「ナチュラルメイクを実現するアイメイクのポイント3つ」~やってはいけないアイシャドウ~
目次
軸モノのアイテムは大手メーカーのセカンドラインがコスパ優秀
アイシャドウのやってはいけない使い方
「ナチュラルに見せるならやっぱりブラウン系」「今年流行のピンク系でまとめたい」と、メイクの仕上がりイメージで選ぶことの多いアイシャドウですが、それが自分の目の印象に合ってるかどうかとなると話は変わってきます。いくら流行っていても絶対にやめておいた方が良い目とアイシャドーの組み合わせというものも残念ながらあるのです。
その判断材料にしていただきたいのがまぶたです。まぶたが厚めでぽってりしている方は、ベビーピンクのような薄いパステルカラーのシャドウはパスした方が無難です。淡いカラーはもともとぽてっとしたまぶたをさらに膨張させてしまい、目元の印象がぼんやりしてしまいます。
まぶたが厚めの場合は、カーキやグレー系などのクールな印象のカラーを選べば失敗がありません。パステルメイクにトライしたいなら、目の際にややダークな引き締めカラーのラインをプラスしてみましょう。まぶたが薄かったり、まぶた部分がくぼんで見える方は、濃淡をつけたアイメイクやダークカラーを避けて。影ができて凹凸をより強調してしまいます。
オレンジ系やピンク、ブルーなどのパステル調の色や、パールの入ったホワイトをまぶた全体に入れれば、光の反射で凹凸が少なく見えるのでおすすめです。お仕事などで落ち着いた印象に仕上げたい時は、なるべく淡いトーンのベージュなどを選び、アイラインは極細に入れる程度にしましょう。
まぶたに合わせたシャドー使いのコツを知っていれば、残念メイクになることはありません。自分に合った好感度の高いアイメイクを楽しみましょう。
アイライナーとアイブロウはプチプラコスメを
「化粧品はどんなアイテムでも、とりあえず高価なものを使っておけば品質は間違いないはず」と思っていませんか?ただ、アイライナーとアイブロウに関しては、この考えは通用しないことがほとんどです。なぜなら、この2つのアイテムに関しては、高価なコスメもプチプラコスメも品質は同程度のことがほとんどだと言えるからです。
コストパフォーマンスの面も合わせて考えれば、プチプラコスメを活用するのが賢い化粧品の使い方でしょう。なぜ、高価なコスメとプチプラコスメの品質が同程度のことが多いと言えるのか。その答えは化粧品製造の現場にあります。アイライナーやアイブロウは軸物と呼ばれる化粧品です。
「軸物」とは化粧品業界の用語で棒状のコスメのことで、実はこの軸物は高価なものでもプチプラコスメでも、メーカーを問わず同じ工場で製造されていることが多いのです。軸物コスメの製造には莫大な投資が必要になります。ペン先の形を少し変えるだけのわずかな仕様変更でも、新しい機械を用意する必要があるほど製造に費用がかかります。
だから、各化粧品メーカーは自社で軸物を作ることはほとんどありません。軸物専用のOEM(他社ブランドの製造をする企業)に製造依頼をすることが多いのですが、実は軸物のOEMは日本国内には数社しかないので、 高価なコスメもプチプラコスメも工場が同じ可能性があり、品質に大きな差が出ないと言えるのです。
安価な軸モコスメの中でもオススメなのが、フォーク型や極細筆など新しい軸物が充実している大手ブランドのセカンドラインになります。生産量が多いセカンドラインであれば、軸物のOEMと金型などを共同開発し、 新しい製品を次々と製造することができる上に、新しい軸物の扱いが多いのはそれだけ軸物に力を入れているということの証明になります。
費用を上手に節約し、化粧品を使いこなしましょう。
ナチュラルだけどしっかりメイクを実現するアイメイク3つのポイント
「目は心の鏡」「目は口ほどにものを言う」なんていう言葉もあるように、印象を大きく左右するパーツだからこそ、つい力が入ってしまうのがアイメイクです。アイシャドウ、アイライナー、マスカラと、手持ちのアイテムを日々フル稼働させている方も多いことでしょう。
あれこれ塗り重ねた結果、頑張っている感が強調されすぎてしまい、納得のいく仕上がりになっていない方もいるのではないでしょうか。そこで、しっかり重ねているのにナチュラルさを損なわないアイメイクのテクニックをお教えします。まずは、アイライナーです。
先にお伝えした通り、ペンシル→リキッドの順番で重ねれば、きちんとメイクしているけれど自然な目元を作ることができます。肌なじみの良いペンシルタイプでベースを作ると、リキッドのラインがキレイに乗り、目元にツヤが出るからです。逆にすると、せっかくのリキッドのツヤをペンシルが消してしまうことになります。
次はマスカラです。ボリュームを出すために、つけては乾かして重ね塗りを繰り返す方がいますが、これはダマになったり、まつげとまつげがくっついてしまったりする失敗の元です。1本1本が濃くすっと伸びたまつげは、つけたマスカラが乾く前に塗り重ねることで作れます。
マスカラが乾いてしまうと、1度束やダマになったものは元に戻らなくなります。重ねる時は続けてテンポよくつけていきましょう。そして束やダマにできができたら、乾く前にコームで溶かしましょう。最後はアイシャドウです。ナチュラルに見せるテクニックとしてはグラデーションが有名ですが、ここで大切なのがシャドウを塗る範囲です。
よくまぶたしか塗っていない方も見かけますが、眉下までのアイホール全体に塗ると目が大きく見え、グラデーションも自然に上がり仕上がります。これら3つのメイクを使いこなすことさえできれば、自然でありながら印象的な目元を演出できます。
次回、「唇をやさしく、美しく彩る口紅選びとは?」~色選びには肌のベースの色を考えて~
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