「過去」が未来をつくるから、「今」が未来をつくるに

 

習慣で人生を変える

美人マインドを作り、自分のゴールを決め、自己分析から演出方法を考える。ここまでの話を通して読んだ方にはきれいになるために必要な条件がどんどん揃ってきていると思います。そこで、ここからは美を引き出してきた人たちみんながやっている美を作るルーティンをお話ししていきます。

行動に移すときのポイントは「習慣化」です。今を変えると、少し先の未来が変わり始めます。まずは継続あるのみです。続けるために必要なことやコツを解説していきます。

 

 

思ったことが現実になる

少しずつお伝えしておりましたが、きれいになるためにはまず思考の癖を変えることがとても大事です。なぜなら、人間には自分の思考を現実にする力があるからです。人間の脳は脳内で占められている割合（脳内シェア率）が多い思考を叶えようとする習性があると言われています。

 

例えば、だらだらとスマホを見ることをやめたい人が、「やめたい」と「見たい」で葛藤する場合、脳内で多く占めている方の行動を取りやすいからです。やめたいよりも見たいと思っている割合が多いと、行動はスマホを見ることを選んでしまいます。

 

「変わりたい、でも。。。」と「でも」ばかり考えていると、変わりたいの脳内シェア率が下がり、行動は「でも」（変わらない）を選んでしまうのです。だから、「変わりたい」→「もし変われたら」→「変われそう」というように、未来につながる思考にしていく必要があります。

 

考え方をすぐに変えるのは難しいことですが、これまで美しくなっていった人をたくさんみてきた経験から言えるのは、「私なんて」というマインドを「私でも」→「私だから」というポジティブアクションに変えることは絶対にできます。もし、不安だったり、自信がなかったりするなら、そんなあなただったからこそ、やる意味があります。

 

なぜなら、「私なんて」には「私にしか」になるオンリーワンのヒントが詰まっているからです。そして、自分の未来をポジティブに変えて捉えて「行動」に移せる人は必ず成長します。

 

 

思考と行動を一致させる

結果に大きく影響するのは、実力や生まれ持った条件ではないと言われています。自分の「今の思考」が結果に大きな影響を与えています。脳は常にあなたの理想を叶えようとしてくれています。そして、あなたの体を動かしているのもまた「脳」なのです。

 

全世界で１億部突破のベストセラー「思考は現実化する」の著者であるナポレオン、ヒル博士は、思考や感情をコントロールできなければ、行動はコントロールできないという様子を残しています。例えば、「私にはできないだろうな」と思ってる人の場合、「脳は失敗してあげた方がいいのかな？」と思う。

 

実際に失敗すると、「ほら、やっぱり」と本人も納得します。逆に成功していても「いや、これはたまたまだ。次はうまくいくはずがない」と思ったりする。すると脳は「あれ、やっぱり失敗した方がいいのかな？」と思い、失敗するような行動を取らせます。

 

失敗が現実になると「ああ、やっぱり」と本人が納得するので、脳もやはりこちらが正解だったと判断し、次からも失敗に導くようになるのです。このように、脳は常に思考と行動を一致させようと働くものなのです。よって、ネガティブな思考を持っていると、ネガティブな現実が叶いやすくなってしまうのです。

 

そんなネガティブな循環に巻き込まれないためにも、日々の行動や思考をポジティブなマインドやポジティブアクションに変換してみましょう。

 

「共感」と「共有」が人と人気を呼び込む

思考をポジティブに変えていく上でおすすめなのが、日常の中でポジティブプロモーションをすることです。ポジティブプロモーションとは、ポジティブな言葉や態度で自分を演出して、周りの人にポジティブなイメージを印象づけることです。
ネガティブな行動は、自分の考え方や気持ちだけの話ではなく、実は自分以外のプロモーション活動にもなっていることを自覚しましょう。

そして、そのイメージは人生にも影響します。物事に肯定的で前向きに発信することは「ポジティブプロモーション」、物事に否定的で後ろ向きに発信することは「ネガティブプロモーション」と言います。

 

 

ＳＮＳもポジティブプロモーション

ＳＮＳはポジティブプロモーション、ネガティブプロモーションどちらの影響も顕著に出やすいので注意が必要です。仕事や彼氏の愚痴、自分のダメな部分や暗い気持ちをＳＮＳに呟いていませんか。あるいは、誰かを誹謗中傷するようなことを書いたことはないですか。これはネガティブプロモーションの典型です。

吐き出すことでスッキリしたい、あるいは誰かに共感してほしいという気持ちで発信しているかもしれません。しかし、それを見た人は気持ちよく思っていないことの方が多いのも事実です。ネガティブな投稿を見た人は、自分もこう思われているのかな自分のことも悪く書かれているんじゃないかなと不安を感じてしまいます。

 

ＳＮＳは不特定多数に向けて発信するもので、日本に限らず全世界の人に見られているものという意識を持つことが大切です。特に画像は取り扱いには注意し、一時的な感情から画像投稿してしまうと、それを面白おかしく受け取った人が投稿を保存して、最悪の場合拡散されて広まってしまします。

 

そうなってしまうと、投稿を消しても２度と消せないデジタルタトゥーとしてインターネット上に残り続けてしまいます。ネガティブな発言は、せめて鍵付きのアカウントでするなどして自分の中で消化するか、誰にも見られないところに吐き出すことがいいでしょう。

基本、ＳＮＳはポジティブプロモーションの場として活用することを意識しましょう。今は、たった１つの投稿をきっかけに自分のファンができることもあります。ＳＮＳは、リアルな場では出会えない不特定多数の人に向けて自分の魅力を伝えられるツールでもあり、仕事にもプライベートにも有効活用できる便利なものでもあります。

自撮り写真を載せたり、これからの夢について熱く語ったり、お気に入りのコスメを使って自分なりのメイクや美容方法を紹介したりと、誰かと比べなくても、うまくなくても、そのままの自分を投稿すれば、あなたに共感する人たちが集まってきて、憧れられる側になられるかもしれないのです。

むしろ、あなただからこそ共感されるかもしれないし、あなただからこそできることがみつかもかもしれません。ＳＮＳはそんな夢のある場所です。何を書けばいいか、どんな写真をアップすればいいかわからなかったら、まずは好きなアカウントを見つけて真似することから始めましょう。学んだエッセンスに自分らしさを加えていけば、唯一無二のアカウントになっていくはずです。

 

次回、「美しさは褒められることでつくられる」～美の貯金をする褒められノート～