大人ニキビには漢方薬が効く
目次
大人ニキビを根本的に絶つには漢方薬がおすすめ ホルモンバランスを整えるケア
あなたと同じように、大人ニキビに悩む女性は意外と多いです。正しいケアができておらず、体調不良やストレスなどが原因でたびたび繰り返してしまうのが悩みの種ですよね。でもどうやってケアしたり、予防したりすればいいのか人になかなか相談するのは恥ずかしい。。。そこで、今回はこの多くの人が抱える大人ニキビについてQ&A方式でお答えしていきます。
Q&A 男性ホルモンが多いからニキビができるのでしょうか?
大人ニキビのできる箇所が、あごやフェイスラインなど男性のひげの生える部分にあたるのでそういった噂があるのでしょう。確かにニキビの初期段階の”角化異常”には、男性ホルモンが関わっています。でも本当に男性ホルモンが増えているのなら、毛深くなったり喉仏が出たりと男性化の兆候が体に見られるはずで、男性皆がニキビ肌なわけでもないですよね。
「ニキビは男性ホルモンが多いからできる」とか「血中の男性ホルモン濃度を下げれば治る」などという単純なものではなく、効果も確かではありません。にきびができる原因は複雑で究明は難しいので、わたしたちができる対策は、とにかく生活改善とスキンケアの見直しが最優先になります。
Q&A 皮膚科で受けられるニキビ治療とは?
主に飲み薬(抗生物質やビタミン剤)、塗り薬、漢方薬などの処方がありますが、慢性化した”大人ニキビ”の場合塗り薬だけで治すことは難しいです。なぜなら、ニキビができるときは毛穴がふさがれているので、塗り薬が毛穴の奥まで浸透しないからです。
そこでビタミン剤や抗生物質などの内服薬を併用します。また、ニキビの原因にはホルモンバランスの乱れが関係するため、それを整えたり皮膚の免疫を高めたりする漢方を処方することもあります。そのほかにニキビを早く治し、陥没や色素沈着などのニキビ跡を残さないようにピーリングを行うこともあります。ビタミンC誘導体のイオン導入などを組み合わせると、さらに効果が出やすくなります。
ニキビを根本的に絶つには漢方薬がおすすめ
大人ニキビの原因は様々な原因の積み重ねによるホルモンバランスの乱れなので、体の内側から改善してくれる漢方薬が役立ちます。漢方薬の基本的な効果は、体内のバランスをとって自分自身の持つ自然治癒力を高める点にあります。ニキビ治療の場合は、ホルモンバランスを整えたり、皮膚の免疫力を高めたりする漢方薬を使います。
漢方薬はその人の体質や症状を見ながら処方していくので、同じニキビでも一人ひとり処方はことなります。大人ニキビに悩む女性の多くは”瘀血”(おけつ)体質で、これは簡単に言うと血行不良のようなものです。冷え性や日ごろから頭痛や肩こりがある人、激しい生理痛、イライラのある人は”瘀血”(おけつ)体質の可能性があります。
大人ニキビによく使われる”漢方薬”
◇当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
色白、冷え性でむくみやすい体質の人や整理が遅れがちな人に向いている。
◇加味逍遥散(かみしょうようさん)
頭痛や肩こり、便秘があり、イライラしがちな人や不定愁訴のあるひとにもおすすめです。
◇桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
生理前に肩こりやイライラなどの症状があり、生理痛の重いタイプやのぼせやすく赤ら顔の人に向いている。
◇荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとうゆ)
顔全体に皮脂が多く、赤ら顔で小さいニキビがたくさんできる人、あるいは鼻炎の人にもよい。
◇清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
顔など皮脂の多い部分に、赤いニキビがたくさんできている若い人や男性のニキビに効果的です。
◇十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
背中やおしりにもおできのような痛いニキビができる人向けですが、便秘の人にはこの処方は効かない。
Q 薬局や薬局やドラッグストアで売られている漢方薬でもいいの?
A まずは入手しやすい薬局などで買って試してもいいでしょう。それで効果が感じられない場合は漢方を扱う病院で相談してみましょう。1か月の費用は2000~4000円が目安です。
あきらめない! ニキビ跡を薄くするお手入れ
ニキビ跡と呼ばれるものには大きく分けて、3つあります。
①赤みが残るタイプ
②シミが残るタイプ
③陥没が残るタイプ
①のタイプはニキビが炎症を起こして赤みが出た後に、ニキビが治ってもいつまでも赤みが残ってしまいます。その赤みは何年もあるいは何十年も残って今うこともあるので、早く消すにはビタミンC誘導体の化粧水やイオン導入がおすすめです。
②のタイプは炎症性色素沈着によるもので、何年かかけて消える場合もあれば、そのまま残ってしまうこともあります。日焼けしてしまうと消えにくくなるので、紫外線対策は万全にしましょう。美白化粧品も有効ですが、専門医によるピ-リングを受けるととても早く改善します。
③のタイプは自分で行うお手入れでの改善は困難です。ピーリング、レチノイン酸の塗り薬、各種レーザーを使った治療などが効果をあげています。予算はだいたい10万円が目安になります。
上手につぶせば跡になりにくい ニキビケア
ニキビをつぶしてしまうと跡になりやすい説もありますが、初期段階で心だけを上手に押し出せばかえって早く治ることもあります。その際に注意したいのがつぶし方で、お風呂上がりで肌が柔らかく清潔な状態のときに行います。
薬局などで売られている”コメドプッシャー”と呼ばれる専用器具、あるいは綿棒2本でやさしく押し出してみましょう。上手く出ないようなら無理に強く押すのはやめましょう。皮膚科でも押し出しの処置をしてくれるところもあるので相談してみましょう。
ただし、くれぐれも赤く腫れているようなニキビには、けっして行わないでくださいね。
まとめ
ニキビ対策に”漢方薬”がいいって知っていましたか?
確かに、体の内側からホルモンバランスを整えたり、血流良くするのに昔から使われていますね。体への負担や副作用が少ないことで、体調の改善に取り入れやすいので試してみるといいかもしれません。
特に女性は体質的に血流不良が起きやすい人が多く、ホルモンバランスのコントロールも難しいため、食生活や生活習慣の見直しともにご自身に合ったものを選んでください。大人ニキビは慢性化すると治すのが難しく、跡も残りやすいので、「予防」を重視した毎日のケアを続けることで、理想の美肌を手に入れましょう。
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