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「化粧品選びにコスパを考える」~化粧品成分を知って肌トラブルを避ける~

化粧に活用するプラシーボ効果でもっと美しく

まつエク マスカラ 美人顔に見える

 

いつものコスメの効果が変わる!化粧品の力をぐっと引き出す使い方

まず、興味深い実験データをご紹介します。中身は全く同じクリームを、一方は高価そうな美しい容器に入れて、1つ10万円のクリームですと言って渡します。もう1つは何の変哲もない白いプラスチック容器に入れ、1つ500円ですと言って渡し、それぞれ使ってもらいます。

さて、1ヶ月後の肌の調子は?というものですが、結果は驚くべきものでした。同じクリームでも10万円だと信じてクリームを使っていた人の肌は調子が良く、化粧品の効果が高く得られていたのです。これは薬などを使う時に効果があると自分で強く思い込むことで、実際得られる以上の効果を得ることができる「プラシーボ効果」の一例です。

実はこれは普段のスキンケアでも使うことができるのです。私はこのコスメで絶対キレイになれる。肌が生まれ変わったようにツヤやかになると暗示をかけて化粧品を使うことで、化粧品の効果がぐっと高くなります。この他にも、簡単にできる化粧品の価値を高める方法をいくつかあげてみましょう。

化粧品の容器を丁寧に扱ってみる、洗面所や鏡台に美しく容器を並べたり、専用ボックスに整理したりすると、化粧品の価値が高まったように感じられます。ボトルの口の液垂れもこまめにティッシュでオフして清潔に保ってみてください。お気に入りの小物や花を一緒に飾る、 鏡をキレイに磨くとお手入れをするスペースが特別な場所に変わり、気分がぐっと上がります。

好みの香りのスキンケアアイテムを選び、肌につける前などに目をつぶってその香りを嗅ぎ楽しむ。香りの成分の中には、嗅ぐだけで肌に働きかけるものもあります。好きな香りの化粧品であれば、高い満足感を自然に得られます。コスメに投資するなら、最大限その効果を引き出したいものです。プラシーボ効果を活用し、 化粧品の力を大いに発揮させましょう。

 

綺麗な人は知っている!コスパがいい化粧品選びの2つのポイント

高価な化粧品にはその価値の分、品質や効果も期待してしまうのは当たり前です。どうせなら少しでも肌に良さそうなもの=高価なものを使いたいと思うのはよくあることです。ただ、化粧品の場合、負担と効果が正比例でないことも多くあります。

原料費1000円のクリームが、その10倍の値段で売られていることも珍しいことではありません。製品やメーカーによって内訳は異なりますが、化粧品の価格には原料費の他にも開発、製造費、容器代、広告宣伝費など多くのものが含まれているため、価格が高いからといって効果にダイレクトに関わる原料費にお金をかけているわけではないこともあるのです。

 

上手な化粧品のコストカット術を2つお伝えします。これさえ知っていれば、もしもの時にも安心して化粧品を選べるはずです。

 

大手メーカーのセカンドラインを活用する

 ☞セカンドラインとは、ドラッグストアや通販で売られている比較的安価なコスメを指しますが、大手メーカーのセカンドラインの商品は将来高級ラインの価格になってもらうための広告商品とも言えるもので、安価でありながら高品質なものが多いのです。手頃な値段でも、高級ブランドと同じ研究所で開発され、同じ安全性基準で作られているものがほとんどです。

 

通販コスメは自社の研究所を持っているメーカーのものを選ぶ

☞手頃な値段ですが、店頭で確認できない分、選ぶのが難しいのが通販コスメです。通販コスメ選びのポイントはただ1つで、独自の研究所があるか否かでしょう。研究所の仕事は費用が莫大にかかり、利益はほとんどありません。研究所を持つメーカーは、利益が出なくてもより良い製品を生み出すために研究を行い、品質や安全性、効能まで自社でダブルチェックしているところがほとんどです。そんな会社の商品なら、その品質は信頼できるはずです。

 

 

目元に大きな負担をかけるアイメイクリムーバーの使い方

デリケートな部分だと言われるのに、アイシャドウやマスカラなどでメイクをすることが多いのが目元です。きちんと落とすための専用リムーバーが多数ありますが、使い方によってはせっかくのクレンジング効果が発揮できないこともあるのです。その理由は、メイクアイテムの基剤が多岐にわたっているためです。

 

マスカラを例にとってみると、シリコンオイルで固めるものや、フィルムタイプ、ワックスタイプなど、それぞれ製造方法がメーカーによって異なっています。目元専用リムーバーは、ある特定の成分に対して高いクレンジン力を示すものなのです。

 

基剤とクレンジング成分との相性が合っていないと、落とし残してしまったり、まつげに過度な負担をかけたりすることになってしまうのです。例えば、お湯で落ちるフィルムタイプのマスカラを落とす時、お湯だけではマスカラが落ちないからといって目元専用リムーバーを使うと、メイク落としはうまくいかなくなる場合があります。

お湯で落ちるタイプのマスカラは、温度に反応してフィルムが溶けるため、無駄にリムーバーを使わない方がいいのです。
また、目元専用リムーバーは濃いポイントメイクを落とすために作られているので、概して洗浄力が強めです。基剤との相性の問題ということを知らずに使い方を間違えると大変です。

 

なかなか落とせないからとコットンでゴシゴシこすったりすれば、まぶたやまつげに大きな負担をかけ、乾燥ジワや色素沈着を招くことにもなりかねません。一番安心なのは、メイクアイテムと同じメーカーのリムーバーを使うことです。自社製品を落とすために作られたものなので、効果は保証されていると言ってよいでしょう。

 

マスカラならリムーバーを含めたコットンでそっとまつげを挟み込み、アイラインなら綿棒の先で優しく拭き取るなど、目元の皮膚に刺激を与えないようメイクを落としましょう。

 

肌トラブルを加速させるニキビ肌用化粧品の使い方

ニキビが青春のシンボルと言われたのは一昔前のことで、今や20歳を過ぎても一向になら治らない「大人ニキビ」に悩まされる人が急増しています。ニキビ肌のスキンケアにはニキビ用化粧品を進んで使う方が多いですが、ここで注意してほしいのは、思春期ニキビ対策用のニキビ肌用化粧品を大人ニキビ対策として使わないことです。

思春期ニキビは、過剰な皮脂分泌から起こる毛穴の詰まりが原因です。このタイプのニキビは、サリチル酸配合のニキビ化粧品でニキビを殺菌しながら、表面の 乾燥を柔らかくして新陳代謝を促し、毛穴の詰まりを解消することで改善されます。

 

それに対して、大人女性の肌悩みである大人ニキビの根本原因はさまざまです。乾燥によってターンオーバーの機能が低下し、たまって硬くなった古い角質が毛穴をふさいで炎症を起こす「水分不足」が原因のニキビもありますし、ホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌が過剰となって起こるものがあります。

 

他にも、精神的・外的ストレス(洗顔時のこすりすぎや紫外線など)によって、肌の酸化を引き起こす「活性酸素」が原因となって起こるものもあるのです。このように様々な原因で考えられる大人ニキビに対して、一日も早くニキビをなくしたい一心で思春期ニキビ用の化粧品でケアを行えば、さらなる肌トラブルを引き起こすこともあるので注意が必要です。

思春期ニキビ用の化粧品は乾燥を柔らかくする効果が高いので、乾燥してバリア機能が低下した肌に重ね付けすると、殺菌成分などの成分が過剰に浸透してしまい、最悪の場合ヒリヒリしたり、赤く腫れてしまうこともあります。ニキビができてしまった場合は、薬局などで買える抗生剤外用薬でケアしつつ、早めに皮膚科を受診するのが一番です。

 

次回、「話題の炭酸コスメを手軽に試す」~美容成分による化粧品の効果~

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