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「肌トラブルは起こる前に予防するのが基本」~くま・毛穴の対処法~

あなたはどのタイプ?くまの原因は3つ。 4つのアプローチで毛穴は目立たせない

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「くま」正しいくま対策で、印象年齢を変える!

目元をどんよりくすませるくまは、誰もが抱える悩みですがその原因は1つではないかと言われています。まずは、自分のくまタイプを見分けて、正しいお手入れをはじめましょう。明るく澄んだ、若々しい目元を取り戻しましょう。

 

皮膚が薄くて乾燥しやすい目元には、様々なトラブルが現れます。中でも全世代にわたって送るのが目の下のくまは、目元がくすんでいたり、色の変化に気づくことが多いと思います。実は、くまには3タイプがあり、その1つが青ぐまと呼ばれる血行不良によるくまです。

 

これは睡眠不足や冷えなどで血流が低下し、皮膚から静脈血が透けて目の下が青っぽく見えることで起こります。2つめが、摩擦や紫外線のダメージが引き金となって起こる色素沈着によるくまで、皮膚の色はくすんで茶色く見えることから茶ぐまと呼ばれています。

 

3つめが黒ぐまで、このくまは乾燥や加齢による真皮成分の衰えが原因で目の下がたるんで凹凸ができ、その影が黒く見えることで起こります。3つのタイプ別にそれぞれ適切なお手入れを続けていけば、くまは徐々に改善されていきます。でも、ダメージを受けやすいデリケートな目元には同時に2つのくまが起こる場合もあります。

 

<くまの見分け方>

◇目元を横に引っ張る⇒色が青くなったら「青ぐま」、変わらないなら「茶ぐま」

◇上を向いてみる⇒色が黒くなったら「黒ぐま」

 

 

正しい青ぐまのお手入れ

滞った血流を促して明るい目元を目指しましょう。寝不足が続いたりパソコンの使い過ぎで目を酷使している人に起こりやすいのが、血行不良による青ぐまです。血行が悪くなると本来排出されるべき老廃物が排出されず、目の下が青っぽくなってしまうのです。

 

これを改善するには、血流をスムーズにし、老廃物の排出を促すのが効果的で、目の周りをマッサージすると一時的ですがすぐに目元が明るくなります。毎日のお手入れに取り入れて血流を促しましょう。

 

<お手入れのポイント>血行を良くするマッサージを!

青ぐまを改善するには、朝晩のお手入れにマッサージを取り入れてみましょう。スキンケアの最後に、目の下の骨の上あたりと眉下を気持ちいい程度に押すだけで、滞った血流が促され、目元がパッと明るくなります。

 

カフェインなどが配合されてアイクリームを使うと、血管が拡張され老廃物の排出を促進してくれます。また、目の疲れを癒やしてくれるホットタオルでの温冷ケアもおすすめです。これらを毎日続けることで、青ぐまは少しづつ改善していきます。

 

ただし、目のまわりはデリケートなので力任せのマッサージは禁物です。薬指を使って目の上下を優しくポンポンと抑えるような感覚で、垂直に圧を加えてください。気持ちいいと感じる場所をおさえていくだけで血行が促進し、目の疲れが和らぐはずです。

 

正しい茶ぐまのお手入れ

色素沈着の茶ぐまには、美白ケアが有効でしょう。摩擦やかぶれ、紫外線のダメージによって起こる茶ぐまは、慢性的な色素沈着が原因です。メイクを落とすときに強くこすってしまったり、紫外線をたくさん浴びると肌を守ろうとメラニンが大量に生成され、それが排出されずに目元をくすませてしまうのです。

 

茶ぐまのお手入れは、炎症を抑えメラニンの排出を促す美白ケアが有効です。目元専用の美白アイテムをプラスして、頑固な色素沈着を改善していきましょう。

 

<お手入れのポイント>美白効果のあるアイクリームを!

慢性的な色素沈着による茶ぐまには、美白ケアが最適です。シミのケアと同様にメラニンの還元、排出を促し炎症を抑える美白成分配合のアイクリームをお手入れに組み込みましょう。

 

茶ぐまは目の下だけでなく、まぶた全体に現れるので、アイクリームは目の周り全体になじませましょう。とくに目をこすりやすい花粉症の人やアイメイクをしっかりしている人は、アイメイクをしっかりしている人は身元全体がくすみやすいので、美白効果のあるアイクリームでしっかりケアをしましょう。

 

お手入れの注意点として、茶ぐまは摩擦によって起こることが多いので、とにかく目の周りをこすらないことです。アイメイクをしっかりしている人は、メイクアップリムーバーを使ってメイクを優しく落としてみましょう。また、紫外線から肌を守ることも大切にし、目元にUVケアも忘れずにしましょう。

 

正しい黒ぐまのお手入れ

ハリ、弾力を与えるケアで目元の影を払拭しましょう。 乾燥や加齢によって真皮成分が衰えると、ハリや弾力が低下します。皮膚の薄い目元は特にこの影響を受けやすいため、 目の下がたるんで凹凸ができ、その影が黒いくまとなって見えるのです。黒ぐま対策としては、保湿ケアで乾燥を防ぎ、ハリと弾力を高めるエイジングケアが有効です。

 

これ以上、目元をたるませないように真皮のコラーゲンを強化するビタミンCやレチノール入りのクリームで、予防と改善を心がけましょう。

 

<お手入れのポイント>ハリを出すアイクリームを!

黒ぐまは、加齢によってハリや弾力が失われ、皮膚がたるむことで起こる老化現象の1つです。年齢を重ねれば誰にでも現れるので、早めのケアが大切となります。

 

それには、コラーゲンの生成を促し、肌に張りをもたらすビタミンCやレチノール入りのアイクリームがおすすめでしょう。ただし、レチノールは刺激が強いため、目の下だけに塗るようにしてください。黒ぐま対策は先手必勝で、目の下のたるみを感じ始めたら、すぐにお手入れを始めましょう。

 

たるみの目立つ肌は真皮のコラーゲン繊維がもろく、壊れやすくなっています。そこに強い力が加わると、正常なコラーゲンが生成されなくなり、ますますたるみが進んでしまうと思うので、 アイクリームを馴染ませるときは肌を動かさないように優しく塗るのが基本となります。

 

 

頑固なくまを解消するには?

Q それでもやっぱり自分のくまタイプがわからない

A くまの原因は複合的なため、自分のくまタイプを判断するのは難しいです。そこで、青、 茶、黒それぞれのくまが現   

  れやすい顔立ちや肌質などを知っておくとくま診断の基準になります。まず青ぐまは、色白で皮膚の薄い人に現れやす

  いです。茶ぐまは日焼けすると黒くなる人が起こしやすいくまです。 黒ぐまは目が大きくはっきりした顔立ちの人に

  目立ちます。これらを参考に自分のクマタイプを見極めてみてください。 

 

Q 2つのタイプにあてはまる場合はどうすればいい?

A 寝不足や目を酷使したりすると現れる血行不良による青ぐまは、日によって色が濃くなったり薄くなったりします。

  これは誰にでも起こりえるくまなので、毎日のお手入れに血流をアップさせるツボ押しなどを組み込むようにしてくだ 

  さい。 その上で、茶ぐまが気になる人はメラニンの排出を促す美白ケアを、黒ぐまが目立つ人はハリ感をアップさせ

  るレチノールなどを配合したコスメで、根気よくお手入れしていきましょう。

 

Q くまに効く栄養素は?

A くまの予防には、血液循環を促す鉄分やビタミンEを積極的に摂るのがオススメです。鉄分は赤身の肉や魚に、ビタミ

  ンEはアーモンドなどが豊富です。ただし、すでにくまが現れていたり、くすみがひどい人は、鉄分不足による貧血に

  なってる可能性もあります。特に冷えや頭痛などを併発している人は貧血を疑ってみましょう。貧血を起こしている場

  合、サプリメントや内服薬、点滴などで鉄分を補給していかないと、くまやくすみを改善するのは難しいでしょう。

 

Q 美容医療を取り入れるとしたら?

A 根深いくまの悩みには、美容医療の力を借りるのも手です。色素沈着が原因の茶ぐまには、美白剤やビタミンCなどの

  イオン導入をしてみましょう。乾燥も気になるなら、プラセンタの導入も効果的かもしれません。これらは施術直後か

  ら目元がパッと明るくなる即効性がありますが、持続性はありません。加齢による黒ぐまは、たるみや凹凸が目立つ

  部分にヒアルロン酸を注入して、ふっくら若々しい目元にする施術となります。また、RFという高周波を当て、肌の

  深層部からハリをよみがえらせる施術も効果的です。

 

 

「毛穴」今後こそ、根深い毛穴の悩みと決別する!

毛穴が大きくなった黒ずみが目立つなど、毛穴の悩みを抱えている人は本当に多いですが、でもどうして毛穴が目立つのかきちんと理解していますか。ここでは、根深い4つの毛穴の悩みを検証しながら、正しいお手入れを学んでいきましょう。

 

目立つ毛穴にはそもそも4つのタイプがあります。私たちの肌は、毛穴から分泌される皮脂によって、ほこりや細菌、乾燥から守られています。毛穴はそもそも肌に存在するものなので消すことはできませんが、なぜ目立ってしまうのでしょう。
毛穴が目立つ原因は大きく分けて4つあります。

 

①皮脂分泌量が多くて毛穴が大きく開く。②毛穴の皮が酸化して黒ずむ。③加齢により肌がたるんで毛穴が目立つ。④乾燥によって肌がしぼむみ、毛穴の影が黒く見える。さて、あなたの毛穴タイプはどれになるでしょうか。

 

<毛穴が目立つ原因4選>

①開き毛穴

□朝起きたとき、肌がベタついている

□肌がテカりやすい

□化粧崩れがしやすい

 

②黒ずみ毛穴

□肌がザラつきやすい

□ニキビができやすい

□洗顔、クレンジングに手を抜きがち

 

③たるみ毛穴

□肌のハリや弾力が低下している

□特に頬の毛穴が目立つ

□30代以上である

 

④乾燥毛穴

□洗顔後に肌がつっぱる

□キメが乱れている

□夏より冬のほうが毛穴が目立つ

 

 

正しい開き毛穴のお手入れ

過剰な皮脂を取り除き、開いた毛穴を引き締めましょう。毛穴の奥には皮脂腺があり、ここから皮脂は分泌されています。
皮脂分泌量の多いオイリー肌の人などは、皮脂腺が発達することで皮脂の出口も大きくなり、毛穴が丸く開いて目立ってしまうのです。

 

皮脂腺は皮脂分泌の盛んな思春期に発達し、女性の場合20代をピークに収縮していきますが、皮脂分泌量の多い鼻の周りの毛穴を開きやすくなっているので、この部分を中心にきちんとケアしていきましょう。開き毛穴のお手入れは、過剰な皮脂を取り除く毎日の洗顔が効果的です。

 

毛穴が大きく開いてしまっている人は、ピーリングでコラーゲンの生成を促して真皮を立て直すと、毛穴が徐々に引き締まっていきます。

 

<お手入れのポイント>

・皮を洗顔を見直す

・ピーリングする

・油取り紙を使う

 

肌を乾燥や細菌から守るため、皮脂は分泌されています。だから、皮脂による開きケアは毎日のケアが大切です。まずは洗顔料を見直し、皮脂をきちんと落とす。石けんや酵素入りの洗顔料で朝晩しっかり洗いましょう。また、肌がテカると毛穴がより目立って見えるので、あぶらとり紙でこまめにケアをしましょう。

あぶらとり紙は過剰な皮脂だけを取り去るので、化粧崩れを防ぐだけでなく、日中に分泌される皮脂の酸化も抑えてくれます。さらに進行してしまった場合は、ピーリングを取り入れて穏やかに余分な角質を除去するAHA配合の洗顔料や美容液でケアしていくと、真皮がふっくら厚くなり、毛穴が少しずつ小さくなっていきます。適切なケアを毎日続けることで、開きケアは改善されます。

 

正しい黒ずみ毛穴のお手入れ

黒ずみは無理に取らずに体の中からも治します。毛穴から分泌された皮脂は、空気に触れると酸化し、茶色っぽく 変色して固まります。これにほこりやメイクなどの汚れや古い角質が混ざり合い、毛穴の中に詰まって毛穴を押し広げてしまうのが黒ずみ毛穴の正体です。

 

毛穴の中に詰まった黒ずみを改善していくには、皮脂や汚れをためないことが先決でしょう。洗顔を見直し、皮脂吸着効果の高いクレイや酵素入りのマスクをスキンケアにプラスしてみましょう。さらに、脂質の代謝を上げるビタミンB2、B6などの食材を多く取って、体の中からもケアをします。

 

酸化を防ぐビタミンCも効果的です。 脂質の代謝は年齢とともに下がるので、30代以降の人は積極的に取りましょう。

 

<お手入れのポイント>

・洗顔を見直す

・酵素やクレイのマスクをする

・ピーリングする

・ビタミンB2、B6、Cをとる

 

酸化した皮脂の固まりは指でぎゅっと押すと表面に出てきますが、無理に取るのは禁物です。真皮のコラーゲン組織がダメージを受け、かって毛穴を目立たせてしまうからです。それよりも、皮脂や汚れをため込まないようにすっきり洗い上げる洗顔料に替えましょう。

 

肌がザラついているときは、粒子の細かいスクラブを使うのも手で、 皮脂や汚れを吸着して取り除くクレイや酵素マスク、ピーリングもおすすめです。また、30代以降になると皮脂量は下がっていきますが、 脂質の代謝も低下するため、皮脂が溜まりやすくなり、

 

黒ずみ、毛穴が助長されることもあるので、脂質の代謝を上げるビタミンB2、B6を含む豚肉や緑黄色野菜などを積極的にとりましょう。抗酸化力の高いビタミンCも一緒にとるとより効果的でしょう。

 

正しいたるみ毛穴のお手入れ

たるみは元に戻らないので、そこからから症状を進ませないケアが必要になります。 年齢とともに真皮のコラーゲンやエラスチンは減り、肌はハリや弾力を失います。すると、重力に耐えきれず、毛穴の周りが緩んで涙型のたるみ毛穴になってしまいます。

 

このたるみ毛穴は、頬の部分に現れる老化の初期変化です。一度緩んでしまうと元に戻すことはできないので、これ以上症状を進ませないことが何より重要です。そこで、加齢によってはがれにくくなる余分な角質を除去し、皮下組織の生成を促すピーリングをお手入れに加えてみてください。

 

ターンオーバーを促進するレチノール入りの美容液を使うのも効果的です。たるみ毛穴が現れたらエイジングケアを始める時期なので、正しいお手入れをスタートしましょう。

<お手入れのポイント>

・ピーリングでターンオーバーを促す

・マッサージに注意

・レチノール美容液を使う

・ビタミンCを取る

 

たるみ、毛穴は老化の初期症状で、まずは年齢とともに遅くなるターンオーバーを促し、皮下組織の生成量を高めるピーリングをいつものお手入れに組み込んでください。30代以降の人は、クリニックで定期的にピーリングするのも効果的ですし、コラーゲンを増やす効果のあるレチノール入りの美容液を使うのもいいでしょう。

 

そして、抗酸化力が高くコラーゲンの生成を促すビタミンCをたっぷり摂ることです。ハリや弾力をもたらすだけでなく、シミやくすみを軽減する効果もあり、体の中からエイジングケアができます。また、リンパの流れを良くして代謝を上げるマッサージも有効ですが、過剰に皮膚を動かす強いマッサージはたるみを助長してしまうので注意が必要です。

 

正しい乾燥毛穴のお手入れ

お手入れをすれば簡単に改善する乾燥毛穴は、角層の潤い不足によって起こります。角層の潤いが足りないと、肌の表面がシワっぽくなったり、きめが乱れて毛穴の周りがへこんでしまいます。このへこみが影となって、毛穴を黒く目立たせてしまうのです。

 

お手入れ不足の人や、毛穴の汚れを気にして必要以上に顔を洗っている人は、乾燥毛穴になりやすいので注意が必要でしょう。まずは皮脂を取りすぎない洗顔料に替えましょう。洗顔後は化粧水でたっぷり水分を与え、乳液やクリームの油分で水分の流出を防ぎましょう。

 

乾燥毛穴は、正しい保湿ケアを続けていけば簡単に改善することができます。キメも整ってくるので、肌がぐんと綺麗になります。

 

<お手入れのポイント>

・洗顔を見直す

・間違ったスキンケアに注意

・正しい保湿ケアを!

 

間違ったケアを続けていると、10代や20代の肌でも毛穴が目立ってきます。乾燥肌なのにキュキュッと洗い上げる洗顔料を使っていたり、ベタつくのが嫌で乳液やクリームを使わなかったりすると、乾燥が進んで毛穴がますます目立ってしまいます。メイクのノリが悪かったり、冬になると毛穴が目立つという人は、乾燥毛穴の可能性が大です。

 

まずは洗顔料を皮脂を取りすぎないしっとりタイプに替え、セラミドやヒアルロン酸入りの化粧水や美容液で角層に水分を与え、乳液やクリームも使うといいでしょう。特に乾燥しやすい人は毛穴が目立つ部分なので、ローションパック で角層に水分をたっぷり与えると、キメが整って毛穴が引き締まります。乾燥毛穴は正しい保湿ケアで改善できます。

 

次回、「肌トラブルが起こる仕組みを解説」~ニキビや吹き出物の悩みを解決する~

 

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