やさしいボディソープなら敏感肌・乾燥肌でも大丈夫
目次
弱酸性にも落とし穴がある?敏感肌に本当に優しい洗浄成分とは?質の低い洗浄成分ほど添加物が多くなるので要チェック!
トラブル肌に石けんはNG
「石けんは肌にやさしい」と思っている人が多いですが、じつはこれは間違いです。「固形石けん」の”アレッポの石鹸”のように比較的刺激の少ないものもありますが、その成分の特性上、石けんには敏感肌には刺激になる要素があります。アルカリ性の洗剤である石けんは、基本的に皮膚には刺激となり、洗浄力もとても高いのです。
石けんは目に入るととても痛いですが、それはつまり粘膜に刺激を与えているのですね。それが皮膚にも負担になる証拠で、石けんで肌を洗うとキュキュッとなるのは、脱脂力が高い証拠になります。そういったことから、実は石けんは敏感肌やアトピー肌にはあまり適さない洗浄成分といえます。
もちろん健康な肌には問題ありませんが、肌の弱い人には皮膚刺激や乾燥の原因となることがあります。最近の最近のボディソープは「石けん」と書いてなくても石けん成分を主成分に配合した商品が多いので、もし敏感肌の場合は、こういった商品は選ばないのが賢明です。
ここからは、特に敏感肌・乾燥肌・アトピー肌などにやさしい商品を紹介していきます。ふだんは肌が丈夫な人でも、大量や季節の変化などで過敏になったり、吹き出物が出ることもあると思います。そんな場合はこれから紹介していく商品を使ってみてください。
とことんやさしい洗浄成分のボディーソープ
敏感肌用のボディソープでは、皮膚刺激の強い洗浄成分が入ったものは避けてください。このような皮膚刺激が強い洗浄成分には肌に影響が出る可能性がありますし、単純に目に入るととても染みます。逆にごく低刺激の洗浄成分は、目に入っても全然痛みがありません。
以前のブログで紹介した酸性石けんが主成分の「ココイルボディソープ」や「ベビーセバメド フェイス&ボディウオッシュフォーム」も、目に入ってもほとんど痛くなく、肌にやさしいことが実感できる洗剤の一種です。これらのボディソープを使うのももちろんおススメです。
ですが、より低刺激を求めるなら、「両性イオン界面活性剤」というタイプの洗浄成分を主成分に使用しているボディソープは「ほとんど」どころかまったく目に染みません。市販されている商品で有名なもので言えば「ミノン 全身シャンプー(しっとりタイプ)」でしょう。
”ベビーソープ”として作られているものが大半で、「ココアンホ酢酸ナトリウム(アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン)」という両性イオン界面活性剤を主成分として配合しています。(類似の成分で言えば「コカミドプロピルベタイン」という成分も有名です。)
また補助洗剤の「ココイルグルタミン酸TEA(Nーヤシ油脂肪酸アシルーLーグルタミン酸トリエタノールアミン)」は「アミノ酸系界面活性剤」の一種であり、どちらも皮膚に刺激を与えないやさしい成分なので、敏感肌やアトピー肌向きです。
洗浄剤のPHも弱酸性に整えられており、肌にとって好適な弱酸性の状態を崩しません。「ミノン 全身シャンプー」は医薬部外品で抗炎症剤も配合されているので、かゆみの予防効果が高いこともうれしい点となります。
弱酸性だけど高刺激のものもある
注意していただきたいのは、石けんと違い弱酸性だからといってその洗浄剤がすべて肌にやさしいとはいえないことです。「弱酸性のボディソープ」でCMでもおなじみの某商品は、「ラウレス硫酸アンモニウム」という洗浄成分を使用しています。この成分はとても洗浄力が高く、敏感肌には刺激になります。
一般的に「ラウリル硫酸~」「ラウレス硫酸~」という名前の洗浄成分は、成分の特性上弱酸性にもなりますが、洗浄力が非常に高く敏感肌には刺激になってしまうことがあります。にもかかわらず、非常に安いコストで大量生産できるので、昨今の市販シャンプーや洗顔料、その他の洗浄剤類全般に広く使用されています。
健康な肌の場合には問題なく使用できる成分ですが、肌の弱い人にはお勧めできません。特に「ラウリル硫酸~」というタイプは刺激も残留性もより強く、「敏感肌ならもっとも避けたい洗浄成分」といっても過言ではありません。
<気を付けたい成分表示の例>
・ラウレス硫酸アンモニウム:「ラウレス硫酸~」という成分は、洗浄力・脱脂力が高く、敏感肌への刺激が懸念される。
・ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸:パーム油やヤシ油を原料とする成分で、安価な石けんの主成分となっている。分子が小さく、刺激になる場合があるので注意。
なぜムダな成分が増えるのか?
これらのボディソープの成分を比較してみると、敏感肌用の低刺激のソープは成分数が少なく、悪い例のアイテムは成分数が多くなる傾向にあります。特に良くない商品の成分表示で下の方に配合されている「グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド」などは、流した後にしっとり感を演出する保湿成分です。
しかし、微弱な刺激があるため敏感肌向けではありません。メインの洗浄成分の質が低いと、こういう無駄な成分を配合しなければ、使用感が悪くなります。そしてムダな添加物が増えるほど皮膚への負担は増えることになるので、洗浄剤に配慮したシンプルな成分構成のものを選びましょう。
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