オイルクレンジングでもちもち肌に
目次
乾燥が肌の大敵 洗顔の正しいやり方を身につけて保湿をしっかりすればみずみずしい肌を取り戻せる
クレンジングは「油脂」でしっとりもちもち肌になれる
ここ数年「オイルクレンジング」は肌が乾燥するという説が広まり、ミルクやクリームのクレンジングが人気なようです。たしかにミルクやクリーム、ジェル、リキッドなどは洗浄力が優しめですが、その分メイクを落とすのに時間がかかるため気づかぬうちに必要は潤いまで流してしまいます。
また肌を長くこすると皮膚には大きな負担がかかるため、肌荒れする人も少なくありません。世間でNGといわれるクレンジングオイルは、正確にはミネラルオイル(鉱物油)のことで、これは刺激のない安全なオイルですが、たしかに脱脂力が強く乾燥します。
しかし同じオイルでも、動植物から摂れるオイルである「油脂」は別です。油脂は人間の皮脂に構造が近く、肌に塗ると皮脂と馴染んで潤いを守ります。メイク汚れはしっかり落とすのに、乾燥は一切しない優秀なオイルです。ただし、酸化しにくい油脂を選びましょう。
クレンジングの種類別特徴
リキッドやジェル系のクレンジングは、水と界面活性剤がベースで油分をほぼ含まないので、洗浄力は圧倒的に弱めです。そのためメイクを落とすのに時間がかかり、意外にも肌の潤いまで洗い流しがちです。手で長くこするので皮膚に負担となり、メリットは少なめです。
クリームクレンジングはそれなりの洗浄力ですが、ミネラルオイルが主成分のものが多くこの場合は乾燥しがちです。クリームはメイクの油分と混ざることで水分ベースから、油分ベースに転層しメイクを落とします。しかし、浴室で使用すると湿気の影響でこの作用が失われます。
1.ジェル・リキッド系:油分がほぼなくよくこすらないとメイクが落ちないので肌への負担大。
2.ミルク・クリーム系:洗浄力が弱めで、水に弱く浴室では使いづらい。
3.オイル系:洗浄力が高いがミネラルオイルは乾燥を招くので、潤いを守る油脂がおすすめ。
ミネラルオイル(や水添ポリイソブテン)は洗浄力が非常に高くかつ肌の負担も大きいので注意が必要です。油脂系だと洗浄力が高めにもかかわらず、肌への負担は小さいのでおすすめです。さらにお風呂場でも使えて、マツエクにも使用できます。敏感肌なら特にジェル系は避けるのが無難です。
失敗しない油脂クレンジングの選び方
1.酸化しにくい油脂(マカデミアナッツ油、アボカド油、アルガンオイル、米ぬか油)が最適。
2.クレンジングは「油脂」ベースを選ぶ。肌の皮脂に構造が近く洗顔後も乾燥知らず。
3.ただし、ごま油やアーモンド油などの酸化しやすい油脂はNGです。
油脂とは、動植物から摂れるオイルのことで、人間の皮脂も主成分は油脂なのでもし肌に残留しても、保湿成分となってくれます。メイク汚れはきちんと落とし必要なうるおいは残します。ただし酸化した油は皮膚刺激を生むので、油脂選びに気を付けましょう。
油性の強い油はほかの油分を溶かし込む力に優れているため、これを肌に塗ると肌の潤い成分である皮脂もメイクと一緒に奪われてしまいます。しかし同じ油でも「油脂」は皮脂と構造が似ているため、汚れ落ちや潤いキープ力も抜群で、さらに肌の柔軟効果もあります。
酸化しにくい油脂(マカデミアナッツ油、アボカド油、アルガンオイル、米ぬか油)は一価不飽和脂肪酸を多く含み、抗酸化作用のビタミン類が多いなどの特徴がある。中でもマカデミアナッツ油、アボカド油は年齢とともに衰える「パルミトレイン酸」が豊富でアンチエイジング効果も期待できます。
化粧品は肌の奥に浸透できない
化粧品を肌に浸透させようとハンドプレスにパッティング、コットンやシートマスクでパック、、、と頑張っている女性に悲報です。実は化粧品は肌の奥には浸透せず、肌表面の角質層までしか届かないのです。そのため角質層で働く成分以外は塗っても効果がありません。
角質層は肌の表面にあり、皮膚のバリアを司る部分で化粧品レベルでこのバリアを突破するのは難しく、軽々しくそれを行うと副作用が起こりえるので化粧品では禁止されています。水分やセラミドは角質層にあるものなので肌の奥に浸透させる必要はありません。
ビタミンCやアスタキサンチンなどの抗酸化成分は、肌表面の酸化を防ぎ表面の角質層に届けば十分です。しかし、世に出回っている多くの美肌成分や細胞活性成分などは、角質層のもっと奥の「基底層」や「真皮」に届かないと効果が得られません。
化粧品の効果のポイントは「浸透」
化粧品のテレビCMなどでよく見かける「成分がぐんぐん浸透します」という宣伝文句には、広告をよく見ると端に小さな字で「浸透は角質層まで」と書いてあります。多くの消費者はそこまで見ないので、肌の奥までしみこむと勘違いして当然と言えます。
ハンドプレスやパッティングを一生懸命しても、化粧品は角質層までしか浸透しません。それどころかパッティングは肌をたたくので皮膚にとって刺激です。刺激を受けると肌は自らを守ろうとして「メラニン」を生成し、シミや黒ずみの原因になるのでやめましょう。
1.化粧品の成分は肌表面に存在する角質層までしか届かない
2.角質層にあるセラミドや水分、角質層の酸化を防ぐ成分は化粧品で補うとよい
3.その他の美容成分は角質層のさらに奥まで届かないと効果がないので使っても意味がない
※肌の一番外側にあるのがラップくらいの薄さの「角質層」で、この中には古くなった「角質細胞」が多くあり、その隙間を水分とセラミドが埋めています。肌バリアはこの成分で異物の侵入などから肌を守っている仕組みのことです。
化粧水を使う量は500円玉大で十分
女性の多くは「化粧水はたっぷり使いましょう」という美容情報を刷り込まれていませんか?しかし、化粧品というのは、どんなに優れた商品でも中身の100%がよい成分ということはあり得ません。例えばパラベンのような防腐剤は量が増えると刺激になることがあります。
化粧水を必要以上に塗り重ねることは、刺激のリスクも積み重ねることになるのです。普通の化粧品は「角質層」までしか浸透しないので、余った成分は蒸発します。さらに角質細胞の主成分である「ケラチン」は水分を含みすぎると弱まる性質があります。
湯船に長く入ると皮膚がふやける原因はこれです。若くて健康な肌なら平気でも、敏感肌やある程度の年齢の人は、化粧水の塗りすぎが続くともともと弱い肌バリアがより弱まる場合があります。化粧水をたっぷりつけるのは肌と財布を苦しめるだけになります。
油分の多い「フタ(保湿)」は乾燥肌の引き金に?!
化粧水を塗ったら、蒸発防止に乳液やクリームの油分でふたをするのが常識と思っているかもしれませんが、これは必須でありません。肌にとって最高の油分は自らが分泌する「皮脂」です。化粧品でフタをしなくても健康な肌には皮脂膜があり、角質層の潤いを守ってくれます。
ただ、肌バリアが弱っている人は皮脂が少なく、乾燥するときは多少クリームを塗るのはありです。でも乳液やクリームが必須だという固定観念は捨てましょう。ただ、油分が過剰になると肌が皮脂の分泌を控えてしまうので、肌の内部は逆に乾燥しがちになります。
肌の状態に応じて適量を塗る程度にしてください。なお、乳液は基本的に水分に油分が混ざった構成ですが、中には水分がほとんどで化粧水と大差がない商品もあります。フタの目的で油分を補うのなら、クリームのほうが適しています。
洗顔後のケアはこれだけでバッチリ!
洗顔後のケアは1~2ステップで十分で、肌の保湿とバリアを司る角質層を整えるのが目的です。角質層にあるバリア物質「セラミド」入りの化粧水やオールインワンジェルなどを用います。乾燥する場合はクリームを多少塗ってもいいです。
優しい成分ならシミ・老化を防ぐ抗酸化成分入りもおすすめです。ただ、まぎらわしいセラミド表示には注意が必要で、セラミドと名乗ることが認可されているのは「ヒト型セラミド」だけです。実質的には本物のセラミドではない類似成分も多くあります。
「疑似セラミド」「スフィンゴ脂質」「糖セラミド」などは、効果が劣りますがヒト型セラミドに比べてリーズナブルです。十分な配合量があればある程度の効果は期待できます。セラミドやビタミンC誘導体などの角質層で働く成分以外はただの水分補給になり効果はありません。
1.基本的にはセラミド入り保湿剤を1種類塗れば十分です。
2.肌が弱って乾燥している人は、適量のクリームを重ねて蒸発を防いでもよいです。
3.刺激がなければ角質層で肌表面の酸化(シミ・老化)を防ぐ抗酸化成分入りも使える。
現時点で一番効果的なセラミドは「ヒト型セラミド」で、セラミド1やセラミドNPなどの【セラミド+数字またはアルファベット】で記載されているものはすべてヒト型セラミドです。いずれも保湿効果や乾燥に効果があります。
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