泡の洗顔料のメリットと選び方
目次
便利な分だけ割高になるが、おすすめは目や傷口に染みないアイテムを選ぶ
泡ポンプはコスパが悪い?
ボトルを押すと初めから泡で出てくる「泡ポンプ」の洗顔料が人気です。少し前に各社が泡で出てくるボディソープや洗顔料を競って発売し始めたことがありました。泡で出てくるソープは子供たちにも使いやすいですし、大人も使ってもいちいち泡立てる面倒な作業をさなくてよいので嬉しいですね。
しかし、泡で出てくるソープには私たちにとってあまりうれしくないポイントもあるのをご存じでしょうか?それは「コストパフォーマンス(費用対効果)」が良くないということです。
知られざるメーカーの工夫とは?
実は泡洗顔料は、初めから泡立ちをよくするために洗浄剤溶液の濃度が薄くなっています。あなたも経験からご存じでしょうが、洗剤は水を加えなければ泡立ちません。つまり泡ポンプの中身は水で薄められた洗剤液なのです。そのため泡ポンプの洗顔料は通常のペーストタイプやリキッドタイプなどの使用時に水を加えるものと比較して、倍以上に消費が早くなります。
さらに泡ポンプの洗顔料は、容器が特殊な構造でそのコスト分ボトル費が高いです。ボトル費が高くなれば、それだけ内容物そのものの価格より売値は高くなるということになります。泡ポンプは人気ですが、このタイプの洗顔料を購入する際には、まずはこれらのポイントを了解しておきましょう。
今回はこの点もしっかり考慮しつつ、「優秀な泡ポンプ洗顔料」とはどんなものか、その見抜き方を紹介していこうと思います。
選ぶなら目に染みない洗顔料がいい
ネットの口コミやレビューサイトを見ると泡洗顔料は「とても目に染みる」というコメントが多いのに気が付きます。これは泡の質感をよくするために、洗浄液の粘性を増す成分を多めに配合したものが多いからです。その成分の筆頭格が「DPG(ジプロピレングリコール)」です。
GPDは敏感肌には刺激が懸念されています。しかしこの成分の問題点はそれだけではなく、とても目に染みるのです。子供用のソープでも同様の成分が入っている商品をよく見かけますが、目に入ったりすれば大泣きしてしまうでしょう。子供でなくても毎回不快な思いをしなければなりません。
よってGPDが成分表の上位にある泡洗顔料はまず避けるべきでしょう。一般家庭などでも石けんを使用する場合が多いので「洗剤=目に入れば痛い」という固定観念が出来上がっているかもしれませんが、低刺激の洗剤は少量程度目に入っても痛みはありません。
一方で石けんはアルカリ性なので、目に入ると痛むのです。敏感肌用の低刺激の泡洗顔料ならば、目に染みて痛む可能性がより低くなります。アミノ酸系界面活性剤や「酸性石けん」(ラウレスカルボン酸ナトリウム)などの成分が使用されたものを選びましょう。
※DPG(ジプロピレングリコール):安い商品に多用される保湿成分だが、目や肌への刺激を感じる人もいる。
手に入れやすい酸性石けんとは?
「ラウレスー5カルボン酸ナトリウム」「ラウレスー6カルボン酸ナトリウム」などの酸性石けんは敏感肌向けの低刺激洗剤として昨今注目を集めています。しかし現状ではまだ、メジャーな成分ではないため原価が高く市販の大量生産商品ではなかなか実用化できないという問題を抱えています。
しかし泡ポンプタイプなら洗浄成分を薄めて入れられますので、全体的な原価を抑えて商品化が可能となったのでしょう。ロート製薬の「ベビーセバメド フェイス&ボディーウォッシュフォーム」は、ドラッグストアでも購入可能な酸性石けん主成分の洗顔料兼ボディソープです。
過度の脱脂をせず、傷口や目に入っても染みません。「ベビー」とありますが、大人でももちろん使えるさっぱり感重視の低刺激洗浄液です。ただ、難点としてやや匂いが強くGPDのような泡立ちを補助する増粘成分を配合していないので泡立ちがやや緩めです。
それでもドラッグストアで購入できる商品としてはとても優秀な一品です、洗顔料を変えることでそれくらい洗い上がりが違うのかを体験する第一歩として、まずは使っていただきたいと思います。
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