シミ対策に美容液・クリームは効果があるのか
目次
一度できたシミは頑固だけど、それでも改善するには?シミは「薄める」方向性で肌の負担を軽減
シミに対する正しい対策は「予防」
化粧品範囲でできる肌のケアとは、基本的に「予防」で、これは医薬部外品でも同じになります。シミに関しても例外はなく、”美白ケア”というのも基本的に「シミを作らない」「皮膚を黒くしない」という防止作用を指します。化粧品や医薬部外品レベルで「一度できたシミを消す」ことはあまり期待してはいけません。
しかし、成分の働きを考えると理論的には絶対に不可能というわけではありません。敏感肌にはリスクがありますが、化粧品や医薬部外品でもできたシミをある程度目立たなくさせることは可能です。そのための成分が「ビタミンC(Lーアスコルビン酸)」です。
肌のシミや黒ずみは、皮膚の中にある色素メラニンが酸化して黒くなったものです。酸化によって黒くなっているのであれば、還元して元に戻してあげればいい。という理論で、強い還元性を持った成分を皮膚に塗れば、科学的な見地からシミを薄めることは可能と考えられます。
ビタミンCには強い還元作用があるので、高濃度なら皮膚表面のシミ・黒ずみを薄める効果が期待できます。これは、他の美白成分(チロシナーゼ活性阻害作用・抗酸化酵素活性化など)にはできないことです。このような商品としてはロート製薬の「メラノCC 薬用しみ集中対策美容液」があります。
沈着してしまったシミはどうする?
ビタミンCは効果が見込める反面、皮膚の表面にあるシミや黒ずみにしか、基本的には対応できません。角質層の奥までしつこく染みついた場合には、それなりに浸透性のある成分というように、成分を使い分ける必要があります。そこでビタミンC誘導体なら、角質の奥まで浸透して効果を及ぼすことが可能です。
ふつうの配合濃度では予防くらいしか望めない成分も、かなりの高濃度で配合すれば、シミを薄める効果もある程度期待できるでしょう。「HABA 薬用ホワイトレディ」は、その中でも特にとびぬけたビタミンC誘導体の配合濃度を誇るアイテムです。
浸透性の高い「Lーアスコルビン酸リン酸エステルナトリウム(リン酸型ビタミンC誘導体)」を有効成分とし、なんと”6%”も配合しています。通常の有効成分は濃度が多くて3%程度なので、一般的な美白美容液のおよそ2倍という驚愕のアイテムです。
すでにできてしまったシミに確実にアプローチできるポテンシャルを秘めていることは間違いないでしょう!
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強力な美白は敏感肌に負担が大きい
しかし、注意していただきたいのはビタミンCにもビタミンC誘導体にも、高濃度になればそれなりに皮膚刺激があるということです。「薬用ホワイトレディ」では、抗炎症成分のグリチルリチン酸ジカリウムも一緒に配合するという工夫をしていますが、お肌の弱い人が調子の悪いときに使うのはすすめられません。
敏感肌、乾燥肌などのトラブルを抱えている場合には、まずは低刺激の洗浄や保湿などの肌を正常化するケアを優先していただきたいと思います。
<シミに効果のある有効成分>
・アスコルビン酸:ビタミンCの別名で、強い還元性があるので肌の酸化したメラニンを還元して、シミ・黒ずみを薄めることが期待できる。
・Lーアスコルビン酸リン酸エステルナトリウム:ビタミンCより刺激が少ないビタミンC誘導体の一種で、リン酸型は効率よく作用するうえ、浸透性にも比較的優れる。
効果なしの上白斑の恐れまである成分とは?
有名なシミ消し美容液の中には、ほとんどその効果が見込めないものもあります。CMなどで有名な某社のシミ消しクリームには「効果が疑われている」アスコルビン酸グルコシド(有効成分名:L-アスコルビン酸2ーグルコシド)が有効成分として使用されています。
この成分は、皮膚の内部の酵素で分解することができないため、シミを消すような効果を期待することはできません。そのうえ最近では、このアスコルビン酸グルコシドを配合している美容液などの長期使用によって、ロドデノールのような白斑を発症したというケースが少しづつ報告されています。
おそらく角層の浅い部分で分解せず、皮膚の深部まで到達してしまうことが原因と考えられますが(グルコシド結合を切る酵素は皮膚の深部の細胞内には存在しているため)、高濃度で配合している商品には今後気をつけるべきでしょう。比較的安価だからといって、毎日使い続けるとリスクが増える商品があることも覚えておきましょう。
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