「美肌は正しいケアから生まれる」~人体を守る一番外側の器官を大切にする~
目次
身体の変化で起こる不調を和らげるには?
むくみがひどく、肌が引き締まりません
むくみは、肌の下にある細胞と細胞の間に水分が溜まってしまうことによって起こります。その原因としては、水分や塩分の取り過ぎが真っ先に思い浮かぶでしょう。しかし、実は女性に多いのは、タンパク質不足が引き起こすむくみとなります。タンパク質や糖などの栄養素は、血液によって全身の細胞に運ばれます。
十分なタンパク質が取れていないと、血液中のタンパク質濃度は低くなります。そうすると、人体に備わったメカニズムがタンパク質濃度を高めようと働いて、血管内にある水分を外に出そうとします。こうして血管から追い出された水分は、行き場をなくして細胞管に溜まります。
普通はこれを老廃物としてリンパが回収してくれるのですが、リンパの流れが滞っていたり、タンパク質不足が慢性的に続いていたりすると、回収作業が追いつかずにむくみと化してしまいます。むくみを体質だとして諦めてしまっている人も多いようですが、塩分や水分の過剰摂取に心当たりがない場合は、タンパク質不足を疑ってみてください。
また、タンパク質はアミノ酸が繋がってできている成分ですが、食材によって含まれるアミノ酸の種類が異なります。朝昼晩の食事の中で、動物性の肉、魚、卵、乳製品、そして植物性の大豆製品などからまんべんなく補うのが理想的です。
☆タンパク質が不足していませんか?また、リンパを流すマッサージも必須です。
毎月、生理前になると肌がひどく荒れるんですが
生理前に肌が荒れるのは、女性の体のサイクルとしては仕方のない面があります。それでも、生活サイクルや食べ物などを見直すことで、トラブルを最小限に抑えることができます。そのために必要なのは、自分の生理周期をきちんと把握しておくことで、少なくとも生理日はスケジュール帳に記録するなどして管理してくださいね。
排卵日はそこから予測することができます。最近は生理日を記録すると、排卵日やその日のコンディション、起こりやすいトラブルなどを教えてくれるアプリなどもありますので、利用してみるのもおすすめです。肌荒れが予測される時期には、体力を使いそうな予定を入れない方が良いでしょう。
例えば、ジムでハードに運動する、プールで泳ぐなどして体力を使うと、肌の調子を維持するところまで体の働きが追いつきません。また、夜更かしをする、慣れない人と会う、責任が多い仕事を引き受けるなど、精神的なストレスもできる限り避けてください。
仕事をしているとなかなか難しいところですが、寝る前に意識的にリラックスする時間を取って、副交感神経の働きを高めることで、自分を労わってあげてください。生理前のニキビは、胃が悪いと悪化することがあります。生理前はなるべく外食を避けて自炊にするなど、消化の良い食事を心がけましょう。
☆生理前は肉体的にも精神的にもストレスを避けて!食事は外食を控え、自炊で消化のいいものを。
更年期を迎え、一気に老け込んだ気がするけど
更年期以降、女性ホルモンの分泌量が少なくなると、次第に生理の間隔が空き、やがて閉経を迎えます。これまで分泌していたホルモンが減るせいで、自律神経のバランスも崩れ、肌の水分や脂分が減少。シワやカサつきが目立ってくるのです。それを補うためには、質の良い脂質を食べ物から摂取するのが重要です。
エクストラバージンオリーブオイル、アマニオイル、エゴマオイルなど良質のオイルを意識的に取りましょう。これらに含まれる成分が体内で女性ホルモンの材料となります。そして定期的な運動も大切です。テストステロンという男性ホルモンは女性の体内にもあり、老化防止に役立っています。
テストステロンも加齢によって減少しますが、軽い筋トレなどを習慣にして筋肉量をキープしていれば、分泌量を維持することができます。ちなみに、良い脂質を取ることや適度な運動は、更年期から閉経後の年代だけでなく、すべての女性のアンチエイジングに効果的なので、ぜひ取り入れてください。
とはいえ、年齢に無理に抗おうとしてもストレスにしかなりません。それよりも、健康的に年を重ねていく方がずっと魅力的となります。視点を変えて運動や新しい趣味を始めてみるなど、ポジティブに過ごした方が素敵です。重ねた年齢の数だけ魅力的な人間になりたいですね。
☆良質のオイルが女性ホルモンの材料に。運動と組み合わせれば、アンチエイジングの効果抜群!
これからも若々しくいるためにできること
肌の細胞は、実は人体の他の部位の細胞と比べて、若さを維持する能力が高いと言われています。皮膚科学の研究において、ある一定の条件のもとで肌の細胞を人工的に培養する実験が行われることがあります。すると、70~80代など高齢の方の肌細胞が、若い世代の人の肌細胞と変わらないほどの活性度を長く保てることがわかります。
つまり、肌細胞が元気を保てる条件を維持することができれば、年齢重ねるほど、実年齢と肌年齢の大きなギャップが可能になるということです。つまり全身の細胞の中でも肌の細胞は潜在的なポテンシャルが非常に高いです。肌は人体の一番外側にある器官で、あらゆる外部刺激から私たちの個々の体の中で起こっている生命活動を守る役割を担っています。
ですから、本来、肌の細胞は非常に強く元気にできているはずで、肌トラブルや肌にお悩みの方は、肌細胞の強さ・元気さが失われているサインと言えるでしょう。肌は正しいケアをすれば決して裏切らず、大きなポテンシャルを秘めていますから、やればやっただけ結果が出ます。
一生懸命にお手入れをしても結果が出ないのは、努力の方向が間違っているということになるんではないでしょうか。このブログでもお伝えしてきたように、外側からどれほど高級な化粧品を塗っても、内側が整っていなければ無意味なのです。肌細胞は腸と自律神経のバックアップによって元々の強さを取り戻すことができます。
今まで紹介したアプローチ法 をうまく使って、いくつになっても手遅れということはないので、必ず効果を実感してください。最強の美肌術で、年齢を重ねるほどに輝く強くて美しい肌を手に入れてほしいと願っています。
次回、「肌荒れはどうして治らないの?」~肌の役割の秘密~
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