「美肌の大敵はストレス!」~取り除くカギは自律神経にあり~
自律神経を整えることは素肌美人への近道
美肌の敵ストレスで腸内環境も悪化する
ストレスは美肌の敵です。そのメカニズムはよく理解していなかったとしても、これに意義を唱える人はいないでしょう。そもそもストレスとは一体なんでしょうか。いちばんイメージしやすいのは、悲しみや怒りなどの精神的ストレスですよね。しかし、ストレスの種類はそれだけではありません。
代表的なストレスは次の5つに分けられます。
①物理的ストレス
☞暑い、寒い、気圧が重い、周りがうるさいなどで、自分ではなかなか環境を変えることが難しい種類のストレスです。
②化学的ストレス
☞酸素不足、薬が合わない、大気汚染などで、特に女性の場合、インスタント食品の成分を分解する機能が高くないので、食べ物に偏りがある時もストレスになりま。
③生物的ストレス
☞病気、怪我、睡眠不足、過労などで、ストレス=精神的なものと思いがちですが、肉体的なストレスは精神にも大きな影響を及ぼします。
④社会的ストレス
☞引っ越し、結婚、昇進、退職など人間関係を構築する上でのストレスです。「結婚や昇進など、おめでたいことや嬉しいこともストレス?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、極端に気分が上下することも精神医学上はストレスと捉えます。
⑤精神的ストレス
☞不安、緊張、怒り、焦りなど一般的にストレスというとこれが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
ストレスの原因がはっきりしている時は、それを取り除くために動くことができます。また、病気や怪我などは時間を置くことで解決する場合があります。一番良くないのは、不安な状態が長期間続くことです。家族の介護、就職できない、理想の男性に巡り合えないなど、自分の努力だけでは解決できないストレスは、肌の調子にも影響します。
人間はストレスを感じると交感神経のスイッチがオンになり、副腎皮質からは「コルチゾール」という物質が分泌されます。コルチゾールはストレスを軽減させるために必要なホルモンで、適度な量の時には脳を覚醒させ、ストレスへの耐性を高めてくれます。
しかし、継続的にストレスにさらされていると、過剰に分泌され、血流やコラーゲンの生成を妨げることもあります。さらに、コルチゾールをせっせと分泌し続けることで、副腎皮質も疲れてしまい、機能が低下します。その結果、免疫力が落ちていき、老化や肌トラブルにつながってしまうのです。
ストレスは腸内細菌にも影響を与えます。 脳と腸は密接な関係にありますから、脳が強いストレスを感じると腸の働きが低下し、腸内細菌のバランスが崩れます。さらに、それらが引き起こす便秘や腹痛、肌トラブルなどの体調不良によって、脳がますますストレスを感じるという悪循環に陥ってしまうのです。
副交感神経を活性化すれば、美肌菌も増える
人間は自律神経の働きによって管理されています。自律神経は交感神経と副交感神経とがあり、昼間は主に交感神経が活発になることでアクティブに行動することができるのです。活動的になれるのならば、いつも交感神経を高めていれば良いのではないかと考える方もいます。
ですが、そうすると体が休まらず、過労の状態になってしまいます。夜は自然に副交感神経に切り替えて心身を休め、リラックスしなくてはなりません。いつもストレスを抱えている方は、この切り替えがうまくいってないことが多いようです。
逆に副交感神経が優位な状態が続きすぎると、やる気や集中力が発揮されず、気分がどんどん落ち込んでいきます。
この状態は美容面にも悪影響がありますね。つまり、自律神経はバランスよく切り替わることが重要なので、副交感神経は夜暗くなると優位になる性質があります。しかし、現代社会では夜もライトで明るかったり、スマートフォンなどのブルーライトの影響で、体が夜だと認識しにくくなっています。
だからこそ、夜には副交感神経が優位になるような生活習慣をあえて実践する必要があるのです。自律神経のスイッチの切り替えをスムーズにするために、朝と夜にそれぞれ次のことを実践してみてください。
<朝:交感神経にスイッチ・オンする生活術>
◇朝起きたら太陽の光を浴びる。
◇思いっきり伸びをして深呼吸をする。
◇コップ1杯の水を飲む。
◇朝食をしっかり食べる。
◇時間に余裕を持って行動する。
◇頭がぼんやりしている時は、苦しくならない程度に早く呼吸する。
<夜:副交感神経にスイッチ・オンする生活術>
◇寝る前にスマートフォンやパソコンを使わない。
◇軽くストレッチする。
◇ぬるめの湯できちんと湯舟に浸かる。
◇夕食は就寝時間の3時間前までに済ませる。
◇アロマや音楽でリラックス。
◇照明の明るさを落としてゆったりと過ごす
美肌のためには適度に体を動かす習慣も必要ですが、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は副交感神経を優位にする効果があります。また、股関節ストレッチを寝る前のルーティンにするのもおすすめです。
なお、副交感神経を優位にするには、夜だけ意識するのではダメで、日中とにかく朝の時間に交感神経にしっかりと切り替えられたかどうかでも、夜における自律神経の動きが変わってきます。これらの生活術を、自分のライフスタイルに合わせてアレンジしてみてください。
次回、「すぐに効く肌をよみがえらせるテクニック」~肌のお悩み別の特効ワザ~
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