「たるみ解消エクササイズ」~日々の手軽なマッサージを習慣に~
目次
血行を良くして老廃物をすっきり流せば、明るく素敵な笑顔に
頭皮マッサージでたるみを防ぐ
顔と頭皮は1枚の皮で繋がっています。そもそも頭皮は肌のたるみの起点となり、頭皮が生き生きとしてハリがあれば自然と顔も引き上がり、逆にたるんでいればフェイスラインは緩みます。だから、頭皮マッサージをするだけでたるみ、ほうれい線が浅くなり、目が大きく見えるんです。
まずは親指以外の指4本を使い、側頭部から頭頂部に向かって頭皮をぐいと引き上げてください。次に、頭のてっぺんの両側にへこみがあるので、これを内側に押すようにします。押しながら後頭部まで刺激すると、頭皮の血行がよくなり、顔色もよく明るくなり、ほうれい線もきゅっと上がります。
さらに、頭皮マッサージをするときに頭皮用のエッセンスを併用すると、頭皮環境が向上し、健やかな地肌と美しい髪が手に入ります。年齢的に増えてくる薄毛や抜け毛対策としても効果的です。最近はヘアアレンジの際にブラシを使わない方が増えていますが、ブラッシングは血行促進のため1日1度は行いたいものです。
マッサージできるパドルブラシや、シャンプーの際にはシリコンブラシを取り入れてみてください。
ほうれい線まで目立たなくなる頭皮マッサージ
◇ステップ1:指を側頭部にスタンバイ
☞親指以外の4本の指を使います。耳の上の側頭部に指を開いた状態で置いてスタンバイ。
◇ステップ2:指を引き上げ、頭頂部へ
☞痛気持ちいいくらいの力でギザギザと刺激しながら、頭頂部へ指を滑らせます。頭頂部まで達したら、左右にある骨の凹みを探して 。
◇ステップ3:ほうれい線が上がるポイントを探す
☞へこみを前から順に微動していくと、ほうれい線がきゅっと上がるポイントが見つかります。その部分を内側に押し込むようにして。
◇ステップ4:ブラシで頭皮を刺激
☞最後は頭頂部に置いたブラシを後ろに滑らせて頭皮全体の血行を促進け、健康的な地肌に導くことで顔のたるみを防止します。
☆これがあると便利!パドルブラシ 3000円(アヴェダ)
クッション性が高いので頭皮を痛めません。頭皮のツボを適度に刺激して頭皮環境も向上。
筋肉の凝りを解消すれば、顔のたるみが引き上がる
「フェイスラインのぼんやりとして顔が一回り大きくなった顔色が冴えない」と感じていませんか。もしかしたら顔の筋肉が凝っているのかもしれません。巡りが悪くなり、むくみなどの老廃物が溜まっている可能性があります。顔の筋肉が凝ってしまう原因は様々ですが、一般的にはストレスによる食いしばり、眼精疲労、喋り方や食べ方の癖などが考えられます。
こうした行為が日々積み重なることにより、顔面のあらゆる筋肉が凝り固まってしまいます。肩凝りに比べて顔の凝りは気がつきにくいので、そのまま放置されることも少なくありません。試しにエラ、頬、眉、こめかみなどを押してみてください。痛みを感じるなら、その部分は凝っている可能性が大です。
顔周りの凝りは、こまめなセルフケアが有効です。部分的に刺激を与えるつまみ出しケアで老廃物の排出を促し、巡りを良くしましょう。ケアの際は必ず肌に美容液やクリームをたっぷり塗り、肌摩擦が起こらないよう注意してください。間違ってもぎゅうぎゅう押してはいけません。
凝った部分の巡りを良くする「つまみ出しケア」
◇エラ:食いしばりでこるエラを刺激
☞食いしばりなどで凝りが溜まるとエラばりの原因に。指先でくるくる10回ほど押圧を。フェイスラインのもたつきにも効果的。
◇眉頭:眼精疲労で凝っている眉頭を刺激
☞眼精疲労でが蓄積すると眉頭がむくんできます。前頭を親指とさし指で10回ほどつまんで刺激を。瞼のたるみもスッキリ。
◇頬の下:老廃物の溜まる頬の下を押して刺激
☞頬の下を押して痛い人は、顔の老廃物が溜まっている可能性が。人差し指で押すようにして刺激。血色も良くなります。
◇耳:ツボが集まる耳たぶをぐるぐる回す
☞耳たぶを回すことで、耳に集まる多くのつやリンパを刺激し、硬くなってしまった頭皮から顎の筋肉も緩み、小顔効果も。
不機嫌顔を好印象の表情に格上げする口角エクササイズ
集中して真剣に作業していたら「あれ、今怒ってます?」と聞かれたことはありませんか。40代の無意識の真顔は不機嫌に見られることがあります。ただでさえたるんでいる顔が、そこに怖そうな印象が加わったら救いようがありません。その原因は口元のたるみ。口角が下がると自然と不機嫌顔になってしまいます。
エクササイズできゅっと上がった口角を目指しましょう。ここで紹介するエクササイズは、特別な道具を用意する必要がないので、気が付いた時に取り入れていただきたいです。「テレビを見ながら」、「夜のスキンケアの最後に」など、時間を見つけてこまめに実践を。あともう1つ、不機嫌顔を解消するために大切なこと。
それは笑顔の回数を増やすこと。笑顔って普段から笑っていないとなかなかできないんです。笑う筋肉を使っていなければ、とっさの時に笑顔になれず、ぎこちなく苦笑いようにのようになってしまいます。だから、近所の方に会った時のこんにちはの挨拶や、スーパーのレジの店員さんにお釣りをもらう時のありがとうの一言に笑顔を添えて。
笑顔は連鎖しますから、自分だけでなく周りの方の表情まで柔らかく変えてくれます。
素敵な笑顔を作る広角エクササイズ
◇ステップ1: 割り箸を前歯で噛む
☞割り箸の線よりも口角が上に来るように意識しながら、割り箸を前歯だけでぎゅっと噛み30秒キープ。口をしっかり横に広げて
◇ステップ2:口を横に広げて「いー」
☞割り箸を外し、「いー」の口をする。口角をぎゅっと横に押し広げて、上にきゅっと持ち上げるイメージで30秒が目標。
◇ステップ3:口をすぼめて「うー」
☞口をすぼめて「うー」の動きを30秒行う。唇を前に突き出すようにして、思いっきり動かすのがコツ。2~3を2,3回繰り返すと効果的。
次回、「美肌を守るには潤いを守る」~うるおいを逃がさない乳液・クリーム~
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