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「正しいお手入れ<スペシャルケア>の方法」~肌が弱っているときのスキンケア~

目元や唇など美しく見せるパーツのスキンケアについて マッサージや美顔器の効果と使い方とは?

 

正しい目元のお手入れ法

顔の中で最も皮膚が薄い目元は、乾燥しやすく多種多様なトラブルが現れやすいパーツです。そのうえ、一日に15000回以上もまばたきをしているため肌への負担も大きく、特別なケアをしたほうがベターでしょう。乾燥が気になる程度なら、乳液・クリームの重ねつけでもいいですが、悩みがある場合はアイクリームを取り入れましょう。

 

乾燥による小ジワは、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分配合のものを、色素沈着によるくまやくすみはメラニンの排出を促す美白ケアアイテムを、深いシワやたるみには肌にハリをもたらすレチノール入りのものなどを選んでみてください。水分保持能力が低下する30代以降からはアイケアは必須になります。

 

いつまでも若々しく、魅力的な目元でいるためには、早め早めのケアが大切なのです。

<アイクリーム>のポイント

1.清潔な手でアイクリームを適量手の甲などに取る。片目でパール1粒大くらいが目安。

2.くま・くすみには⇒力が入りにくい薬指にクリームを取り、目の下を優しく押すようになじませ、血行を促す。

2.乾燥・小ジワ・たるみには⇒薬指で下まぶたの目尻から目頭へ優しくなじませる。上まぶたは逆に目頭から目尻へ

3.特に乾燥しやすいのが点数で示したゴーグルゾーン。目尻のシワが気になる人は目尻にもたっぷりと。

 

まぶたにつけるときに気をつけないといけないものがあります。コラーゲンの生成を促し、肌にハリをもたらすレチノールは、シワやたるみの改善に効果を発揮する反面、やや刺激が強いのが特徴です。頬の皮膚の1/3程度の薄さしかないまぶたに塗ると、刺激になる場合もあるので、使用法をよく読んでから使いましょう。

 

皮膚が薄い目元は、ほかの部位に比べて刺激を受けやすいため「目元のケア」はとにかく優しくが鉄則です。肌が動くような力で塗ってはいけません。肌が動くほどの力を入れてしまうと、シワや色素沈着、たるみの原因になるので注意しましょう。

 

 

正しい唇のお手入れ法

唇は粘膜に近い構造をしているため、角質の厚さが薄くターンオーバーがとても早いのが特徴です。皮脂腺がないので水分がすぐに蒸発してしまい、湿度の低い環境下ではこまめに油分を補わないと、バリア機能が低下してひび割れを起こしてしまいます。

 

また、唇も肌と同様に年齢とともに老化が進み、シワやくすみ、シミなどが表われてきます。30代後半くらいから唇の輪郭があいまいになってくるのは、唇の真皮にあるヒアルロン酸の量が減ってしぼんでしまったからです。そこで、ヒアルロン酸などの保湿成分と、皮脂膜を作る油分をバランスよく含んだリップクリームをこまめに塗って老化を防ぎます。

 

唇がひどく荒れてしまった場合は、ビタミンB群などの抗炎症剤が入ったものやワセリンをたっぷり塗ってバリア機能を高めるケアを心がけましょう。唇のトラブル原因に1位は実はリップクリームと言われています。リップクリームに配合されているメントール成分でトラブルを起こす人も多いので使う際は注意が必要です。

 

唇の皮がむけたりひび割れを起こしてしまったら、無理に皮を剥がそうとせずワセリンをたっぷり塗って保護するといいです。唇はターンオーバーが早いので、1週間くらいで改善するはずです。

 

 

正しいマッサージの方法

代謝アップでくすみ改善になり、正しく行えば効果は大きいです。マッサージの目的は血液循環を促すことにあり、よくなるとくすみが改善され肌色がパッと明るくなります。そして、真皮の線維芽細胞や表皮細胞が活性化され肌の代謝=ターンオーバーも整って、健康な肌が作られるようになります。

 

マッサージというと、力強く肌の筋肉を鍛えるイメージを持っている人も多いかもしれませんが、血液循環を促すのに肌の奥までしっかり圧をかける必要はありません。逆に、力を入れすぎてしまうとコラーゲンが壊れてたるみの原因になってしまいます。

 

化粧水で角層を柔らかくした後にマッサージクリームなどすべりのいいものを塗って、肌をなでるように優しく行いましょう。間違ったやり方は、たるみ、シミ、肝斑のもとになります。中でも肌を力強く押すようなマッサージを続けると正常なコラーゲンが生成できなくなってしまうので注意が必要です。

 

朝のマッサージ:くすみを払拭し、化粧ノリをよくする。

 ☞スキンケアに組み込んで明るい肌になりましょう。朝のマッサージはむくみやくすみをすぐに改善する即時効果があります。乳液・クリームをなじませる時に行えば、化粧ノリのいい肌になるのでぜひ毎朝の習慣にしてみてはいかがでしょうか。

 

夜のマッサージ:角層を柔軟にし、肌のこわばりをとる。

 ☞リラックスしながら一日の肌の疲れを癒やし効果はとても高いです。肌のコリがほぐれて柔軟になった角層から美容成分がぐんぐん浸透していきます。ゆったりとリラックスした気分で行うとよいです。

 

マッサージクリームは、化粧水で肌を潤した後に適量(500円玉大)以上をてのひらにたっぷりととります。手の体温で温めるようにマッサージクリームをゆるめ、肌になじみやすくしておきましょう。顔、両頬、鼻、あごの5点にマッサージクリームを置き、これを顔全体に伸ばしていきます。

 

マッサージをするときは力を入れてしまうと、真皮の組織がゆるんだり、コラーゲンが壊れてたるみの原因になってしまうので、肌を優しくなでるようにが基本になります。マッサージクリームを使えば、クッションとなり肌への摩擦も減り、すべりがよくなって余計な力も入らなくなるのでおすすめです。

 

 

正しいマッサージの手順

マッサージは3本の指の腹を使って

1.あごの下から口角へ指をすべらせ、口角から耳下に向かってらせんを描くように引き上げ、耳前のくぼみをプッシュする。これを3回繰り返す。

 

2.1と同様に眉間からこめかみに向かってらせんを描くようにマッサージしたら、こめかみをプッシュする。これを3回繰り返す。

 

3.3本の指の腹を使って、下まぶたの目尻から目頭へさらに上まぶたへ円を描くように優しく指をすべらせます。これを2回繰り返す。

 

手のひら全体を使って

4.鼻のまわりにもなじませたら、手のひら全体を使って頬を下から上に引き上げる。これは少し強めに圧をかけても大丈夫です。これを3回繰り返す。

 

4本の指全体を使って流す

5.手に残ったクリームを首になじませる。下から上になで上げた後に耳下から鎖骨へリンパ液を流す。これを5回繰り返す。

 

6.最後にティッシュを半顔にあてて押さえるようにマッサージクリームをオフ。反対側はティッシュを半分に折りきれいな面でオフしましょう。

 

セルフマッサージは血液循環を促すことが目的なので、肌を動かさず優しく行うのが基本です。しかしマッサージギアの中には肌を挟み込んで引き上げるような強い圧がかかるものもあります。使用後に肌が赤くなるようなものは負担が大きいので使い続けていると、ダメージが蓄積されてしまいます。

 

たるみやシミの原因になってしまうので、使用を控えましょう。また、マッサージギアを使用するときもマッサージクリームやオイルなど肌のすべりをよくするものを塗ってください。クッション効果で肌への刺激を和らげてくれます。

 

 

肌が弱っているときのお手入れ法

季節の変わり目などは、事前にバリア機能を高めておくといいでしょう。冬から春、夏から秋へと季節の変わり目には肌トラブルが起きやすいのはなぜでしょうか。肌は外気の温度や湿度、大気の汚れや紫外線から体を守るいわば境界線になります。

 

環境の変化に加え、花粉などのアレルゲンが増える季節の変わり目は肌がその変化に対応することができず、乾燥や炎症といったトラブルを起こしてしまうのです。そこで、事前にバリア機能を高めるケアをしておくと安心です。セラミドやヒアルロン酸など保湿成分配合の化粧品で水分保持能力を高めます。

 

そして、油分がたっぷり入った乳液・クリームで皮脂膜を強化しましょう。また、夏の日焼けにはまず冷やすことが大事で冷蔵庫で冷やしたビタミンC入りの化粧水などで肌を冷却して炎症を抑え、体の中からも抗炎症作用のあるビタミンCのサプリなどで補って、素早く対応し炎症を長引かせないことが大切です。

 

肌トラブルの【初期症状】⇒保湿を強化する!

◇いつもよりつっぱる

◇表面がケバだっている

◇表面が粉をふいた状態に

肌トラブルの初期症状は乾燥です。洗顔後に肌がつっぱったり、肌表面がケバだったりしたら要注意です。肌の水分保持機能と皮脂分泌量は低下し、肌内部の水分が蒸発しやすくなっているので、いつものケアを続けているとまずます肌は乾いてしまいます。

 

まずは、保湿ケアを徹底します。普段使っている化粧品をたっぷりと使い、水分・油分をきちんと与えてバリア機能を強化しましょう。これで、肌の乾燥は徐々に改善していくはずです。

 

肌トラブルの【中期症状】⇒洗顔を見直し、メイクを最小限に!

◇部分的に赤みが出る

◇部分的にかゆみがある

☞さらに肌が弱ってくるとターンオーバーが早くなり、角層に未熟な細胞が並んでしまうようになります。すると、肌は外的刺激から守ることができず、赤みやかゆみといった炎症を起こします。炎症を起こしている部分は敏感に傾いているので、ワセリンなどの皮脂膜を強化し、肌を守りましょう。

 

また、水分の流出を防ぐため洗顔はしっとりタイプのものに替えるといいでしょう。メイクもルースパウダーとポイントメイクだけにし、クレンジングも控えましょう。

 

肌トラブルの【重症】⇒クリニックへ!

◇化粧品がしみる

◇赤みもかゆみも改善しない

 ☞中期症状のケアを続けても赤みやかゆみが改善されず、化粧品がしみるようになってしまったら自己判断は危険です。ここまで肌が弱ってしまうと、自力でバリア機能を構築するのは難しいので、早めにクリニックに行って診断してもらいましょう。

 

クリニックでは症状に応じて、ステロイド剤や抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬などを処方してくれます。重度の肌荒れは薬の力に頼って、健康な肌を早く取り戻すことも大切です。

 

次回、「食事で肌悩みを改善する」~肌に効く食べ物を知る・食べ方を知る~

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