美肌のために飲み物と入浴を見直そう
目次
正しい水分補給・入浴が美肌をつくる 基礎代謝上げ血流を良くする運動のすすめ
◇内側からきれいになるために ”飲み物”のヒミツ◇
「水を一日2リットル飲む」はウソ
ペットボトルの飲料が登場し、手軽に持ち歩けるようになったからか冷たい飲み物を通年飲む女性が増えています。その代表的なものがミネラルウォーターで、「水を一日2リットルの飲むといい」という俗説があるのも一因かもしれません。でも誰でも一律に2リットル飲めばいいというわけではありません。
それは、汗の量や運動量などから必要な水分量はひとによって異なるから、水分は喉が渇いたら飲む程度で十分なのです。ところが現代人は水分を取り過ぎる傾向にあり、喉が渇いていないにもかかわらず半ば義務感で飲んでいる人が多いようです。水を飲み過ぎると、胃腸が冷えたりむくみを招いたり、肌の代謝も悪くなるので注意しましょう。
カフェインは美肌の敵
コーヒーや紅茶、日本茶などに多く含まれるカフェインは、神経を興奮させて血管を収縮させるので取り過ぎは身体にも肌にも悪いです。日本人の多くはカフェインの摂取量に無頓着なようですが、一日2杯までにしましょう。また、栄養ドリンクにもカフェインが含まれており、寝る前にカフェインは睡眠に悪影響が出ます。
季節を問わず温かい飲み物がベスト
普段からなるべく温かい飲み物を飲む習慣をつけておくと美肌につながり、そのためにはカフェインを含まないハーブティーがおすすめです。朝は気分がすっきりするミント、日中はビタミンCをたっぷり含んだローズヒップや免疫を高めるエキナセアなどのハーブティーを選ぶとよいです。
また、お風呂上りなどほてった体を鎮めたいときでも冷たいものをがぶ飲みするのは避けて、なるべく常温のものを飲みましょう。夜は眠気を誘ってくれるカモミールがおすすめです。
<しょうがパワーを味方につけて冷え知らず!>
身体を温める食材として知られるしょうが。じつは、漢方薬にもよく使われるほど多彩な効果を発揮する食材です。漢方では、身体を温めて発汗させ、胃腸を整えて吐き気を止めるとされています。料理にしょうがをなるべく使ったり、また紅茶やハーブティーに絞り汁を入れて飲むのもいいでしょう。冷えが気になるときや胃がむかむかするとき、風のひきはじめなどには特におすすめですよ!
◇内側からきれいになるために ”運動”のヒミツ◇
運動習慣が健康的な素肌をもたらす
美肌になるためにはまず健康でなければなりません。健康であるためには”食べる・動く・寝る”の3つが大切ですが、最近の女性は特に残念ながらこのうちの”動く”をもっともないがしろにする傾向にあります。3要素のうち、どれが欠けても健康に離れず、すなわち美肌が遠のいてしまうことになります。
また、パソコンを使う仕事が主流となり一日の大半を座りっぱなしで過ごす女性が増えています。そこで、運動不足が招く体への影響について考えてみましょう。まず挙げられるのが、血行不良による頭痛、肩こり、腰痛などがあり、さらに冷えやむくみそして便秘になる人も多いようです。
身体を動かさずに頭でだけを使っているので、不調に陥りやすく気分も沈みやすくなると言われています。健康面だけでもこれだけの悪影響がありますが、これを美容面で考えると血行の悪化で”くま”ができやすくなり、”むくみ”からセルライトができることもあります。その他に不眠症気味になるとストレスがたまり、”ニキビ”や肌荒れになりやすいのです。これらの肌にとっての弊害を防ぐには運動がいちばんです。
気分爽快!血流も良くなるウォーキングのススメ
運動をするとなるとお金を払ってジムに行ったり、道具を揃えたりと面倒に感じる人も多いようですが、ただ「歩く」だけで十分に運動になります。一日20分程度のウオーキングを週に2回くらいから始めてみてはいかがでしょうか。ただし、だらだら歩いていては効果がありません。
また、革靴やヒールのある靴でのウオーキングは足の変形やむくみの原因になるので不向きです。歩きやすいスニーカーなどを履いて荷物も持たずに、足早に歩くことが肝心です。まったく運動していなかった人が少しでも運動すれば、肌も体調も変わってくるものです。
ウオーキングを習慣にすると血行が良くなるので、熟睡できるようになったり、冷えが緩和されたりします。肌の”くすみ”がとれて、”くま”が薄くなったりという効果も期待できます。ほんの少しでも始めた人から健康と美肌が手に入りますよ。
そのほかオススメの運動3選
1.ジョギング
ウオーキングよりも短時間で血行が良くなるなどの効果が得られる。まずはわき腹が痛くならない程度の速さで10分くらい走る。辛くなったら少し歩いて、また走る。週1回15分行うとよいが、たとえたった5分でもやればやっただけ効果が得られる。
2.水泳
水圧で血行が促されるので効果的で、水中ウオーキングはひざを痛めている人には向いているが、普通の人には軽すぎるので陸上でのウオーキングのほうが良い。
3.筋トレ
腹筋やスクワットなどは筋肉が鍛えられて基礎代謝を上げ、痩せやすい身体をつくる。ポッコリお腹がへこんだり、姿勢が良くなったりといいことづくめなので、運動に慣れてきたらぜひトライしましょう。
◇内側からきれいになるために ”入浴”のヒミツ◇
半身浴神話のウソ
美肌のために必死で半身浴に励んでいる女性が多いようですが、それは半身浴で代謝が上がって痩せやすくなったり、肌がきれいになったりすると世間では信じられているからです。でも、代謝アップのために本当に必要なのは運動です。外から身体を温めるのではなく、自分の力で温めないと代謝は上がらないのです。
半身浴はもともと、肥満や高血圧などの生活習慣病の患者さん向けに推奨されていたもので、家庭内での脳卒中や心筋梗塞などの突然死のほとんどが、浴室で起こっていたからなのです。そのため、血圧を急に変動させないようみぞおちのところまで湯に浸かるのが半身浴の由来でので、若い女性が行うのはナンセンスです。
入浴で毛穴の汚れは落ちない!?
半身浴で汗をかくと毛穴の汚れが落ちるとか、デトックスできるなどといわれていますが、これも正しくありません。そもそも汗は体温調節するためにあるもので、出てくるものといえば水分の中にアンモニアや塩分などの水溶性の排せつ物が含まれている程度です。毛穴の汚れも体内毒素もほとんど汗から排せつされないといわれています。
しかも半身浴で汗をかくのが習慣になっていると、汗腺が活性化されているので夏場などに汗をかきやすくなってしまいます。半身浴もリラックス効果を求めるのなら良いのですが、ほどほどにしないと美容にとってはマイナスになるということです。
本当に肌に良い入浴法とは?
お風呂に浸かると肌がうるおうとか、冷え性が緩和するなどと入浴に過剰な期待を寄せている女性も多いようです。しかし入浴そのものには美肌効果は期待できません。湯船に長くつかっていると肌がうるおった気分になるかもしれませんが、皮膚のうるおい成分であるセラミドなどがお湯の中に溶けだし、かえって感想を招くこともあります。
また、体はポカポカと温まるもののそれは一時的なもので、冷え性が解消することはありません。入浴のメリットは美肌作りに直結するというより、じつはストレス解消や筋肉のリラクゼーションなどの間接的な効果にあります。身体が温まれば筋肉や神経の緊張がほぐれ、ストレスも解消できます。
入浴後の体温降下時は眠りのスイッチが入りやすいときで、入浴して20~30分後にベットに入ると寝つきが良くなります。このようにして質の良い睡眠がとれれば、美肌につながります。本当にいい入浴と「全身浴で10~15分程度つかる」で充分で、何時間も半身浴するよりその分早く就寝した方が肌にとってはいいことなのです。
まとめ
今回は多くの女性が美肌のためと思ってやっているケアを見直してみるきっかけになったのではないでしょうか?どれも医学的な観点から、からだのしくみに沿った健康と美肌をつくるための正しい方法を解説しています。絶対的な正しいものは身体にも個人差があるため一概には言えませんが、理由と効果を知って間違いをただすことが大切です。
自己流のやり方でうまくいかないからこそ、美容やスキンケアについての悩みを多くの女性が抱えています。だからこそ、いままでのやり方を変えることが、美肌への近道なのです。毎日の習慣や努力は、正しいやり方で続けてこそ効果が発揮されるものです。未来の自分の健康と肌を守るために今から始めていきましょう。
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