「美容クリニックでできる施術」~活用する場面、上手な付き合い方とは?~
目次
美容クリニックとはどんな場所?もっとキレイを目指すなら活用するのも一つの手です!
クリニックの違いを知ろう
◇皮膚科:保健診療内でトラブルを治すのが基本美しさの追求は目的外
☞かゆみやただれ、湿疹、ニキビ、肌荒れ、あざ、イボ、水虫など皮膚の疾患や疾病を治療するところで、保険診療が基本のため、内服薬や外用薬の処方が中心で、お金をかけずにトラブルを治すことができます。ただし、あくまでも疾患があることが前提で、疾病を治すことが目的なので、治療後の肌がキレイに見えるかは範囲外です。
なかには自費診療で様々なメニューを取り入れているところもありますが、薬や治療法に限りがあります。また、肌質のレベルアップや若返りには対応してもらえません。
◇美容皮膚科:トラブルの改善から美肌、若返りまで叶えるが高額になる場合も。
☞皮膚科が疾患の治療だけを目的しているのに対し、肌質のレベルアップや若返りなど、美肌のためのメニューを多く取り揃えているのが特徴です。目的に応じて最先端の機器による施術を受けられるのも魅力で、ヒアルロン酸注入やボトックス注射といった注入治療も可能です。
もちろんニキビや肌荒れなどの治療もできるが、保険がきかないこともあります。デメリットとしては、自費診療による高額な治療代で数万円から数十万円かかる施術も多いので、事前にクリニックに確認するのがおすすめです。
◇美容外科:コンプレックスの解消が目的。ハード&高額施術で顔や体をリデザイン
☞肌質の改善ではなく、顔立ちやボディラインなど形を修復するのがメインです。具体的に言うと、鼻を高くする、一重や奥二重をくっきり二重にする、目頭を切開して目を大きく見せる、あごを細くする、脂肪を吸引する、 胸を大きくするなどです。
ヒアルロン酸やボトックスなどの注入系で対応できるものもあるが、多くは外科手術が必要で、術後の回復までが診療の範囲となります。術後の赤みや腫れが引くまでの時間=ダウンタイムが長いこと、自費診療が高額になりがちなのがデメリットです。中には100万円超えとなる場合もあります。
美容クリニックとエステの違いは、 医療行為が行えるかどうかが大きな違いで、美容クリニックでは効果の高い手術を受けることができ、スピーディーに効果を感じられるのが魅力です。また、何かトラブルがあった時にも医師により適切な治療が受けられます。
エステでは美容クリニックほどの劇的な効果は期待できませんが、美容クリニックと比べれば安価なものがほとんどです。エステは即効性を期待するというよりは、リラックス効果という目的で行くのが正解です。
美容クリニックとの付き合い方
□ホームページなどでいろいろなクリニックを比較、検討しておく。
□値段だけでクリニックを選ばない。
□納得できるまで説明をきちんとしてくれるクリニックと医師を選ぶ。
□メリット、デメリットを聞く。
□自分が希望しない、求めていないことを勧められたら断る勇気を持つ。
□施術の期間、トータルの価格を聞いておく。
□化粧品や薬などを無理に進めるところはやめる
美容クリニックと聞くと、興味はあるけれど抵抗や不安もあるというのが正直なところではないでしょうか。パワフルな施術で、肌質や顔立ち、印象、年齢まで変えられるだけに、リクエストをきちんと伝えて理解してもらえるか、 センスが合うか、どんなリスクがあるのかは確認しておきたい項目でしょう。
事前の下調べやカウンセリングを十分に行い、納得できなければ別のクリニックでセカンドオピニオンを求める勇気も必要で、妥協は厳禁です。 また、金額面でのトラブルが多いのも事実で、自分の予算を伝えてできる範囲での手術を相談できるのところがベストです。
(例)「ニキビができたら」メリット&デメリット
①自己ケア:自宅で簡単にできるけれど、改善が遅く、跡も心配。
普段の化粧品をニキビ用にスイッチする方法です。時間も手間もかからないが効果は緩やかで、かいてに時間がかかるかかり後が残る場合もあります。
②皮膚科へ:お金がかからず素早く治るが、跡ケアは別。
保険診療のため安価でスピーディになります。ただし、ニキビ跡をきれいにするのは範囲外のため、色素沈着や凹みが残ることがあります。
③美容皮膚科:跡 もなくキレイな肌に治るが、高額なのがネック。
ニキビの跡を残すことなくキレイに直せるのが魅力で、デメリットとしては自費診療のために他に比べて費用がかかることです。
美容医療をどうに取り入れる?
<健康な肌を目指す>
□ニキビを早く治したい
□ニキビ跡をキレイにしたい
□肌質を改善したい
□シミを取りたい
美容医療の目的の1つが、今ある肌のトラブルを治して健康な状態を取り戻すことです。一般の皮膚科で治療できるものもありますが、トラブルを治すだけでなく、その後の肌状態まで見てくれるのが魅力です。また、皮膚科に通うような疾患ではない、くすみや黒ずみ、毛穴などにも対応してもらえます。 光治療やレーザー治療に加え、導入や美容点滴、サプリの処方を合わせたメニューなど、美肌のための様々な提案もあります。
<若返りをはかりたい>
□シワをなくしたい
□たるみを取りたい
□育毛したい
一般の皮膚科とこ大きく異なり美容医療ならではの目的が若返りでしょう。加齢や紫外線などによって起こる肌や髪の老化に対して働きかけ、シワやたるみ、薄毛などの進行をストップします。さらに若返りをはかることも可能です。ただし、何度か繰り返して施術を受ける必要がある上、若返り効果を実感できるのは数カ月から数年と一時的なものになります。定期的に施術をリピートする必要があるため、費用がかなり高額になることもあり、長期的な視点が必要です。
※シミはできてもレーザーで取ればいい?
シミはレーザーで取れるというのは今や常識です。美容医療には抵抗があるけど、シミ取りには行ってみたいと考えている人は多いと思います。確かにシミはレーザーによる治療で取ることができますが、実はその後のセルフケアがとても重要で、レーザーで取り除くのはあくまでも表面にできた黒い色素だけになります。
きちんとお手入れを続けなければ、再び同じ場所にシミができる可能性もあります。毎日きちんと紫外線対策を行い、美白化粧品を使い続けることが必要です。レーザー治療に加えて、日々のセルフケアをしっかり継続できて初めてシミと決別できるのです。
健康な肌を目指すには? 方法例を紹介
・痛みの程度:治療を受けた人の意見を元にしていますが、痛みの感じ方は個人でかなり違うものなので、あくまでも参考程度にしてください。
・ダウンタイム:治療の結果として起こる腫れや痛みなどがどれぐらい持続するかの時間を言います。
・費用の目安:平均的な価格を表記しましたが、価格はクリニックによりかなり違うものです。高ければいい、安いと悪いわけではありません。
・治療期間:治療は1回で終わらないものもあります。効果を実感できるまでの平均的な期間を表記しました。
<悩み ニキビを早く治したい>
方法
①ピーリング☞グリコール酸、サリチル酸などのBHAを使うのが一般的で、液状やクリーム状の酸を塗って画質を溶かした後、中和させてオフする。
・痛みの程度:なし。たまにヒリヒリと感じるケースがあり。
・ダウンタイム:なし。すぐにメイクOK
・費用の目安:全顔で6000円から16000円程度。
・治療期間:1ヶ月~
②LED照射☞青色ダイオードという光を肌に照射し、ニキビの原因となるアクネ菌などを殺菌する。
・痛みの程度:なし。じんわりと温かみを感じる程度
・ダウンタイム:なし。施術後すぐにメイクOK
・費用の目安:全顔で1000円から5000円
・治療期間:個人差あり効きが穏やかなので数カ月かかることも。
③ビタミンC導入☞成分をイオン化して肌の奥へ届けるイオン導入、電極で一時的に肌に穴を開けて成分を届けるエレクトロポレーションがある。症状に合わせてコラーゲンやヒアルロン酸を導入することもある。
・痛みの程度:なし。
・ダウンタイム:なし。
・費用の目安:全顔で5000円から10000円
・治療期間:1か月~
④その他
☞一般的な皮膚科で保険診療の範囲内で治す場合には、内服薬か外用薬が基本です。美容皮膚科の場合はAHAなどの酸を用いたピーリングで角質を溶かし、1回つるりとオフし、毛穴の詰まりを取ってニキビの改善を目指します。ただし、一度では劇的な効果がなく、回数を重ねる必要があります。
合わせて、皮脂バランスの調整や色素沈着の予防になるビタミンCの導入を行う場合も多く見られます。LED照射も効果はありますが、改善スピードはやや遅めで、他には外用薬やクリニック処方のコスメでのお手入れを提案する場合もあります。よく行われるのが、レチノイン酸を用いたトレチノイン療法です。
この治療を始めると肌が赤くなって皮向けしますが、2か月ほどで改善します。ターンオーバーを促進して表皮に厚みを出し、トラブルの起こりにくい肌にすると同時に、炎症を抑えて色素沈着も予防できます。
<悩み ニキビ跡をキレイにしたい>
方法
①フラクショナル ☞フラクセルやモザイクなどがあり、レーザーもしくは針先で真皮にダメージを与えて再生を促すことで、肌にできた凹凸を改善します。
・痛みの程度:かなり痛い
・ダウンタイム:2日から1週間ほど
・費用の目安:全顔で2万円から10万円
・治療期間:1カ月おきに4回で1クールの場合3カ月
②ダーマローラー☞針がついたローラーを転がすことで肌に穴を開け、そこに細胞の再生を促すGFなどの液剤を塗布し、真皮からの再生を促す。
・痛みの程度:かなり痛い
・ダウンタイム:2日から1週間ほど
・費用の目安:4万円から5万円
・治療期間:1か月おきに4回で1クールの場合3か月
③カーボンピーリング☞カーボンを肌に塗布してからレーザーを当てることで、毛穴に入ったカーボンの黒色にレーザーが反応。真皮にダメージを与えて再生を促す。古い角質も取れてツルツルに。
・痛みの程度:痛い。熱さも感じる。
・ダウンタイム:2~3日
・費用の目安:4万から6万円
・治療期間:3か月程度
④その他
☞ニキビ跡というと、ボコボコとした凹凸問題と、色素沈着や赤みなどの色問題の2タイプに分けられ、より深刻なのが凹凸問題です。この場合は真皮にまでアプローチできる手術で、凹み部分の肌をフラットにならす必要があります。代表的なのがフラクショナルレーザーやダーマローラーです。
痛みが強い、赤みが出る、メイクがすぐにできないなどのデメリットがある反面、改善効果はかなり高く、4回ほど行うと肌が生まれ変わりフラットになります。カーボンヒーリングは、”熱痛い”という独特の感覚がありますが、我慢できる程度になります。
前出の2つに比べると効果はやや弱めで、改善まで時間がかかります。一般の皮膚科だとピーリングを用いることがありますが、効率は良くありません。色素沈着や赤みに関してはフォトフェイシャルが効果的です。詳しくは次の項目で紹介します。
<悩み 肌質を改善したい>
方法
①フォトフェイシャル☞様々な波長の光を肌に当てることで、表皮や真皮に起こる悩みにアプローチする。
・痛みの程度:少し痛みを感じることも。
・ダウンタイム:ほぼなし。すぐにメイクOK
・費用の目安:8500円から4万円。
・治療期間:程度によって異なるが、くすみなら1回でもかなり改善する。
②その他
☞くすみも気になるし、赤みも気になる、シワも毛穴も目立つなど、トラブルが複合的な人におすすめなのがフォトフェイシャルです。光を肌に照射する施術で、光の波長によって表皮から真皮まで働きかけることが可能です。赤みや色素沈着、色ムラに加えて、ハリの低下も気になるなら、光治療と高周波を組み合わせたオーロラを選ぶこともあります。
これらは軽く痛みを感じる程度なので、美容医療初心者でも受けやすいのが魅力です。乾燥や肌荒れには、保湿成分やグロースファクター(GF)を用いた導入がおすすめです。
<悩み シミを取りたい>
方法
レーザー☞シミの治療に使われるのは、主にヤグレーザーとルビーレーザーの2種類。よりパワフルなのがルビー。
・痛みの程度:痛い
・ダウンタイム:あり。術後2週間は炎症を抑える薬を塗り、テープで保護する必要がある。
・費用の目安:1カ所につき3000円から1万円
・治療期間:1回でOK
シミに使うレーザーは主にヤグレーザーとルビーレーザーで、この2つは波長が異なります。ルビーは集中的に深く照射できるため、濃いシミやADMと呼ばれる真皮にできるシミに効果的です。対してヤグは汎用性が高く、シミの治療のほか、カーボンピーリングなどにも使われます。
さらに、出力を調整することで肌のトーンを均一にして、色ムラを改善する「トーニング」という施術も可能です。また、レーザーでの治療は難しいと言われていた肝斑にも聞きます。ヤグ・ルビーともにシミに1回照射するだけで取ることができますが、術後は表皮の一部が剥がれるため紫外線の影響を受けやすく、シミが再発しがちです。
テープで保護して処方薬を塗り、紫外線対策をしっかりする必要があります。その他、 赤色ダイオードによるLED治療やアレキサンドライトレーザーを用いることもあります。
☆最新脱毛事情
脱毛はクリニックで行うのがおすすめです。永久脱毛を目的としてエステやクリニックに通う人が多いはずです。どちらも同じように考えがちですが、エステとクリニックは全くの別物です。クリニックでは医療用のレーザーや光治療器を使用します。毛根にダメージを与えて、新たな毛が生えてくるのを防ぎます。
エステでは光治療器を使いますが、出力は医療用に比べると弱く、効果も弱めです。また、やけどなどのトラブルが起こったり、複数回のチケットを買ったのに予約がなかなか取れないといったケースもあるので注意が必要です。
若返りをはかるには? 方法例を紹介
<悩み シワをなくしたい>
方法
①ボトックス☞筋肉の動きをブロックする ボツリヌス菌毒素を注入することで、主に表情ジワを防ぐ。
・痛みの程度:塗る麻酔を使うため注射の痛みはないが、液が体内に入っていくときに痛みを感じることも。
・ダウンタイム:なし。
・費用の目安:眉間や目尻など1か所5000円から6万円
・治療期間:1回でOK
②ヒアルロン酸☞凹んだ部分やボリュームの足りない部分に細かく注射を打ち、ヒアルロン酸を入れて溝を埋める。
・痛みの程度:塗る麻酔を使用するためなし。液が体内に入っていくときに痛みを感じることも。
・ダウンタイム:なし。
・費用の目安:目まわり1カ所につき4万円から9万円
・治療期間:1回でOK
③その他
☞代表的なシワ改善方法は2つあり、1つはボトックスです。ボツリヌス毒素菌をシワの周りにある筋肉に沿って注入し、表情筋を動かす神経がブロックされて動かなくなるため、表情ジワができにくくなります。眉間や下目尻にできるシワに効果的です。
また、ボトックスをフェイスラインに打てばあごの筋肉の発達が抑えられ、エラ張りの改善や小顔効果を発揮し、 わきに打てば汗の分泌に関わる筋肉をブロックして汗を抑えることができます。一方、ヒアルロン酸は、シワやほうれい線に注入することで物理的に溝を埋め、シワを目立たなくさせる方法です。
メソセラピーという方法で顔全体にごく少量ずつ打てば、しぼんだ肌のボリュームアップも叶います。また、鼻やあごに注入して顔立ちを変えることも可能で、他にはトレチノイン療法で 表皮に厚みを出してふっくらさせ、小ジワを改善する方法もあります。
<悩み たるみを取りたい>
方法
①フォトフェイシャル☞様々な波長の光を肌に当てることで、表皮や真皮に起こる悩みにアプローチする。
・痛みの程度:少し痛みを感じることも。
・ダウンタイム:ほぼなし。すぐにメイクOK
・費用の目安: 全顔で8500円から4万円
・治療期間:1回でも効果あり。1か月おきのせず施術がおすすめ
②高周波☞ 真皮の奥にまでしっかり届く高周波を当てて熱を与えて肌を引き締め、たるみを改善します。代表的なものはリファームやサーマクール。
・痛みの程度:痛い。リファームよりサーマクールの方が痛みが強い
・ダウンタイム:なし。
・費用の目安:全顔で4万円から45万円
・治療期間:1回でも効果ある。
③超音波☞脂肪層や筋肉に集中してエネルギーを与えることで、肌を深層から引き締める。ウルセラが代表的で、切らないリフトアップとして注目を集める。
・痛みの程度:かなり痛い。
・ダウンタイム:なし。
・費用の目安:全顔で30万円から40万円
・治療の期間:1回でも効果あり。
④その他
☞たるみに対しては、マシンによる照射が効果的です。初期の段階ではフォトフェイシャルがおすすめで、比較的お手頃な価格で、痛みなどの負担が少ないのが魅力です。進行したたるみには高周波を試してみましょう。高周波のマシンは100種類以上あると言われており、それぞれ効果に違いがあります。
一般的に費用が高くなるほど効果が高いとされ、高周波の中でも最も効果的とされるのが、脂肪層まで届くサーマクールです。個人差はありますが、1回で約半年ほど効き目が持続します。さらにパワフルに効くのが超音波で、脂肪層や筋肉まで届き、肌の土台からの引き上げが可能となります。
冷や汗をかくほど痛いと言われますが、その分効果は高く、持続力も長いのが特徴です。クリニックによっては、フォトフェイシャル+高周波、高周波+超音波を組み合わせたコンビネーションメニューがあり、より高い効果が得られます。
<悩み 育毛したい>
方法
①育毛メソセラピー☞頭皮に細かく注射打ち、毛根に直接グロースファクター(GF)やミノキシジルなど、発毛や育毛に効果的な成分を注入する方法。
・痛みの程度:注射の痛みあり。
・ダウンタイム:なし。
・費用の目安:3万円から8万円
・治療期間:個人差あり。2週間おきに数回通う必要あり。
②その他
☞薄毛や抜け毛というと男性の悩みと思われがちでしたが、最近では女性でも悩む人が増えています。それに伴って、美容クリニックでも女性向けの育毛メニューや薄毛治療が充実してきました。美容クリニックでの治療のメリットは、なんといっても1人1人にあった治療が受けられることです。
医師がマイクロスコープなどを用いて頭皮の状態を詳しくチェックした上で、必要に応じて毛髪ミネラル検査などを実施し、その人に適した内服薬や外用薬を処方してもらいます。 さらに、エレクトロポーションなどの導入機器やメソセラピーという注射技法により、発毛治療薬や育毛や養毛に効果的な成分を 直接毛根に届けられるのもクリニックならではといえ、薄毛悩みをセルフケアより効率よく改善できます。
知らないことだらけだから聞きたい!美容医療についてのQ&A
Q1:効果はどれくらい持続するもの?
A:切開したり骨を削るといった本格的な手術を施すものの場合、半永久的に効果は続きますが、それ以外の手術は基本的に有限です。個人差ありますが、注入系ならボトックスで4ヶ月、ヒアルロン酸で半年が目安となります。マシンを用いた施術では、光治療系は約1ヶ月、高周波は1ヶ月から約半年。中でも高い効果が望めるサーマクールで1年ほど持続するケースもあります。また、超音波マシンになると年単位で効果が持続します。費用はかかりますが、定期的に施術を受けることで状態を保てます。
Q2:同じクリニックに通った方がいい?
A:美容医療の術後に何らかの肌トラブルに見舞われると、信頼できないとすぐに別のクリニックを選ぶ人も多いかと思います。ですが、現実は美容医療というものは効果がある分、ある程度のトラブルはつきものと考えるのが正解です。どんな手術をどのように行ったかが明確に分かる方が的確に対処しやすいため、施術を受けたクリニックを再受診するのがおすすめです。それでもトラブルの対応に誠意を感じられない場合や対応後の状態に納得がいかなければ、別のクリニックを訪れてみましょう。
次回、「スキンケアと栄養の関係とは?」~老化と遺伝問題の関係が明らかに~
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