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「肌荒れはどうして治らないの?」~肌の役割の秘密~

一生モノの人生スキンケア

 

 

肌荒れはどうして治らないの?

きれいな肌ってどんな肌?きれいな肌と聞いて、どんな肌をイメージしますか?私は、真珠のような自然な光沢感を持つ透明感のある肌を理想と考えています。透明感のある肌を叶えるポイントは、実は明らかになっています。肌に当たった光が肌の奥まで届き、内部で複雑に反射した光が肌の外側へと跳ね返る量が多いほど、透明感がある肌として認識されます。

きれいな肌を「内側から発光するような肌」などと表現することもありますが、これはある意味正しいわけです。肌の表面にメラニン色素(シミ、くすみ)やヘモグロビン(赤み、毛細血管拡張)などの色ムラや悪目立ちする毛穴の数が多いと、肌の内側まで光が入っていくことができないため、暗くくすんだ印象につながってしまいます。

「肌理」が整っていることも、きれいな肌を考える上で大切なポイントです。きめは、肌を拡大した時に見える規則的な凹凸模様のことで、肌の柔軟性を保つ役割などを持つと言われています。きめが細かく整っていて、規則的な形で深く鮮明に刻まれていると、網目状の凹凸に光が反射して、肌の中に光が入りやすくなることがわかっています。

 

しかし、きめはとてもデリケートで、乾燥や摩擦、紫外線のダメージや加齢によって、きめが流れたような形状になってしまうと、肌の透明感も低下することがわかっています。また、肌内部の水分量が低下していると、肌の中に入っていく光の量が少なくなることもわかっています。

お風呂上りの肌はきれいに見えると思っていらっしゃる方は少なくないでしょう。それは、肌の水分量が一時的に増えることで、光の反射が変化しているからです。(適切なスキンケアによって、肌の一部が肌が水分を保持し続けることができるようになると、一日中で肌の調子が変化しにくくなるので、1日中「お風呂上がりの肌」でいることができますよ。)

きめが整っている

色ムラが少ない

水分量が豊富

 

この3条件が「透明感のあるきれいな肌」を考える上で最も大切なポイントです。そして、これから勉強していく肌の基本的な仕組みを知ると、これらの条件は、肌が本来持っている「バリアの役割」をしっかり果たすことのできる肌状態を示す指標でもあるということがわかります。

言い換えると、私たちの脳は「丈夫な肌」を「美しい」と感じるようにできているのかもしれません。つまり、肌のトラブルが起こりにくい状態を作っていく=美肌を目指すことになると言い換えることもできます。スキンケアを行っていく上で、この視点を持っておくことはとても大切なので、3条件はぜひ覚えましょう。

透明感のある肌とくすんだ肌の光の反射の違い

 ☞美肌を考える上では、肌に当たった光が奥へ入っていくこと、肌の中で複雑に反射した光が肌の外へきちんと返っていくことがポイントです。その状態を作るには、シミ、赤み、毛穴、シワなどの「肌のノイズ」を減らしていくことが重要です。

 

きめが整った肌と粗い肌

 ☞透明感がある肌へを演出するためには、肌のきめを整えることも大切です。きめが整った肌は光が奥へと入りやすく、透明感のある肌の印象へと繋がります。乾燥などの原因によってきめが「流れた」状態になってしまうと、くすんだ印象になります。

 

そもそも肌の役割とは?

人間の肌は「人体最大の臓器」と言われています。その面積は畳1畳分ほどになります。そんな肌の本来の役割についても、もう一度おさらいしてみましょう。

 

①体内部の水分が失われないようにする&外部から過剰な水分が入ってくることを防ぐ。
②体温を調節する。

③知覚神経を通じて外からの刺激を感知する。
④外部の有害な刺激ぶ物から体を守る

 

他にもたくさんの役割を果たしている肌ですが、いちばん重要な機能はこの4つです。特に体の内側と外側を隔て、体の中身を守ることが最も重要な役割と言えます。私たちの肌を包み込んでいる約0.02mmの「角質層」(表皮の最上層)が体を守る仕組みを「肌のバリア機能」と言います。

 

ラップ1枚ほどの厚さの角質層ですが、その仕組みはとても複雑で上手くできています。肌の一生は「基底層」から始まり、時間をかけて分化を繰り返しながら、少しずつ成熟した細胞へと変化します。「有棘層」「顆粒層」と肌の表面に向かって登りながら、細胞は肌の潤いを保つために必要な成分の元を吐き出しながら、細胞核のない「角層細胞」へと変化し、最終的に「角質層」へと移行します。これがターンオーバーの前半です。

 

核質層に移行した角層細胞は、ペラペラのおせんべいのような形です。それが落ち葉のように重なり、10から14層の膜状の構造を形成します。角層細胞は1~2週間、肌のバリア機能を維持するために働き、最後は「垢」となって自然に剥がれ落ちていきます。これがターンオーバーの後半です。

 

レンガのように積み重なった核層細胞の間はスカスカなわけではなく、「角層細胞間脂質」と呼ばれる保湿成分で埋められています。代表的なものとしては、「セラミド」といった方がわかりやすいかもしれません。セラミドは水とも油とも馴染みにくいという特殊な性質を持っているため、肌から水分が蒸散することを抑えます。

 

さらに、体の外からも刺激を与える物質が入ってくるのを防ぐ大変重要な保湿成分です。前述したように、私たちの肌はターンオーバーの過程で、セラミドなどの肌の潤いを保つための保湿成分を自分で生み出すことができます。(私たちが普段使っている化粧品に配合されているセラミドは、私たちの肌が生み出すセラミドを参考に作られています。)

肌のターンオーバーサイクルはきれいな肌を考える上でとても重要な要素なので、ぜひこの機会に覚えていただけたら嬉しいです。

 

次回、「肌荒れのサイクル」~ターンオーバーが乱れた肌にならないために~

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