透明感のある潤い肌を取り戻すスキンケア
目次
肌を外側からよみがえらせる化粧品の使い方
美肌に導くための「アウターケア」
クレンジング、洗顔、水分補給、保湿、スペシャルケア、そして仕上げのメイクアップと、あなたは1日にどれくらい肌を触り、いくつの化粧品を塗り重ねていますか?ここから紹介することには、「やってはいけない」ことがたくさん出てきますが、ダメな理由が分かると普段のケアが驚くほどシンプルになります。
色々とスキンケアの手順を省いていくと時間に余裕ができたり、気持ちも軽くなったりといいことづくめです。そしてきっと、今まで自己流で行ってきて、肌トラブルや悩みを相談できなかったあなたのアウターケアの概念が変わると思います。ぜひ実践して自分史上最高の美肌を手に入れてください。
究極のシンプルスキンケアを目指す
肌が本来持つ機能は、どんな高級コスメよりも優秀です。スキンケアの基本は、「洗う」「補う」「守る」です。なかでも一番大切なのは、紫外線や空気の乾燥など害になるものから皮膚を守ることになります。皮膚にはもともと保湿・バリア機能が備わっているので、この機能を守ることが何より大切です。
あなたの皮脂膜や角質は、どんな高級化粧品よりも優秀な働きをしてくれるのです。化粧品にはバリア機能を破壊する界面活性剤が含まれているので、まずはこれを断つことが必要です。少しずつ減らしていきましょう。ゴールはスキンケアの必要のない素肌美人です。肌本来の機能を取り戻すための新習慣を早速始めましょう。
<引き算のスキンケア>
やめていく順番は、まずはクレンジングをストップし、次に乳液や美容液、そしてワセリンと次第に刺激の少ないものに減らしていき、ゴールは何もつけないシンプルケアを目指しましょう。
肌荒れの原因は皮脂の落とし過ぎ
皮膚の内側と外側から守る最高品質の天然クリーム=皮脂です。毛穴から皮膚表面に分泌された皮脂は汗と混ざり合い、皮脂膜となって皮膚の表面に薄い膜上に広がります。この皮脂膜が外界の影響から皮膚を守るとともに、角質から水分が流れ出るのを防いでいます。
皮脂には油、脂肪酸、水(汗)、天然の界面活性剤(微弱なため肌への悪い影響はない)などが含まれ、あまりにも複雑な構造になっていて、とても化粧品として再現できるようなものではありません。過剰な洗顔は、この皮脂膜を洗い流してしまい、ひいては肌荒れの原因にもなりますので即やめましょう。
<自分の皮脂こそが最高の天然クリーム>
皮脂の表面に広がっている皮脂膜によって、肌は外的な刺激から守られ角質層からの水分の蒸発を防いでいる。
(皮脂の天然成分)一例
・スクワレン:10%、トリグリセリド:25%、モノグリセリド・ジグリセリド:10%、ワックス:22%、脂肪酸:25%、コレステリルエステル:2.5%、コレステロール:1.5%、その他:4%
クレンジングをやめてみよう
皮膚を守る昨日までオフしてしまうのがクレンジング剤です。クレンジング剤に多く含まれる界面活性剤には、合成洗剤と同じ作用があるので、洗剤で顔を洗っているのと同じことになります。クレンジングではメイクや汚れ意外に、皮膚を守る皮脂膜や美肌菌、天然保湿因子(NMF)、角質バリアまでもがオフされダメージを受けてしまいます。
スキンケアの引き算の第一ステップは、肌のバリア機能を破壊する合成界面活性剤を断つことからです。洗顔料でメイクも一緒に落とし、クレンジング剤の使用をやめるだけでも肌はかなりよみがえります。肌が乾燥しない、毛穴の開きが解消してなめらかになるなど、肌本来の姿が現れて、その効果のほどが実感できることでしょう。
<肌にダメージを与える界面活性剤>
クレンジングはメイクだけでなく、美肌菌である表皮ブドウ球菌も流してしまいます。バリア機能の回復には少なくとも3~4日は必要となりますので、肌を休ませましょう。
肌にダメージを及ぼす化粧品の成分
今日、日本で使用されている化粧品成分は、8000種類を超えていますがそのうちの30~40%が界面活性剤です。とても覚えられる量ではありませんが、成分をよく見てよくわからないカタカナや数字がたくさん並んでいる場合には、界面活性剤や合成ポリマー、防腐剤が入っていると思っていいでしょう。
<界面活性剤の4タイプ>
◆陰イオン(アニオン型)
(主な用途):洗浄、乳化、可溶化で、石けん、洗顔料、シャンプー、ボディソープなどに含まれる。
(成分の表記例)
☞高級脂肪酸石けん、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウムなどの名前の最後に「~石けん」「~硫酸ナトリウム(Na)」とつくものです。他に、Nーアシルアミノ酸塩、アルキル硫酸エステル塩などがある。
◆陽イオン(カチオン型)
(主な用途):柔軟、帯電防止、殺菌で、トリートメント、コンディショナー、リンス、制汗剤などに含まれる
(成分の表記例)
☞ベンゼルコニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなど、名前の最後に「~クロリド」「~アンモニウム」とつくものです。
◆両性イオン(アンホ型)
(主な用途):洗浄、乳化で、ベビー用コスメ、高級シャンプー、ボディソープなどに含まれる
(成分の表記例)
☞コカミドプロピルベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなど、名前の最後に「~ベタイン」とつくものです。
◆非イオン(ノニオン型)
(主な用途):乳化、可溶化で、化粧水、乳液、クリームなど様々な化粧品に使用されている。
(成分の表記例)
☞ステアリン酸グリセリル、PEGー60水添ヒマシ油など、名前の最後に「~グリセリル」「~水添ヒマシ油」とつくものです。
<増粘剤の種類>
主に合成ポリマー(高分子)が使用されており、「~コポリマー」「~ポリマー」「ジメチコン~」「~クロスポリマー」「カルボマー」などの表記に注視しましょう。0.2~0.3%で十分効力を発揮するので表示順位は後ろの方です。界面活性剤と一緒に配合されると界面活性剤の力を底上げしてしまいます。
◆保湿タイプ:適度な水分を保持して皮膚に潤いを与える。スキンケア製品全般。
(主な成分)ヒアルロン酸Na、コラーゲンなど
◆感触向上:洗浄後の肌、または洗髪中や乾いた髪にしっとり感を与える。ボディソープやシャンプー。
(主な成分)ポリクオタニウムー7、ポリクオタニウムー10など
◆被膜形成:乾くと膜を作り肌や髪を覆う。スタイリング力を調整したり、メイクアップ性能を高める。パック、ヘアスタイリング剤、メイクアップ化粧品など。
(主な成分)ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルピロリドンコポリマーなど
◆感触調整:水に溶けない細かい粉末ですべりをよくする。ファンデーションなど。
(主な成分)ポリエチレン粉末、ナイロン粉末など
<防腐剤の種類>
化粧品の中に雑菌が繁殖して毒性を生むことを防ぐ成分で、パラベンが有名ですがそれ以外にも多数あり、(パラベンフリー=防腐剤不使用)ではありません。
◆パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)
☞エチルパラベン、メチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、イソブチルパラベンなどがあり、原料中にこれらパラベン類が複数含まれていても「パラベン」とひとくくりにして表示されることが多い。
◆ほかに、安息香酸塩、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、ヒノキチオール、フェノキシエタノールなどで、医薬部外品にはパラオキシ安息香酸エステルが含まれる。
☆化粧品全成分表示もルール☆
①すべての成分を記載。②配合量の多いもの順に記載。③原料がすでに混合成分になっているものは、各種構成成分を一つ一つ分けて表示。④着色剤は最後のまとめて表記。
まとめ
肌を守る皮脂やバリア機能を知れば、過剰な洗浄や化粧品によるスキンケアは必要ないことが分かったいただけたかと思います。肌トラブルの原因は、じつはあなたのスキンケアや使っている化粧品にあったかもしれないのです。”やめてみる”引き算のスキンケアであなたの肌はよみがえるかもしれないので、試してみましょう。
化粧品の中身がこんな化学物質だったと知っていかがでしたか?これからは正しい知識を身につけて、化粧品の成分表示や中身を気にして買うことが肌と健康を守ることにつながります。「オーガニック成分配合」や「パラベンフリー」などのうたい文句に流されることなく、しっかりと見極めてほしいものです。
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