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「きれいな手の秘密はハンドケア」~ネイルオイルによる保湿のひと手間~

いつまでに化粧品は使い切ればいいの? おすすめのケア方法

ハンドクリーム

 

 

ハンドクリームの効果をぐっと高める塗り方とは

手は、他の部分に比べて水に触れやすい機会が多く、衣類やメイクでカバーされていないため、外からの刺激を受けやすいパーツです。普段意識していませんが、手が日々受けている刺激は相当なものだと言えるでしょう。また、手は顔に比べても皮脂腺が少ない部分です。

 

元々油分が少ない部分なので、少しケアを怠っただけですぐに指先がカサカサしたり、関節のあたりがシワっぽくなったりしてしまいます。手荒れ予防のためにハンドクリームをこまめに塗っている方もいらっしゃるとは思いますが、「塗り方」については意識しているでしょうか

 

手のひらに取りなんとなくこすり合わせてクリームをなじませているのでは、しっかりした保湿効果が望めない場合があります。塗り方の盲点となるのが手の甲です。色々な作業によく使う指先と手のひらは、カサつくとすぐに気づけるため、クリームをしっかり塗り込む方が多いのですが、手の甲は忘れがちになります。

 

気づいた時にはすでに荒れてしまっていることも少なくありません。そこで、容器からクリームを出したら、まず手の甲に塗りましょう。どんな化粧品でも言えることですが、ローションでもクリームでも、最初に乗せたところに一番濃くたくさんつきます。

 

荒れやすい手の甲を手厚くケアすべく、最初に塗り広げたら指先まで伸ばしていき、最後に手のひらをこすり合わせるのがベストな塗り方です。最後に、毎日手軽にできる手肌パックのやり方をご紹介します。お皿洗いの前に、先ほどの方法でハンドクリームを塗り、その上から使い捨てのビニール製の手袋をしましょう。

 

その状態で41℃前後の暑すぎないお湯で食器を洗えば、適度な暖かさとスチーム効果で手肌が柔らかくふっくらするはずです。

 

 

爪のためを持った「しっかりネイルオフ」が手荒れの原因に!

「ネイルカラーをつけっぱなしにすると爪が呼吸できない」という説があるようですが、これは真っ赤な嘘です。爪は表皮が角化して変化した、いわば死んだ細胞です。神経も血管もなく、もちろん呼吸もしていません。固く乾いたイメージがありますが、肌や髪と同じくタンパク質のケラチンが主成分で、水分率は通常12~16%になります。

 

理想的な肌の水分率が約40%と言われていますから、意外に多い印象です。そして、肌の水分量が低下するとトラブルが続出するのと同様、爪も水分不足になるとツや弾力がなくなり、強度が下がって割れたりします。爪の健康にとって大切なのは、呼吸をさせることではなく、乾燥予防をすることです。

 

爪の水分を奪う最たるものがネイルカラーのリムーバーです。リムーバーは、皮脂を奪う作用のある有機溶剤を約60~90%も含んでいるため、 すべての化粧品の中で一番強力かつ負担も高いと言えると言えるものとなります。爪に呼吸をさせるため、しっかりネイルを落とさなきゃと考えるのは早計です。

 

コットンにたっぷりリムーバーをつけ、ゴシゴシ爪をこすること自体が、ネイルそのものよりも爪に大きなダメージを与える原因になります。ネイルカラーを落としやすくするために、リムーバーを浸したコットンをしばらく爪に乗せておけば、 こすらずスルりとオフできるというテクニックもあります。

 

しかし、その数分の間に爪回りの肌もリムーバーにさらされるため、ささくれになったりしてアレルギー症状を起こしたりする危険性もあります。少し手間はかかりますが、リムーバーができるだけ肌に触れないようにするため、コットンを爪の大きさに切って使いましょう。

 

切ったコットンにリムーバーを含ませ、短時間置いたらすぐに爪表面をすっと滑らせるという落とし方が一番です。また、ジェルネイルは落とせませんが、ネイルカラー落とすだけなら爪への負担が少ない「アセトンフリー」表示のあるリムーバーを選ぶのも良いでしょう。

 

ジェルネイル施術前のひと手間を省くと手が老ける

濡れたようなツヤ感と豊富なデザインで人気が続いているジェルネイル。一度の施術で1ヶ月は楽しめるのが魅力ですが、そのジェルネイルで手が老けてしまう恐れがあることをご存知でしたか?その原因は、ジェルを固める時に手をかざすUVライト。UVでお気づきの通り、あの光の正体は紫外線の一種であるUVA波となります。

 

急激な日焼けや炎症を引き起こすことはありませんが、肌の奥の真皮層にまで届いてダメージを蓄積し、手肌にシワやたるみといった老化現象をもたらす可能性があるのです。何も対策せずにジェルネイルを繰り返せば、気づいた時には手がシワシワ、という事態になってるかもしれません。

 

そんな悲しい手にならないためには、ジェルネイル前に手に日焼け止め、それもUVA波をカットするPA値の高い日焼け止めをつけることが大切です。プラスの記号で表示されるPAはプラス 表示が4段階あり、プラスの数が多いほどUVA波カットの効果が大きく高くなります。

 

片手につき、クリーム状ならパール粒大、液状なら100円硬貨大を目安にしっかり塗りましょう。また、LEDライトを使うサイロンを選ぶという手もあります。LEDの光は紫外線と比べて手肌への影響がぐんと少ない上に、照射時間も短縮できるので、爪の健康を守るという点からもおすすめできます。

また、ジェルネイルは塗装の前に爪を削るため、時にはセルフネイルにするなど、ジェルネイルを休む時間を作ることも大切でしょう。どうしてもジェルネイルをしたい場合は「パラジェル」がおすすめです。爪をつける時も落とす時も削らずにできるので、爪への負担を最小限に減らすことができます。

 

どちらにせよ、ジェルネイルを落とした後はオイルなどで保湿をすることを忘れないでください。

 

ネイルの仕上がりが変わるネイルボトルの扱い方

ネイルサロンでのケアがお手入れの定番となっている方の中には、ネイルを「自分で塗るとキレイに仕上がらないのがイヤだ」「不器用でうまくネイルが塗れない」という方もいらっしゃると思います。でも、ネイルがキレイに塗れないのは不器用だからではないかもしれません

 

ネイルボトルの扱い方を少し変えるだけで、セルフネイルがサロン並みの美しい仕上がりに変わる可能性があります。ネイルカラーは時間を置くと着色剤の部分が容器の底に沈んでしまいます。長時間ネイルボトルを放置していると、そこに溜まった着色剤が固まってしまう場合もあります。これは経験からご存知の方も多いと思います。

分離したネイルをそのまま使うと、均等の配色で爪に塗ることが困難になってしまうため、使用前にネイルボトルをしっかり振るという方がいますが、実はこれがネイルがキレイに塗れない原因です。ボトルを振ることで中の分離はなくなりますが、ネイルカラー液の中に小さな気泡ができてしまいます。

 

この気泡ができたままのネイルカラーを爪に塗れば、爪に塗った部分にも気泡ができてしまい、仕上がりがぶつぶつとした見栄えの良くないものになってしまうのです。このような事態を避けるため、ネイルボトルは手のひらで優しく転がすようにしましょう。

こうすることで、気泡を作らずに分離を解消できるだけでなく、手の温もりが容器を通してネイルカラーに伝わり、ネイルカラー液の伸びも良くなるのです。結果、セルフネイルをムラなくキレイに仕上げることができます。また、省きがちなベースコートですが、これはできる限り塗るようにしましょう。

爪表面の凹凸がなくなり、仕上がりが滑らかになるだけでなく、ネイルカラーの着色剤による爪への色素沈着も防ぎ、爪自体の色をキレイな状態で保つことができるのです。

 

化粧品のおすすめの使用期限とケア方法

メーカーや種類にもよりますが、一般的には化粧品の使用期限は未開封3年、開封後1年が目安となります。ただし、メーカーアイテムはそれより早く使い切りましょう。よく使う化粧品の開封後のおすすめの使用期限と、化粧品をキレイに使うためのケア方法をお伝えします。

アイライナー・マスカラ

 ☞3か月以内がおすすめで液にツヤがなく乾燥してきたら新しいものに。また、マスカラはブラシを抜いてカスが出てきたら買い時です。

 

アイシャドー・チーク

 ☞1年以内がおすすめで付属のブラシやチップを使ったら、ティッシュで拭いて皮脂をオフ。ブラシもチップも3か月に一度は中性洗剤を使って洗い、しっかり乾かします。

リキッドファンデーション・下地

 ☞6か月以内がおすすめでスポンジはこまめに洗うこと。薄めた台所用中性洗剤でもみ洗いし、ヌメりがなくなるまですすぎを

 

口紅・グロス

 ☞6か月以内がおすすめで直塗りした場合は、唾液による菌の繁殖を防ぐため、口紅の表面やグロスのチップをティッシュオフ。

マニキュア

 ☞1年以内がおすすめ。分離したものはフタを閉めて優しく転がすこと。

 

日焼け止め

 ☞6か月以内がおすすめで紫外線に当たると効果がなくなるので、日に当たらない場所で保管し、できる限り早めに使い切るように意識しましょう。

 

<捨てるアイテム見極めの3つのポイント>

 製造から3年以上品質が安定している化粧品には、使用期限が記載されていないものもあり、いつまで使えるかわからなくなることもしばしば、化粧品を捨てるべきか迷った時には、次の3つのポイントをチェック!①分離している(元々分離しているタイプは除く)②酸っぱい匂いがする③変色しているどれか1つでも当てはまれば、「化粧品の捨て時」です!

 

次回、「肌悩み別化粧品の使い方」~つらい肌トラブルその原因とは?~

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