Lucky Express

「衰えを感じる肌をよみがえらせる」~医学的エビデンスに基づく正しい美肌術~

肌の特効薬は「美肌菌」だった!医学的に正しいアンチエイジングとは?

肌アイロン 美肌を作る

 

肌の特効薬「美肌菌」とは?

肌の老化を止めるために本当に必要なのは美肌菌だとご存じでしたでしょうか。実は肌の老化を食い止めているのは、たった1マイクロメートルの美肌菌と呼ばれるものです。髪の毛の太さの100分の1サイズの美肌菌が食い止めているという事実には驚かされますが、その美肌菌は、何もしなければ年齢とともに減っていきます。

結果、うるおいやハリがなくなるのです。でも、「老化のせい」だと諦めていたら、それは間違いです。なぜなら、体の内と外にいる美肌菌のバランスが整えれば、肌にうるおいが生まれ、ハリもよみがえるからです。何歳からでも遅くはありません。その方法をこれからお伝えしていきます。

 

きっかけは自身が年齢を重ねるとともに身近にいる女性の肌悩みやトラブルの話を聞く機会が、最近特に増えたということがあります。多くの女性が少しでもからだの悩みから解放されるようにとの願いで、このブログを綴っています。「30歳を過ぎたあたりから、急に肌にうるおいがなくなってきた。」

 

「仕事で少し無理をすると、翌日肌荒れをするようになった。」「 50歳を過ぎてエステに行っても、高い化粧品を使っても、翌朝元の乾燥肌に戻ってしまう。」などがよく相談される悩みです。ですが、医学的に急に肌が老化することはありません。肌の衰えを加速させる最大の原因は、生活習慣の乱れの蓄積です。

 

 

なぜ、生活習慣、習慣が乱れ続けると肌が衰えるのか

長年ぐっすり眠れなかったり、肌の間違ったケアを続けたり、好きな食べ物ばかりを積極的に食べていたり。その積み重ねがふとした時に目に見え始め、衰えを実感させるのです。人間の肌のピークは19歳から28歳くらいまでと言われています。この年齢を境に下り坂をゆっくりと転げ落ちていきます。

 

放っておくとだんだんとシミが増え、ほうれい線やしわが深くなり、気づいた時には実年齢とかけ離れた肌になってしまうのです。「いいえ、私はちゃんと毎日欠かさずしっかりと洗顔もするし、お肌にいい栄養もたくさん取っている。化粧水も丹念につけてケアを欠かしていないから大丈夫。」こんな美肌意識の高い方からの反論も聞こえてきそうです。

 

しかし、そこに大きな落とし穴があります。最新の研究によれば、生活習慣が乱れ続けると体内の糖化が進み、AGEという老化物質が生まれます。このAGEは非常に強い毒性を持ち、肌の弾力を保ってくれるコラーゲンにべったりと絡みつきます。それが原因で肌の弾力が失われてしまうことがわかりました。

 

例えば、甘いものに目がなく、学生時代や仕事に就いてからも友人や同僚とスイーツやお菓子などで空腹を満たしたり、食事をおろそかにして間食で甘いものを取っていたりしたことはないでしょうか。また、睡眠不足とストレスによる影響も小さくはなく、それがいけないのかもしれません。

 

そしてある時、肌トラブルで訪れた皮膚科で「かなり糖化が進んでいるね。このままだとあっという間に外見はもちろん、体内も年齢とかけ離れたものになってしまうよ」と言われ、ショックを受けることになるでしょう。そこで私はこの糖化に歯止めをかけるため、ある臓器の働きに注目しました。

 

 

肌を内側から美しくする腸の美肌菌

それが、臓器の中で最も早い新陳代謝をする腸と、その働きを支える腸内細菌でした。人間の腸には1000種類以上、約100兆個もの細菌が住んでいると言われています。あるいは、腸内フローラと言えばピンとくる方もいるのではないでしょうか。

 

その腸内フローラに住む菌がベストなバランスに保たれていると、肌の老化が抑えられます。皆さんが気になっているシミやシワ、ほうれい線なども目立たなくなります。腸内細菌は肌を健康的に美しくしてくれる、まさに「美肌菌」と呼べるでしょう。 反対に、偏った食事や睡眠不足など生活習慣が乱れると、腸内フローラのバランスが崩れます。

 

AGEが発生し、腸の動きが悪くなって代謝が低下、老化のスピードがアップし、肌が目に見えて衰えていきます。だからこそ、腸内の美肌菌が住みやすい環境を作る必要があるのです。そうすれば、新陳代謝の早い腸が正常に働き、血流が増えて全身の代謝が上がり、肌がよみがえります

 

 

肌を外側から美しくする肌表面の美肌菌

さらに近年、美肌に関して大変興味深い研究報告がされ始めました。それが、腸内フローラと同じように、皮膚にも「肌フローラ」と呼ばれる肌の健康を左右する細菌たちがいるというものです。菌の数は250種類以上と腸内細菌よりは少ないですが、通称「美肌菌」と呼ばれている肌をツヤツヤにする菌や、潤い成分の保護に役立つ菌など多種多様です。

肌を守る最前線の防衛ラインとして大切にしなければいけない細菌たちです。肌フローラも腸内フローラと同じく、菌のバランスが整っていることが大切です。肌フローラは体調不良やストレスに影響されやすいため、生活習慣に気をつけることがベストバランスを保つ秘訣と言えるでしょう。

 

では、美肌につながる腸内フローラと肌フローラ、この2つに潜む美肌菌のバランスを整えるために、私たちは何をすればいいのでしょうか。医学的に正しい食事と、代謝を上げる簡単なメソッドを続けるだけで、いくつになっても若々しい、健康な美肌が手に入ると言われています。

 

 

本当のマイナス10歳肌が手に入る

この2つの方法を続ければ、皆さんが本来持っていた肌を癒す力を取り戻すことができます。私は普段から食事はもちろんのこと、隙間時間を見つけては特にストレッチを実践しています。ヨガマットを敷けるスペースがあればどこでもできるので、本当におすすめです。

 

肌の調子が良くなると、刺激から肌を守るバリアが張られ、UVケアのクリームなどもそれほど強力なものをつけなくても済むはずです。 実際、外に積極的に出ることが好きな私は、大好きなキャンプや山登りなどで長時間紫外線を浴びていても、最低限のケアで健康的な肌に翌朝戻ります。肌が健康的になれば、体全体がいい状態にあると言えます。

不調も病気も自然と遠ざかり、ストレスも強くなれます。そうなれば、人に好印象を与えられる素敵な笑顔で過ごせる時間がきっと増えるはずです。ぜひ、この体の内側と外側から働きかける方法で、いつまでも健康的で潤いのある最高の美肌を手に入れてください。

 

次回、「大人ニキビの原因は日々の食事にある」~美肌菌が増える食事術・食品添加物に注意~

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集