア基本の3原則」でも書いたように、紫外線ダメージの蓄積を予防するケアは常に怠らないようにしていただければと思います。

小さなお子様がいらっしゃるお母さんには、少なくとも日常的に外部に露出している顔の肌には、お子様にもマイルドな日焼け止めをつけてあげてほしいなと思っています。頭蓋骨の萎縮などどうしようもない問題はもちろんあるのですが(この場合は美容医療のヒアルロン酸注入などが解決策になります)

 

肌表面の老化問題に関しては、スキンケアによる日常的なケアが高い効果をもたらします。

 

 

積極的に取り入れたいビタミンA、B、C

特に最近では、エイジングケア系の美容成分の研究が進んでいます。中でも積極的に取り入れたいのがビタミンA、B、C!エイジングケアを語る上で、もはや欠かせない成分と言っても過言ではないビタミン系の美容成分をぜひスキンケアに取り入れましょう。

また、特に海外で研究が進んでいる「機能性ペプチド」と呼ばれるエイジングケア成分にも注目です。様々な美容効果が期待できる成分が開発されているので、さらにエイジングケアに力を入れていきたい方はぜひ取り入れていただきたいです。

 

シワ、たるみを防ぐ美容成分① レチノール

「レチノール」は「ビタミンA」の一種で、肌内部のヒアルロン酸の産生を高めることによるシワ改善の効能が認められています。それ以外にも、細胞の成長速度を本来の速さに修復する作用を持つため、ターンオーバーの速度を正常化したり、皮脂分泌を抑制したりする効果が期待できるのとのデータも出ています。

 

スキンケアでも「レチノール」は欠かせない成分のひとつです。注意点としては、初めて使う際に「レチノイド反応」という肌荒れに似た症状を引き起こす可能性がある点です。(赤み、痒み、皮むけなど)使い始めはごく少量ずつから始め、肌荒れに似た症状が起きた時は無理して使い続けないなど説明書きの注意をよく読んで使用してください。

 

美容クリニックでしか購入することができない、いわゆる医療機関専売品の「ドクターズコスメ」では、作用が強い「トレチノイン」を使用してあえて皮むけを引き起こし、そこに美白成分などを叩き込むことで高い効果を生み出すタイプの製品があります。

 

ただ、通常のスキンケアの範囲では、そのような反応をあえて起こさなくても十分エイジングケア効果を発揮されるので安心してください。

 

<おすすめ化粧品①>

◇エンビロン モイスチャークリーム1 

 ☞「ビタミンA」配合化粧品のパイオニア「エンビロン」。その中でも使いやすいタイプのクリームは常備品となり得ます。

◇エリクシール スポットクリアセラム WT 

 ☞「4MSK」「mートラネキサム酸」の2種類の美白成分と「純粋レチノール」が配合されて5000円を切る価格に驚きです。

◇シェルシュール モイスチャーマトリクスQ

 ☞「レチノール」配合製品はオイリーなテクスチャーのものが多いですが、こちらはさっぱり使えるのが特徴。「セラミド」も配合されているのが嬉しいです。

 

 

シミ、たるみを防ぐ美容成分② ナイアシンアミド

「ナイアシンアミド」(ビタミンB3、リンクルナイアシン、ニコチン酸アミド)は、21~22年のスキンケア業界を席捲したと言っても過言ではない美容成分です。シワを改善するという医療、医薬部外品の効能が認められています。コラーゲンやセラミドの産生促進、バリア機能向上、色素沈着予防などの効果があるとされています。

 

シワ対策と美白対策が一遍にできてしまうのが注目されているポイントです。2%のナイアシンアミドが配合された化粧品を2週間使用した実験では、皮脂分泌抑制効果が確認されており、ニキビへの効果もあることが分かっているなど、まさに八面六臂の活躍という言葉がふさわしい美容成分です。

 

肌に活力を与え、エイジングサインを総合的に予防してくれること、また長期の使用実績があって安全性も高く、敏感肌の方でも比較的使いやすい成分であることから、プレエイジング世代の20代から積極的に取り入れたい美容成分です。

 

<おすすめ化粧品②>

◇肌ラボ 極潤薬用ハリ化粧水

 ☞「ナイアシンアミド」配合でプチプライス。エイジングケアをお手頃アイテムで始めたい方に。

 

◇セラシエル レッドモイストクリーム

 ☞紫外線を浴びた肌のために取り入れたい「アスタキサンチン」と「ナイアシンアミド」が配合されたクリーム。「セラミド」も数種類配合されて、リッチな保湿感。

◇エトヴォス アルティモイストローション

 ☞「ナイアシンアミド」と「ヒト型セラミド」のセラミディアルコンプレックスという独自はい成分を配合。エイジングケアを始めてみたくなった世代にぴったり。

 

シミ、たるみを防ぐ美容成分③ ビタミンC誘導体

ビタミンCというと、シミ対策のイメージが強い方が多いかもしれませんが、実はエイジングケアにも有効です。ビタミンCは体に欠かせない重要なビタミンの1つで、肌の上では紫外線によるダメージの抑制や肌の弾力を左右するコラーゲンの産生にも関わっています。

また、皮脂の分泌を抑制する作用も報告されていて、ビタミンA、Bと並んで美肌に対しての複合的な効果が期待できます。ビタミンCはそのままでは肌に浸透しにくい成分なので、「ビタミンC誘導体」として化粧品に配合されることが多いです。

「ビタミンC誘導体」には、水に溶けやすい水溶性と油に溶けやすい油溶性とかありますが、近年では水にも油にも溶けやすい両親媒性(水溶性+油溶性)のビタミンC誘導体も開発され、たくさんの製品が販売されています。ビタミンC誘導体は種類が多く、選ぶのはとても難しいです。

 

水溶性ビタミンC誘導体の中では「リン酸アスコルビンマグネシウム(通称PAM)」「アスコルビルリン酸ナトリウム(通称APS)」「3-Oーエチルアスコルビン酸(通称VCエチル)」などがいち推しのビタミンCなので、製品選びの参考にしていただければと思います。

 

<おすすめ化粧品③>

◇エンビロン Cーブーストクリーム

 ☞「VCIP」という油溶性のビタミンCが配合されたクリーム状の美容液。

 

◇オバジC25セラムNEO

 ☞25%の高濃度で「ピュアビタミンC」が配合されたリッチな美容液。敏感肌の方には、もう少し濃度が低いものから始めてみるとベター。

 

シワ、たるみを防ぐ美容成分④ 機能性ペプチド

近年、美容業界で話題になっているエイジングケア成分が「ペプチド」です。ペプチドはアミノ酸が2個以上50個未満の数で結合したものの総称です。その中でも、細胞の成長を促進したり、特定の酵素反応を阻害もしくは促進したりするなど、生理的な機能を及ぼす「機能性ペプチド」が最近、化粧品原料として注目を集めています。

 

特に海外のエイジングケア化粧品には積極的に配合されていることが多い印象です。「パルミトイルトリペプチドー5」や「アルジルリン」と呼ばれる「アセチルヘキサペプチドー8」や「シンエイク」と呼ばれる「ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド」はエイジングサインに効果的な機能性ペプチドとしてよく知られています。

 

海外の製品に興味のある方は、ぜひ機能性ペプチドにも注目してみてください。

 

<おすすめ化粧品④>

◇ドランクエレファント プロティニ ポリペプチドクリーム

 ☞最近日本に上陸したドランクエレファント。混ぜて使うのが新しいスタイルのスキンケアライン。

◇トゥベール エッセンスセレクトゲル

 ☞「アスタキサンチン」「ヒト型セラミド」などが配合されたオールインワンゲル。エイジングケアに有効な「機能性ペプチド」類も6種類配合。

◇アイバーフェクション

 ☞複合的な目元悩みに効果的な美容成分、を保湿成分「セラミド」で乳化したユニークなアイテム。
愛用できます。

 

次回、「つるんとした素肌を目指すには」~毛穴・ニキビのない肌を目指す~

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