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「ぬるま湯だけ洗顔術」~上向きまつ毛が手に入る~

肌の美肌菌の育てるには、正しい洗顔方法が必須!

キレイを作る

 

 

医学的に正しかった「ぬるま湯だけ洗顔法」

外側にいる美肌菌、つまり肌の常在菌のバランスを理想的な状態に保つためには、クレンジングと洗顔において正しい方法を実践していくことが何より重要です。内側の美肌菌を育てるためのアプローチが食事や腸内環境ケアだとすれば、外側の美肌菌を育てるためのアプローチが洗顔とスキンケアとなります。

 

洗顔のやり方は、「 顔を洗う時はこすらないで優しく。すすぎの最後は水でしめる」「タオルでゴシゴシこするのはダメ。拭くときはそっと抑えるように」など、細かく ルールが決まっています。そして、洗顔が終わったら最後に指先でまつげをキュっとあげてほしいのです。

 

その理由は、まつ毛が上に向くようになるからで、するとビューラーなどはまったく使わなくてもまつ毛がフサフサになります。まつ毛をキュっとあげるとまつ毛が上を向くようになるというのは、単なるおまじないのようにも感じられますが、全く根拠がないわけではなさそうです。

 

医学的には、日々目の周りの筋肉を意識した結果得られる効果だと考えられます。まつげは目に気を配る瞬間、無意識のうちに目元に存在しているが眼輪筋という筋肉に力が入ります。これが習慣になると、おのずと眼輪筋は鍛えられますし、同時に目元の血流が良くなります。その結果、まつ毛に栄養が届きやすくなるというわけです。

というわけで、こちらがおすすめする洗顔法になります。

◇朝は洗顔料は使わずにぬるま湯で流すだけ。

◇メイクした日はクレンジングに時間をかける。
◇最後は水で毛穴をしめる

◇タオルで拭くときは強くこすらず、ポンポンと水気を抑えるだけ。

◇最後に指先でまつ毛をキュッとあげる。

 

夜に丁寧なクレンジングと洗顔をすれば、朝は寝ている間に出た汗や油分などを落とせばいいだけなので、ぬるま湯洗顔で十分です。逆に毎朝しっかり洗顔料を使っていると、必要な油分まで落としてしまい、美肌菌の数が減ってしまいます。

 

 

目元のメイクオフはオイルタイプが正解

アイシャドウやアイライン、マスカラなど、目元のお化粧をしっかりめにしている人は、夜、特に時間をかけて丁寧にメイクオフをしてください。ポイントメイクを落とす時には、オイルタイプのクレンジング剤を使いましょう。最近のコスメ、特にアイライナーやマスカラなどは、落ちにくさや崩れにくさを売りにしているものがほとんどです。

 

これらは成分が強力なので、オイルでしっかりとなじませ、成分が肌に残らないように落としてあげる必要があります。この時、ゴシゴシと力を入れてこするのは厳禁です。なぜなら、目元は顔の中でもとりわけ皮膚が薄くデリケートな部位だからです。また、目元に強い負担をかけることで、まつ毛が抜けやすくなってしまいます。

 

特に更年期に近づくと女性ホルモンの分泌が減るため、新しく丈夫なまつげが生えてきにくくなるので注意が必要となります。マスカラだけなら綿棒で、アイシャドウやアイラインも施している場合は、コットンにオイルを染み込ませて、力を入れず一方向に向かって優しく拭き取るようにオフしましょう。

 

しっかりメイクの日は、オイルを染み込ませたコットンを目元に乗せて、目を瞑ったまましばらく置いておくと、力を入れなくてもするっと落ちます。普段目の際が赤くなったり痒くなったりしやすいという方は、アイメイクがしっかり落とせていない可能性があります。

 

「毎日そこまでするのはめんどくさい」という方は、落ちにくさを売りにしているコスメを選ばず、ぬるま湯だけでもオフできるタイプのものを使いましょう。

 

 

ベースメイクは乳液かクリームタイプで落とす

ポイントメイクを落とし終えたら、次にベースメイクのオフです。ベースメイク用のクレンジング剤は、クリームタイプか乳液タイプのものがおすすめです。これらは、必要な皮脂を落としすぎることがなく、肌に負担が少ないからです。ただし、早く落とそうとして強くこすれば、それだけ肌に負担がかかってしまいます。

 

クレンジング剤をよく肌になじませて、十分に乳化させてから、水やぬるま湯で洗い流してください。ポイントメイクとベースメイクでいちいちクレンジング剤を変える必要があるの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、 ポイントメイクとベースメイクでは必要な洗浄力の強さが異なります。

 

ファンデーションを普段使いしていないナチュラルメイクの方や、レジャー用の強力な日焼け止めを塗っていない日などはなおさらそうです。夏場などやや強めの日焼け止めを使う時でも、乳液タイプやクリームタイプのクレンジング剤で十分にオフできます

 

もし気になるようなら、電子レンジで1分ほどチンした蒸しタオルをしばらく顔に乗せてからクレンジングするようにしましょう。そうすると毛穴が開いて、マイルドなクレンジング剤でも効果的にメイクが落ちます。ちなみに、「拭くだけで濃いメイクもすっきり落ちる」というシートタイプのクレンジング剤も色々な種類が市販されています。

 

しかし、これらは手軽ですが、日常使いにはあまりおすすめできません。なぜなら、必要な皮脂や水分まで落としてしまい、肌にいる美肌菌の数を減らしてしまう心配があるからです。また、拭き取る時の摩擦も肌への負担になります。基本的にこれだけでスッキリと全部落ちると宣伝しているクレンジング剤は、洗浄力が必要以上に強すぎると考えてください。

 

 

洗顔時の「刺激」を最低限にするために

クレンジングが丁寧にしっかりとできていれば、その後はぬるま湯で洗顔するだけでも大丈夫。落とすべき汚れは、それだけで落ちます。たとえ多少の汚れが残ってしまう日があったとしても、肌はターンオーバーを繰り返していますし、いつもの洗顔が丁寧にできていれば、汚れが沈着してしまうというようなことはありません。

 

クレンジングだけでは汚れが落ちなかったら、洗顔料をよく泡立てて、肌に負担をかけないようにしながら優しく洗ってください。「よく洗顔料は何を基準に選べば良いですか?」と聞かれることがありますが、大事なのはどの商品を選ぶかよりもどう使うかになります。

必要なのは、手のひらで十分に泡立てることです。ふわふわモコモコの泡にして、それで洗顔することによって、汚れの吸着が良くなります。泡のクッションで軽くなでる程度でもしっかりと汚れが落ちます。逆に絶対にNGなのが、肌の上で直接洗顔料を泡立てることです。

これはゴシゴシとこする動作にも繋がりますし、肌への負担が大きすぎます。クレンジング、洗顔、そしてタオルで拭くときも、ゴシゴシは絶対にやめて、肌への刺激は極力少なくが美肌の鉄則です。

 

日焼けした翌朝は洗顔はNG

なお、日焼けした次の日の朝や、肌表面が炎症起こしてる時など、洗顔をしない方がよいときがあります。そんな時は、低刺激の化粧水をコットンにたっぷり取って、皮脂を軽く拭き取るだけでOKです。小鼻の脇など凹凸のある部分は少し丁寧に拭き取るようにしてください。もちろんこの場合も「ゴシゴシ」は厳禁です。

その後はできればメイクも控えて、炎症がおさまるまで刺激を与えないようにしましょう。メイクさえしていなければ、夜はお風呂やシャワーだけでも十分に汚れや皮脂が落ちます。日本人はキレイ好きですし、CMなどの影響もあってキュッキュッと音がするようなレベルまで洗わないと気が済まない人も多いようです。

 

しかし、実はそれでは洗いすぎとなります。特に乾燥肌の方や敏感肌の方は洗いすぎは禁物で、肌の悩みを悪化させることになります。また脂性肌の方も洗いすぎや保湿不足が原因で脂分が過剰に分泌してしまってる場合があります。適度に洗ってしっかり保湿するという乾燥肌と同じ対策をしてあげましょう。

 

男性ホルモンの分泌量が多いことが原因による真正の脂性肌の方は、部分的に洗顔量を使う方法がおすすめです。Tゾーンやあごなど皮脂の多い部分のみよく泡立てた洗顔料で軽く洗いましょう。乾燥しやすい目や口の周りは洗顔料なしでもOKです。

脂性肌にも色々なタイプがありますが、いわゆる油田のように皮脂が過剰分泌し、毛穴の皮脂が黒く酸化するほどだという方は、肌よりも腸内の状態に問題があることが考えられます。腸内環境を整えた上で、「油っこい食事を控える」「食用油はオリーブオイルやオメガ3系の油など良質なものに切り替える」などの対策が必要です。

 

次回、「あなたのスキンケアに効果がないのはなぜ?」~原因は腸内環境が悪いから~

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